ディズニー、Blu-ray 3D「クリスマス・キャロル」を11月発売

　ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパンは、ディズニー初のBlu-ray 3Dビデオ作品「Disney's クリスマス・キャロル」を11月17日に発売する。Blu-rayの3D/2Dが各1枚とDVDがセットになった「3D スーパー・セット」と、2Dの「ブルーレイ + DVDセット」、DVD単品を用意し、価格は下表の通り。

　3Dスーパーセットには、PCやポータブルプレーヤーなどで鑑賞できる「DIGITAL COPY」用のディスクも同梱。PCを使ってディスクからコピーすることで視聴できる。

　なお、特典などの詳細については後日発表するとしている。

■ クリスマス・キャロル 

BD + DVDのセット(2D) (C)Disney	DVD版 (C)Disney

　160年以上語り継がれ、これまで50回以上映画化されてきたチャールズ・ディケンズの名作を最新技術で3DCG化。監督はロバート・ゼメキスで、これまで「ポーラー・エクスプレス」や「ベオウルフ/呪われし勇者」で用いた「パフォーマンス・キャプチャー」を採用。俳優の表情や動きを取り込んで、スクリーンに再現している。この作品では同技術の進化により、顔のシワの動きまで自然になり、体の重みまで感じられるという。ゼメキス監督は「このテクノロジーというツールによって、原作のシュールで幻想的なイメージの全てをスクリーンに描くことが可能になった」としている。

　さらに、監督とスタッフは当時の衣装の研究や古い絵画の観察、ヴィクトリア&アルバート博物館を訪問。ディケンズが描いたロンドンの名残を探して街を調査したという。

　主人公・スクルージを演じたのはジム・キャリー。少年時代～現在と、3人の精霊たちの全7役を演じている。

　19世紀のロンドン、クリスマス・イブ。スクルージ(ジム・キャリー)は嫌われ者の強欲で冷酷な老人だった。事務員のクラチット(ゲイリー・オールドマン)が冷え切った事務所で震えつつ働く傍ら、金貸しのスクルージはいつも通り、金貨の勘定に余念がない。甥からのクリスマス・ディナーへの誘いも、貧しい人々への寄付も、スクルージには金と時間の無駄。人々が互いに慈悲を分かち合うクリスマスの精神など腹立たしいだけだった。

　しかしその夜、思いがけない出来事が起こる。かつての仕事の相棒マーレイ(オールドマン)の幽霊の出現を皮切りに、過去・現在・未来の3人の精霊たちが次々と、スクルージを彼自身の人生の旅へと連れ出す。そこでスクルージが見たものは昔の自分や、彼を取り巻く人々、彼が得たものと失ったもの、そして、それぞれに準備された未来。時空を超える旅を終えた時、スクルージが見出したものとは……。

(C)Disney