手塚本人も参加したオリジナル・カラー版「鉄腕アトム」がニューHDマスターでBD-BOX化

キングレコードのサイト内でBD-BOXの画質比較映像が公開されている
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　キングレコードは、手塚治虫自身が脚本、演出などを手がけ、'80年からテレビ放送されたオリジナル・カラー版「鉄腕アトム」をニューHDマスターでBlu-ray BOX化。上巻を2013年12月11日に、下巻を2014年3月12日に発売する。価格は各21,000円(税抜き20,000円)。

　オリジナルフィルムからのニューテレシネを実施。ソニーPCLにて編集を行ない、約1年に渡るHDリマスタリング作業の末に「ハイビジョン時代にふさわしい画質」になったという。なお、キングレコードの特設サイトではリマスター前後の画質比較映像を公開している。

　さらに、BD-BOXの発売を記念し、英語版音声も収録している。ただし、第1話と第2話には英語音声が存在しないため、メニューで英語音声を選択しても、日本語音声が再生される。

　ディスクは上下巻どちらも4枚組で、上巻には1話～26話までを、下巻には27話～52話までを収録する。各話は約24分。

　上巻には新編集の24ページ・フルカラーブックレットを封入。'80年版「鉄腕アトム」誕生までの経緯や魅力の紹介、手塚プロ・松谷孝征社長とアトム役・清水マリさんの対談、主要キャラクター紹介、関係者インタビューなどを掲載している。

　下巻には特典DVD-ROMを同梱。「デジタルライブラリー・オブ・オリジナルカラー版 鉄腕アトム」と名付けられており、手塚本人のアニメ制作資料を収録。直筆シナリオ(基本構想・第52話)、直筆絵コンテ(オープニング・第1話・第26話)、各話設定(24話分)、シナリオ(5話分)、キャラクター設定を収録する。

オリジナル カラー版 鉄腕アトムの特徴

　'63年制作のモノクロ版「鉄腕アトム」のリメイクで、手塚治虫本人がカラー版へのリメイクを望み、脚本、絵コンテ、演出、原画でスタッフとして参加。エピソードの内容も現代的にアレンジされている。また「アトム対アトラス」という善と悪の明確な対立をシリーズとして9本挿入している。