スタパ齋藤、「プロジェクター熱」再燃!! 自宅でイロイロな使い方が楽しめる 「ポータブル超短焦点プロジェクター」がスゴすぎるっ!!

この小型プロジェクター、活用幅がスゴ~く広いっ!

最近、ある製品を知ったワタクシ。ソニーのポータブル超短焦点プロジェクター「LSPX-P1」です。内蔵バッテリーでも使える片手で持てるほどの小型プロジェクターなんですけど、スマートフォンやタブレットの映像を手軽に投影できたり、もちろんビデオレコーダーやPCなどの映像も映し出せたり、さらにはポンと置くだけで壁や机上に映せたり。投影できる映像サイズは22インチ相当~80インチ相当まで。小さくも大きくも映せる感じです。しかも高画質♪

この「LSPX-P1」を知った途端、ワタクシ内部の「プロジェクター熱」が再燃しまして。いや、以前からプロジェクター欲しいナ~と思っていてイロイロ探したんですが、なかなか納得できる製品がなくて……多くの製品はミョーに大きくて大げさで、な~んか邪魔。小型の製品もありましたが、サイズの代わりに性能や機能は諦めてネって感じで、ちょっと力不足。「でもこのLSPX-P1なら!」とピンと来ちゃったわけです。

まず、とてもコンパクト。本体は内蔵バッテリーでも使えますし、スピーカーも内蔵されていて、スマートフォンや外部機器との接続はワイヤレス。外観もキレイで「まさかプロジェクターだとは!?」と思いがちな洗練されたデザインです。「小綺麗な小さな箱をポンと置く程度でプロジェクターを利用可能」というスマートさに、スゴ~く惹かれました。

ポータブル超短焦点プロジェクター「LSPX-P1」と、ワイヤレスユニット「LSPX-P1」

LSPX-P1の上部

  • フロント部分

  • ワイヤレスユニット

そして、肝心の「活用幅」も広そうです。ワタクシが具体的に想定した使い方は、まず、場所を問わず手軽に「ノートPCのデュアルモニター環境」をつくれそうだということ。出張に小型ノートPCをよく持って行きますが、画面が小さくて仕事効率がイマイチよくないです。でもプロジェクターの追加で手軽に「デュアルディスプレイ環境」が使えたら、いつもと同じように仕事が捗るハズ!

それから、もちろん映像の鑑賞。ビデオレコーダーなどとつないで映画やドラマを観るのはもちろん、スマートフォンやタブレットの中にある写真や動画を映し出せるので、より豊富な映像コンテンツを楽しめるハズ!

スマートフォンとPCと一緒に試してみました

それから、趣味や生活にも役立ちそうです。たとえば電子書籍を投影して大きな文字で読むとか、写真を映してそれをトレースしてイラストを描くとか、キッチンでレシピを大きくプロジェクションするとか、イロイロできまくりなハズ!

さらに、最近ではスマートフォンやタブレット用のアプリとして、演出系の映像を再生するものも多々。癒し映像や環境映像として、そういう「何となく観て楽しめたり落ち着けたりする映像」を壁とか机に映し出せば、きっとイイ感じ、のハズ!

というわけで、早速ポータブル超短焦点プロジェクター「LSPX-P1」を使ってみました。そしたら! コレがイイんです♪ 何この手軽さ! しかも活用幅広っ! ポータビリティも秀逸! こ~れはキてます! ってコトで、欲しい物リストの最上位にイキナリ「LSPX-P1」がランクイン。購入まで秒読み段階ですが、さておき以降、ワタクシが体験した「LSPX-P1」の便利さ楽しさをご紹介してみたいと思います♪

使わないときもインテリアにマッチしてイイ感じです♪

パーソナルユースが快適&楽しい♪

手軽&コンパクトに使える「LSPX-P1」は、個人的な楽しみや利便をグッと増幅させてくれます。用途としては、これはアイデア次第で「何でもアリ」なんですが……ワタクシが試したトコロで例を挙げてみましょう。

まず単純なところで、大画面での動画鑑賞。「LSPX-P1」が投影できるサイズは22インチ相当~80インチ相当ですので、ひとりで観るなら30インチくらい、家族みんなで観るなら50インチ以上など、設置位置(壁との距離)で自在にサイズを変えられます。最大サイズで投影する場合でも、壁から約28cm離すだけ(最小サイズなら壁に密着)ですので、一般的なプロジェクターのように置き場に苦労することが全然ナイというのが好印象です。壁との距離を変えるのも片手で収まるのでスイスイできちゃう感じなので、無駄に動かして画サイズが変わるのを楽しんでみちゃったりもします。

22インチ~80インチが投影できます。壁から少し離して置いてみるとこんな感じです

ちなみに、別売のフロアスタンド「LSPX-PS1」を使えば、テーブルや棚がない場所にもプロジェクター「LSPX-P1」を置くことができるようになり、設置の自由度が飛躍的に高まります。またこのフロアスタンド、給電(充電)もできますし、マグネット構造でプロジェクター「LSPX-PS1」の脱着も容易です。セットで使えばより便利&活用幅が広がると思います。殺風景なただの壁に、このスタンドと「LSPX-P1」を置いて美しい景色や絵画を表示しておくなんて素敵ライフも演出できちゃいます。

マグネット構造でスタンドへの脱着もカンタンです

  • 装着したところ

  • こんな感じで投影できます

さて、映し出す映像は、まあ何でもアリ。同梱のワイヤレスユニットがあるのですが、それをブルーレイディスクレコーダーやテレビチューナー搭載機器につないて、横に置いておけば映画やオンラインのコンテンツを楽しむことができます。しかもワイヤレスユニットと「LSPX-P1」はワイヤレスなのでレコーダーが置いてあるリビングにワイヤレスユニットを置いて、テレビや映画を寝室で楽しむなんてこともアリ。ビデオカメラとつないで撮った動画を大画面で再生するのも楽しいです。ネット配信動画を再生できるセットトップボックスと組み合わせて、オンデマンドなミニシアターを楽しむのもアリです。とくに「テレビがなかった部屋でもそういう使い方ができる」というのが、実際使ってみて「あ~ら便利♪」と思う大きなポイントだったりします。

最近では、ネットで多種多様なミュージック・ビデオも楽しめます。メジャー系もインディーズ系も、突然登場する全世界的人気者映像も。そういった、スマートフォンなどで観られる動画を「LSPX-P1」にキャストすれば、いつもとは違った場所&画面サイズで無数の動画を楽しめます。なお、「LSPX-P1」はスクリーンミラーリング(Miracast)に対応していますので、(Miracast対応の)スマートフォンなどの画面を直接的にプロジェクションする感覚で利用可能です。

寝室にテレビが無く、眠る前に動画などをスマートフォンの小さな画面で見ることも多いと思いますが、壁に投影したものを寝っ転がりながら楽しんだりできます

それから、Kindleなどの電子書籍やウェブページの表示。スマートフォンやタブレットで電子書籍やネット情報を見ていると「表示が小さいな」と思うことがありますが、「LSPX-P1」なら「スマートデバイスの表示ではアリエナイ大きさ」で投影可能。個人的には「LSPX-P1」でマップを表示して思いを馳せるのが大好きです。最近ではマップの平面表示に加え、地形や建物などを手軽に立体表示できるようになりましたので、楽しさもひとしお♪ 部屋にいながら外出気分を味わえる楽しい感覚です。

Google マップを見ているだけでも楽しくなります

ちょっと変わった使い方かも、ですが、トレーシングスコープ(通称トレスコ)的な利用。これは「モトになる絵や写真をなぞって描いて模写する」ような感じです。「LSPX-P1」を使い、紙の上に写真を投影して、その映像に沿って線を描くとアラ素敵! モト絵とソックリの絵が完成~♪ というわけです。スマートフォンやPCの絵や写真をモト絵として投影でき、投影先の紙に直接描くだけで楽しめるという手軽さががイイです。完璧なバランスで対象を模写できますので、あとは色を塗るなりアレンジするなり。労せずに「けっこーイイ感じのお絵描き」が楽しめます。

トレーシングペーパーを使って絵を描いてみたり

それから、キッチンの壁やテーブルなどにレシピを大きく投影するのも便利です。スマートフォンやタブレットにレシピを表示する場合、置いた端末を覗き込む必要があるとか、表示が小さくて読みにくいとか、見たいときにスリープモードに入っていて電源キーを押すのが面倒など、少々の使いにくさがアリガチ。でも「LSPX-P1」を使えばそういう煩わしさも解消できるというわけです。

ほかにも、アイデア次第でイロイロな活用方法&効果がある「LSPX-P1」。よくあるプロジェクターとは違って、パーソナルユースでもたっぷり楽しめるプロジェクターだと感じられました。

こんな感じでレシピを大きく投影すれば、料理も捗るかも!? ただし、防水には対応していないので、設置位置には注意が必要です

もちろん仕事に使える! 即役立つ!

プロジェクターと言えば、PCを使ったプレゼンテーションの場面でよく使われます。いわゆる「スライド」を投影しつつの会議発表等々です。「LSPX-P1」が投影できるサイズは22~80インチ。約縦49×横27cm~縦177×横100cmくらいまでの大きさでプロジェクションできるので、ホワイトボードいっぱいに投影できれば事足りる小規模会議にも使えます。映像はクッキリ&ハッキリで色もシッカリ出ますし、設置も「置くだけ程度」の手軽さなので、ビジネスユースにもスピード感を伴って活用できます。

ですが、ワタクシが「LSPX-P1」に期待しているのは「デュアルディスプレイ」としての実用性です。要は、出張先などでノートパソコンに「LSPX-P1」を接続し、ノートパソコン画面+「LSPX-P1」画面(投影)で「より多くの情報を一度に表示して仕事の効率化を図りたい」というコトです。

実際に試してみましたら、イキナリ、バッチリ、OK! 「LSPX-P1」をノートPCにつなぎますと、ノートPC画面にはいつものデスクトップが、「LSPX-P1」の投影には拡張されたデスクトップが表示されます。

ディアルディスプレイとしても使えます。けっこーイイ感じだと思います

たとえばノートPC画面でワープロやメールなどのソフトを使いつつ、投影された拡張デスクトップ上には資料PDFや参考ウェブサイトやスプレッドシートを表示。投影された資料を見ながら、レポートやメールや原稿をつくっていけるというわけです。快適♪

出張先なんかですと、たとえば壁に「LSPX-P1」からの像を投影して使うと思いますが、「LSPX-P1」は机面にも投影できるのでさらに便利です。机上に「LSPX-P1」を置けば、22インチサイズ相当の映像が机面に投影されます。ノートPCのデュアルディスプレイとしてこの机面表示を使った場合は、「キーボードのすぐ横に資料を広げている感じ」なので、意外なほど違和感なく使えます。

ちなみに、壁や机面に投影する場合、その面がホワイトであると映像を良好に映し出せますが、そう好都合には行かないかもしれません。でも、大丈夫! 22インチサイズで投影した場合、投影面はだいたいA3サイズ。A4の紙×2枚分です。コピー用紙などを持って行けば、簡易的なプロジェクションスクリーンとして利用できますネ♪

床や壁がホワイトでなかったり、テレビのない子ども部屋なんかは、スケッチブックやコピー用紙をスクリーンとして活用できます♪

あと、試してみて「コレはイイ!」と思ったのが、合計3人程度での小さなミーティングでの利用。タブレット上のプレゼン資料などを見つつ話し合いをする場面は案外多いと思いますが、そんなときに「LSPX-P1」を使うと「全員でプレゼン資料を閲覧」しながら話を進められます。プレゼン資料に限らず、参考ウェブサイトやマップなどを投影するのにも便利です。

もうひとつ、プレゼンの事前確認や予行練習にもプチ便利です。プロジェクターにノートPCをつないでのプレゼンが多いと思いますが、慣れていないと「ノートPCをプロジェクターにつないだら、いつもと表示が違って……えっえっどうすれば?」と焦ったりすることがあると思います。あるいは、実際にスライドを大写しにしてみると「この部分は文字が小さすぎる」「色が判別しにくい」など、スライド作成時には気付かなかった要素が見つかることも。「ひととおりプレゼンを予行練習しないと落ち着かない」という方もいるでしょう。そういった場合にも、予備室や自宅などで手早く使える「LSPX-P1」が役立つと思います。

就寝前に翌日のプレゼンの資料を投影してシミュレーションしてみたり……

ちなみに、「LSPX-P1」の動作音は非常に静穏です。ひそひそ話さえ邪魔しないレベル。パーテーションで区切られたミーティングスペースなどでも、気兼ねなく使えると思います。

ひと味違った演出映像を投影!

アイデア次第でいろいろな映像を投影でき、かつ、自由に持ち運んでどこにでも設置・投影できる「LSPX-P1」。そんな利便があるので、「演出映像」「雰囲気映像」「癒し映像」のための投影にも活躍すると思います。

たとえば、「LSPX-P1」の専用アプリには「ポスター」と呼ばれる映像コンテンツが用意されており、選ぶだけで動画や静止画スライドショー、時計などが表示されます。「天気」を選べば「実際の天候を連想させる風景動画と環境音」が再生され、「時計」を選べば好みのスタイルで時刻表示がなされたりします。ちょっとした便利映像&雰囲気演出映像といった機能性があります。

  • 専用アプリ「ポスター」の天気や風景映像

  • 専用アプリ「ポスター」の時計

ほかにもそういった「空間演出のための映像」をいろいろと投影できます。たとえば自分で撮ったオリジナル映像をスマートフォンなどに転送しておけば、それを「LSPX-P1」で投影できます。森の中の木漏れ日、ゆらゆらと燃える焚火、清流の流れ、入道雲が動く様子など、ただ投影しておくだけでも気分が和らいだりするものです。

時計や景色を投影すると、部屋がグッとオシャレな感じになった気がしますネ♪

最近では「癒し系映像アプリ」(たとえば こんなアプリ)や「環境映像系アプリ」(たとえば こんなアプリ)も多々あります。上記のような自然の音と映像が出るアプリとか、アンビエントな音とともに不思議な幾何学模様が動く映像を生成するアプリとか、イロイロあります。そんな映像を「LSPX-P1」で投影するのもまた、楽しいでしょう。

そういった映像は、ひとりで何となく浸るのもいいと思いますが、パーティーなどを盛り上げる要素のひとつとして投影しても楽しいのではないでしょうか。あるいは、「LSPX-P1」ではスマートフォンなどの映像をそのままミラーリング表示することもできますので、たとえばスマートフォン内蔵カメラが捉えた映像を壁面に大きく投影すれば、スマホ目線のちょっと見慣れない映像ということで演出のひとつになりそうです。カメラ映像にリアルタイムでエフェクトを加えるアプリなんかもありますので、カメラが捉えている映像に雪を降らせたりしてライブ表示にすることもできますネ♪

そんな感じで幅広く活用できるポータブル超短焦点プロジェクター「LSPX-P1」。考えれば考えるほど「アレもできる♪」「これもデキちゃう!」と楽しみが広がる、ほかにはちょっとないプロジェクターだと思います。「LSPX-P1」は、従来のプロジェクターにはなかった手軽さと自由度の高さを備えており、それは多くの「今までやってみたかったこと」を身近にしてくれると思います。あなただけのアイデアを現実のものにする「LSPX-P1」でもありますので、ぜひジックリとチェックしてみてください。

「LSPX-P1」はイロイロな使い方ができてオススメです!!

……余談ですが、端から端までポータブル超短焦点プロジェクター「LSPX-P1」を試しまくった結果、もうコレは買わない理由がないゼ! というコトで、ホントに購入してしまいました♪ その日から毎日使用中。写真や動画を投影したり、環境映像を楽しんだり、イロイロ堪能しておりますが、ナニゲにイイのは最初から入っている「天気予報」コンテンツ。天候に応じて「窓っぽい枠の向こうに晴れや曇り」などの動画が音とともに投影されるんですが、天気予報もわかるし癒しにもなる環境映像としてグレイト! 先日は50年以上ぶりに11月の関東で積雪がありましたが、あの時はこんこんと降る雪の映像。そして直後に小雨~快晴へと変化。イイですわ~楽しいですわ~♪ 役立つし楽しめるポータブル超短焦点プロジェクター「LSPX-P1」、かなりオススメです!

(スタパ齋藤)