■ カーナビ搭載率が約6割
今回はカーオーディオについてのアンケートを行なった。まず、回答して頂いた読者の車所有率は91%(464人)と非常に高い割合となり、「同居の家族が所有してる」と答えた6%(32人)を合わせると、回答者の97%が車のある生活を送っていることになる。
その中で、カーナビを搭載していると答えた人は、57%(285人)と6割に迫る結果。「導入を検討している」と答えた人も8%(44人)にのぼった。なお、「導入を検討しているが、まだ購入していない」という人の意見では、「値段が高すぎる」というものが最も多い。また、「オーディオ機能を搭載したHDDナビなど、高価な上位モデルを買うためにお金を貯めている」という意見もあった。
また、現行機種に対する不満や要望では、「予算が許す低価格帯の製品は、イコライザなどがピカピカ光る下品なデザインのものが多くて購入意欲が無くなる」、「デザインばかりに凝っていて、ボタンが小さくで操作しにくそう」などの意見も。また、「ナビ機能を省き、MP3/WMAフォーマットなどで大量に音楽を保存できるカーオーディオ専用のHDDユニットが欲しい」という意見もいくつか寄せられている。
■ CDチェンジャーよりもMP3/WMA
メーカー別の割合では、純正品が最も多い33%(167人)。次いでパイオニアが21% (109人)、ケンウッドが15%(75人)という結果になった。純正品に対しては、「性能が悪く、コストパフォーマンスも良くない。メーカー品との買い替えを検討している」という不満も多い。また、車に搭載スペースが無かったり、スペースが独自規格なため、「純正品以外のカーオーディオが搭載できない。取り付けキットを販売して欲しい」などの要望も寄せられた。
車内で視聴する媒体のトップはCD。次いでFMラジオ、MP3/WMAなどの圧縮ファイルと続く。FMラジオはドライブのパートナーとして、根強い人気を誇っているようだ。
また、CDプレーヤーでCD-R/RWに記録したMP3/WMAファイルを主に聴いているという人も多い。カーオーディオではディスク入れ替えの手間を省くため、チェンジャー機構を搭載する機種も多いが、「チェンジャーよりも多くの曲が聴ける」という意見もあった。圧縮音楽ファイルは音質が気になる点だが、「ロードノイズやエンジン音が大きいのでそれほど気にしない。それよりも沢山曲が聴けるほうがいい」という意見が多かった。
なお、最近ではDVDビデオが再生できる機種も増えているが、よく視聴すると答えた人は7%(38人)にとどまっている。後部座席用の液晶モニタをつけて子供などの同乗者がDVDビデオを鑑賞しているという人もいたが、車中で5.1chサラウンド構築にこだわっているという人は少なかった。
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