■ デジカメの動画撮影機能は人気
今回はビデオカメラについて質問した。所有しているビデオカメラの種類では、「DVカメラ」が6割を超える257人を記録。次いで、「動画撮影機能付きデジタルカメラ」が37%(156人)となった。デジタルカメラの世帯普及率は5割を超えており、動画撮影機能を持った機種も多いことから「デジタルカメラで動画撮影の世界に初めて触れた」という意見も多い。
「8mm/Hi8カメラ」の使用者も20%(85人)とまだまだ健在。「画質的には十分」という意見もあるが、「買い換えようと思っていたらDVやDVD、各種メモリーカードと種類が増えていき、迷いながら今日に至る」というユーザーや、「HD映像が撮影できるモデルが普及価格になるまで待つ」という人も。
また、「子供が生まれ、8mmを購入。成長に従って撮影していたが、大きくなると録られるのを嫌がるようになり、そのまま押入れに……」というメッセージも多く見られた。
メーカーのシェアでは、ソニーが54%(189人)でトップとなり、2位の松下の21%(75人)を大きく上回る結果となった。3位以降はキヤノンが16%(58人)、ビクターが8%(29人)、シャープが7%(26人)。MPEG-4動画カメラや、動画撮影に強いデジタルカメラを販売する三洋も7%(25人)と健闘している。
■ 用途は「旅行の記録」がトップ
使用目的は、寄せられた意見を見る限り「子供関連のイベント」がトップになると思われたが、「旅行の記録」が最も多い61%(216人)、「運動会、学芸会、入学式など、子供関連のイベントを記録」は49%(172人)となった。
これは、DVカメラの静止画撮影機能をデジタルカメラの代わりとして使っている人が多いためで、「100万画素クラスのビデオカメラであれば、デジタルカメラは不要」という意見もいくつか寄せられた。こうなると動画撮影機能を強化したデジタルカメラとの比較になるが、DVカメラやDVDカメラには「大きく、重い」、デジタルカメラの動画撮影機能には「ブレやすく、撮影時間的に心もとない」などの不満の声が出ている。
使用頻度は「年に数回」が37%(131)と最も多く、次いで「月に1、2度」が36%(127人)となった。「年に数回」と「ほとんど使っていない」を合わせると、実に5割近いユーザーが「使用頻度は低い」と感じていることになる。
「ほとんど使っていない」理由を見てみると、「子供の誕生を機に購入したが、成長してしまうと使わなくなった」という事例が多く、使用頻度はその後の被写体を見つけられるかどうかにかかっている。被写体としては、蝶などの自然や、演奏会、結婚式用の映像などが挙げられているが、デジタルカメラ並みに気軽に撮影するという文化が定着するには、製品のさらなる小型化や、使用シーンの拡大が必要になりそうだ。
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