■ 地上デジタル放送の知名度は100%
地上デジタル放送を知っていると答えた人は100%となり、AV Watch読者の認知度の高さは特筆すべき結果となった。また、地上デジタル放送を「すぐにでも見たい」、「ゆくゆくは見たい」と答えた人の合計は88%と約9割にのぼり、地上デジタル放送を待ち望む人の多さを伺わせる。
地上デジタル放送を見たい理由、期待していることについては、「ハイビジョンなどの高画質放送」が最も多い76%。寄せられたコメントを見る限り、画質に関する期待は非常に高い。
画質の次に期待している点は、「5.1chなどのサラウンド音声」。続いて「PCなどのデジタル機器との連携、親和性」が続く。このあたりは、AV Watch読者ならではの結果と言えるだろう。
また、「いつごろまでに、地上デジタル放送に対応しますか?」という問いでは、「対応機器の価格が下がったら」という答えが53%で最も多かった。各社から発表された第1弾のチューナや、対応するデジタルテレビは比較的高価なため、予算的に地上デジタル導入のハードルが高いと感じている人が多いようだ。
■ 期待は少なめ、不安や不満が多い地上デジタル放送
ご意見で最も多かったのは、著作権保護技術導入に伴い、録画やコピーに制約がかかり、利便性が低下するのではないかという意見。PCの連携に期待を持つ人も多かったが、期待を上回る不安があるというのが現状のようだ。
また、コンテンツ不足を心配する声も多い。確かにBSデジタル放送など、チャンネル数が増加しても、なかなか魅力的なコンテンツが充実しないという現状がある。これと関連し、現在のアナログ地上波放送の番組内容に関する不満も多く、「アナログの地上波放送が終わったら、テレビは見なくなるかも」、「主流はブロードバンドを使ったオンデマンド放送になるのかも」などの過激な意見も飛び出した。
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