■ オリンピック用にAV機器を購入した人は少ない?
閉会してもなお、興奮冷めやらぬアテネオリンピック。まず、「オリンピックに向けてAV機器を購入したか?」という問では、86%(421人)が「特に買っていない」と返答。AV業界の「オリンピック特需」が各方面で取り立たされている中、温度差を感じる結果となった。
「買っていない」と答えた人からは「そもそも興味がない」、「職場の休憩室のTVで流れてるのを見た程度」、「わざわざオリンピックのためだけに高価なAV機器は買えません」などの意見が寄せられている。ただし、「買っていない」と答えたけれど「これだけ金メダルをとったのなら、BSデジタルチューナとD-VHSを買っておけばよかったと後悔した」というコメントや、「ハイビジョンを含めてAV機器は既に揃えているので“オリンピックのため”というわけではない」というAV Watch読者らしいメッセージも見られた。
購入した機器では「ハイブリッドレコーダ」が1番人気で7%(30人)。次いで「地上/BS/110度CSデジタルチューナ」が2%(13人)、「CRT/液晶テレビ」が2%(12人)、プラズマテレビが2%(8人)と続いている。
ハイブリッドレコーダの購入者からは「HDDに長時間録画できる便利さに驚いた」、「HDDに丸ごと録画しておいて、自分の見たいところだけ見れた。こういうことができるのも大容量のHDDのおかげ」など、便利さを実感したという意見が多い。リルタイムで視聴しにくい時間帯に、長時間の放送が行なわれるという状況は、HDD録画が最も利便性を発揮するシーンだったと言えるだろう。
なお、プラズマなどの大画面テレビの購入者からは「高い買い物だったが、競技以前に開会式の美しい映像を見ただけで満足できた」というメッセージが寄せられている。
■ ハイビジョンは画質だけでなくデータ放送が便利!?
「オリンピックをハイビジョンで観戦した」という人は35%(175人)。この中には自宅ではなく、「親類の家でハイビジョン放送を視聴させてもらった」という人も含まれている。画質に対する評価は概ね高いが、寄せられたメッセージでは「音質が良く、アナウンサーの落ち着いた語り口が好印象だった」、「民放のSD放送は解説者や芸能人がうるさくて見る気がしなくなった」など、放送内容の違いを感じた人が多い。
違った視点の意見では、「順位や結果の確認のため、BSデジタルのデータ放送が役立った。データ放送が便利だと思ったのは初めての経験」という視聴者も。しかし、「データの入力ミスと思われる誤表示も結構あった」という。
観戦スタイルは、深夜にも関わらず「録画せずにリアルタイムで見た」という人が72%(360人)でトップ。理由はやはり「スポーツはライブで見ないと」という意見が1番多かった。
「どんな競技を観戦したか?」という質問では、お家芸の柔道が1位の75%(372人)。男女14階級中、金メダル8個という五輪史上最高の成績のおかげか「全階級の試合を見た」、「とにかく感動した」、「中学生の息子に柔道を習わせようと思った」など、熱い意見が並ぶ。次いで水泳が60%(297人)、野球59%(293人)、マラソン52%(259人)となった。
|