富士通、23型液晶一体型などデジタル放送録画対応PC

　富士通株式会社は、Windows 7を搭載したパソコン「FMVシリーズ」を発表。デスクトップPCの「DESKPOWER」と、ノートPCの「BIBLO」でそれぞれWindows Media Centerを使った地上デジタル放送録画機能を備えた新製品を投入する。

　10シリーズ19機種のうち、FMV-DESKPOWERでは、23型液晶一体型の「Fシリーズ」の2機種がデジタルチューナとBlu-ray Discドライブを搭載。ノートPCでは「BIBLO NWシリーズ」の「NW/E90D」が地デジ/BD対応となる。OSはいずれもWindows 7 Home Premium。

■ DESKPOWER F

F/E90D

　液晶一体型のデスクトップPCで、3モデルをラインナップ。最上位モデルの「F/E90D」では23型/1,920×1,080ドットのフルHD液晶と、地上/BS/110度CSデジタルダブルチューナを搭載。F/E70TとF/E60は、20型/1,600×900ドット液晶を採用し、F/E70Tのみ地デジチューナとBDドライブを搭載している。

　F/E70Tのデジタル放送視聴/録画には、Windows 7の標準機能(Starter以上)となっているWindows Media Centerの機能を利用。ダビング10にも対応しており、BD-R/REやDVD-R/RW/RAMへのダビングも行なえる。

　F/E90Dは、MediaCenterではなく、専用アプリケーションの「DigitalTVbox」を利用する。専用LSIの「Dixel HDエンジン」を搭載し、最長5倍の長時間録画やMPEG-4 AVC/H.264でDVDに記録するAVCRECに対応する。

　ボディカラーはスノーホワイト、エスプレッソブラック、ルビーレッドの3色を用意。薄型のキーボードやマウスも付属する。特徴はWindows 7で新たに搭載した「Windows タッチ」に対応したことで、液晶タッチパネルを使ったパソコン操作が可能となっている。

　CPUはIntel Core 2 Duo P8700(2.53GHz)、メモリ4GB、HDDはF/E90Dが1TB、F/E70TとF/E60が500GB。IEEE 802.11nの無線LANや1000BASE-T Ethernet、SD/メモリースティックスロット、ステレオスピーカーを備えている。

　液晶部分は左右各80度に回転し、ディスクの出し入れが行なえる「スイーベル」機能と、画面角度を上に30度調節できるチルト機能を装備している。外形寸法/重量は、F/E90Dが568×220×431mm(幅×奥行き×高さ)/約13.8kg、F/E70TとF/E60が497×198×391mm(同)/約10.8kg。

■ BIBLO NWシリーズ

NW/E90D

　16型/1,366×768ドットの高色純度/スーパーファイン液晶を搭載したAVノートPC。地上デジタル放送対応のテレビチューナとBlu-ray Discドライブを搭載する。

　地上デジタル放送視聴/録画にはWindows Media Center を利用し、BD-R/REやDVD-R/RW/RAMへのダビングに対応する。また、メインディスプレイのほか、キーボード側にセカンドディスプレイ「タッチスクエア」を搭載し、メインディスプレイでWebを全画面表示しても、タッチスクエアで音楽の再生/停止などを操作できる「ミュージックモード」など備えている。

　CPUはCore 2 Duo P8700(2.53GHz)、メモリ4GB、HDDは500GB。IEEE 802.11nの無線LANや1000BASE-T Ethernet、SD/メモリースティックスロット、ExpressCardスロット、eSATAコネクタ、USB×4などを装備。バッテリ駆動時間は約1.1時間。外形寸法は385×276.5×36.9～49.4mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約3.4kg。