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シン・ゴジラや逃げ恥人気で、3月ビデオ売上は202億円。年末除き2年ぶりの好調
2017年5月15日 20:07
日本映像ソフト協会(JVA)は9日、2017年3月度のビデオソフト売上速報を発表した。ソフト全体の売上金額は前年同月比105.2%の202億1,000万円で、売上本数は同100.1%の645万3,000枚。映画「シン・ゴジラ」やTVドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」などの話題作が売上に大きく貢献した。単月実績の200億円超えは、年末商戦期の12月を除くと’15年3月以来となる。BD(UHD BD含む)とDVDの売上金額の割合は44.2:55.8。
2017年3月のBDビデオ全体の売上金額は、前年同月比118%の89億4,000万円で、数量は同105.9%の173万8,000枚(いずれもUHD BD売上を含む)。ビデオソフト全体におけるBDの金額構成比は44.2%で、数量の構成比は26.9%。内訳は、販売用の売上額が前年同月比119.6%の84億7,900万円、数量は同115.7%の150万4,000枚。レンタル店用は売上額が同93.1%の4億3,500万円、数量が同68.7%の22万8,000枚。
DVDビデオ全体の売上額は前年同月比96.8%の112億7,000万円で、数量は同98.1%の471万6,000枚。内訳を見ると、販売用DVDは前年同月比112.4%の72億3,600万円、数量は同92%の190万枚。レンタル店用は売上額が同79.2%の39億3,000万円、数量は同99.1%の269万7,000枚。
雑誌・コミックなどに付く「特殊ルート」ビデオソフトは、BD売上額が1,700万円で、数量は4,000枚。DVDが2,600万円で、数量は7万2,000枚。
BD/DVDの販売用の合計売上は前年比116.2%の157億1,500万円で、2ケタ伸長となり、両フォーマットとも高い売上実績を記録した。レンタル用の合計売上は43億6,500万円と高実績だったが、前年の'16年3月の実績が年間最高実績だったため、前年同月比は80.4%と割り込んだ。
2017年3月の新作BDビデオは、販売用が前年同月比97%の328タイトル、レンタルは同80%の16タイトル。新作DVDは販売用が同119.5%の674タイトル、レンタルは同114.8%の466タイトル。