3月のビデオソフト売上は前年比89.2%で、レンタルBD/DVD好調。JVA発表

　日本映像ソフト協会(JVA)は10日、2016年3月度のビデオソフト売上速報を発表した。ソフト全体の売上金額は192億1,700万円と高実績ながら、前年同月も高い実績だったために前年同月比89.2%となった。1～3月の累計では前年同期を上回り、前年同期比で101.2%となった。3月の売上本数は同101.7%の644万7,000枚。

　2016年3月のBDビデオ全体の売上金額は前年同月比86.8%の75億7,700万円で、数量は同105.4%の164万1,000枚。ビデオソフト全体におけるBDの金額構成比は39.4%で、数量の構成比は25.5%。内訳は、販売用の売上額が前年同月比84.1%の70億8,900万円、数量は同90.7%の130万枚。レンタル店用は売上額が同165%の4億6,700万円、数量が同273%の33万3,000枚。

　DVDビデオ全体の売上額は前年同月比90.8%の116億4,000万円。数量は同100.4%の480万6,000枚。DVDビデオの内訳を見ると、販売用DVDは前年同月比80.6%の64億3,800万円、数量は同80.8%の206万5,000枚となった。レンタル店用は売上額が同106.2%の49億6,100万円、数量は同124.5%の272万1,000枚。

　今回は販売用BD/DVDの売上金額が前年同月から2割近く割り込んでいるが、レンタル店用BD/DVDの売り上げはいずれも前年同月を上回り、レンタル店用DVDについては前月、前々月や'15年を通じて最高実績となった。

　2016年3月度の新作BDビデオは、販売用が前年同月比107%の338タイトル、レンタルは同125%の20タイトル。新作DVDは販売用が同105.2%の564タイトル、レンタルは同83.9%の406タイトル。