GRADO、新設計磁気回路のレコードカートリッジ「The Reference 2」など8製品

　ナイコムは、GRADO製アナログレコード用カートリッジの新製品として、「Reference 2シリーズ」と「Statement 2シリーズ」の各4モデル計8製品を、12月1日に発売した。価格は、シリーズ最上位の「The Reference 2」と「Statement Reference 2」が各160,500円。その他にもMaster 2/Sonata 2/Platinum 2の3モデルを両シリーズで用意し、価格は37,500円～107,000円。

Reference 2シリーズ/Statement 2シリーズ(筐体は全モデル共通)

　手作業で削り出されたオーストラリア産の最高級ジャラ材を筐体に使用したアナログレコード用カートリッジ。ジェネレーター/スタイラス機構は交換できない仕様で、新設計の磁気回路を1つの塊とすることでシャーシのレゾナンスを大きく低減させているという。2シリーズで出力電圧が異なり、Reference 2シリーズは4.8mV、Statement 2シリーズは1mV。

　針先には特別生産のダイヤモンドチップを使用。シリーズ最上位のReference 2とSonata 2は天然楕円体ダイヤモンドを、Master 2/Platinum 2には人工楕円ダイヤモンドを使用している。

　Platinum 2/Sonata 2には、再設計された4ピース・OTL(Optimized Transmission Line)・カンチレバー・テクノロジーを採用して軽量化。ボイスコイルにはUHPLC銅線(超高純度ロング・クリスタル)を使用している。

　周波数特性は、両シリーズのReference 2/Master 2が15Hz～60kHz、Sonata 2/Platinum 2が15Hz～55kHz。共通仕様として、適合針圧は1.5～1.9g。チャンネルセパレーションは30dB。適合負荷は47kΩ。インダクタンスは30mh。出力抵抗は600Ω。重量は10g(ネジ含む)。