「ニュー・シネマ・パラダイス」“美麗画質”化。デジタルレストアBD-BOX

　アスミック・エースは、映画「ニュー・シネマ・パラダイス」を公開25周年を機にデジタルレストアしたマスターによりBlu-ray BOX化した「ニュー・シネマ・パラダイス [インターナショナル版&完全オリジナル版]デジタル・レストア・バージョン」(品番：ACXF-10936)を2016年4月6日に発売する。価格は6,500円。販売はKADOKAWA。

ニュー・シネマ・パラダイス [インターナショナル版&完全オリジナル版]デジタル・レストア・バージョン

　本編124分の「インターナショナル版」と、174分の「完全オリジナル版」の2枚の本編ディスクをセットにしたBD-BOX。インターナショナル版は、既発売のものと同内容の新規マスターを使用、完全オリジナル版は初のBlu-ray化となる。デジタルレストアで「美麗画質で蘇る」と高画質を強調している。

左が既存マスター、右がデジタルレストア版

　また、インターナショナル版、完全オリジナル版ともに、同作品のBlu-rayでは初の日本語吹替を収録。インターナショナル版については、2000年発売のDVD以来の吹き替え収録となる。また、インターナショナル版には、初の5.1chイタリア語音声も収録。エンリコ・モリコーネによる、テーマソングも高音質となり、「ラスト・シーンもさらに感動的」としている。

　過去のBD/DVDに収録していたインタビュー集や予告編集など、約40分の特典をSD画質で収録。また、ニュー・シネマ・パラダイス公開25周年に際し、海外で制作された劇場用トレイラーも新規に収録した。

ストーリー

　戦後間もないシチリアの小さな村。この村の唯一の娯楽はパラダイス座という映画館。少年トトも母親の目を盗んで映画館に通い詰めていたが、彼の心を魅了したのはフィルムの宝庫である映写室と、それを操る映写技師のアルフレードだった。頑固者のアルフレードは、映写室という聖域からトトを追い出そうとするが、やがてふたりの間に不思議な友情が芽生えていく……。

　公開は1984年。監督・脚本はジュゼッペ・トルナトーレ。音楽はエンリコ・モリコーネ。出演は、フィリップ・ノワレ、サルヴァトーレ・カシオ、マリオ・レオナルディ、ジャック・ペラン、アニエーゼ・ナーノほか。

　なお、インターナショナル版と、完全オリジナル版の単品Blu-rayも同日に発売。価格は各3,800円。