■ ホワイトiPodがビデオ対応 iPod nanoのヒットも記憶に新しく、ますます市場でのポジションを強固しつつあるiPodシリーズ。その中心ともいえる1.8インチHDD搭載の「ホワイトiPod」も、新たにビデオ対応を果たし、リニューアルされた。 噂の絶えなかったビデオ対応iPodだが、ブランド名は「iPod Video」とはならなかった。スティーブ・ジョブズCEOが「ホワイトiPodもそろそろ取り替える時期が来た」と紹介したことからもわかるように、iPodシリーズ初のビデオ対応機は、「第5世代のiPod」として登場した。
最大の特徴は、320×240ドットの2.5型液晶の搭載と、H.264/MPEG-4のビデオ再生に対応したこと。さらにiTunesにおけるビデオ配信サービスと組み合わせて、ビデオのトータルソリューションが提案された。 30GB/60GBのラインアップともに、iPod nanoと同様にホワイト/ブラックのカラーバリエーションも用意された。筐体の外形寸法/重量は、60GBが61.8×14×103.5mm(幅×奥行き×高さ)/157g、30GBが61.8×11×103.5mm/136gと、大幅に薄型化されたことが目を引く。 アップルでは、“今週”の発売を予告していたが、20日の午前10時頃に渋谷のAppleStoreに行ってみたところ、新iPodの展示が始まっていた。同店では、20日の入荷は、60GBモデルのホワイト/ブラックが各色3台づつ、30GBモデルについては入ってきていないとのこと。30GBが目当てだったものの、選択の余地無く60GBのブラックモデルを購入した。 Apple Store価格は30GBが34,800円、60GBが46,800円。米国では従来の20GB/60GBモデルから価格据え置きなのだが、為替レートの関係上、日本では30GBモデル(従来モデルは29GB)が2,000円、60GBモデルが1,000円値上げされている。
■ 限界まで大きい液晶ディスプレイ。30GBの薄さは魅力的
パッケージも第4世代iPodよりも大幅に薄型化された。付属品はUSBケーブルと、ドック用の変換アダプタ、イヤフォン、CD-ROMなど。 本体デザインイメージは従来のiPodを踏襲しているが、液晶部が大型化されている。全モデルがカラー化した第4世代iPod後期モデルの2インチ/220×176ドット/65,536色表示から、2.5型/320×240ドットに大型化し、視認性を向上。本体上部のほぼ限界まで液晶が広がっている。 液晶の大型化により、見た目が大きくなったように見えるのだが、横幅は61.8mm、高さは103.5mmと従来モデルと同じだ。 60GBモデルの厚みは14mmで、第4世代iPodの19.1mmより約5mm薄い。30GBモデルも同様に、前モデルの20GB 16.1mmから5mm薄型化され11mmとなっている。背面は従来モデル同様にステンレスを利用した曲線を活かしたデザイン。格好いいが、指紋が目立つのは従来モデルと共通。なお、今回の追加されたブラックでは、ホワイトよりも指紋がかなり目立つのが悩ましいところだ。 本体上面にヘッドフォン出力とHOLDスイッチを装備。ヘッドフォン出力はAV出力も兼ねているが、iPod用AVケーブルは別売。また、iPod nanoと同様にヘッドフォン端子脇にあったリモコン端子が省かれている。
■ シンプルなビデオプレーヤー機能
インターフェイスは従来モデルと共通のクリックホイール。若干口径が小さくなっているものの操作感としては大きく変わらない。メインメニューを立ち上げると、新たに[ビデオ]の項目が追加されている。 まずは、新iPodの最大の特徴といえるビデオ機能をテストした。新iPodの発表に合わせてiTunes Music Storeではミュージックビデオの販売を開始。同時に公開されたiTunes 6を利用することで、新iPodへのビデオ転送が可能となる。なお、パソコンとの連携は付属の専用USB 2.0ケーブルを利用。FireWire経由での転送には対応しない(充電は可能)。 iTMSで配信されるビデオ形式はH.264(MPEG-4 AVC)。ビデオ配信コンテンツとしてはPixarの6つのショートムービーと、ミュージックビデオ。米国では2,000本のミュージックビデオを配信と紹介されたが、日本での配信本数については公表していない。
また、従来からiTMSに用意されていた映画のトレーラ(予告編)もiTunes上から視聴できるが、iPodに転送できるものは今のところ無いようだ。あくまでミュージックビデオが中心のラインナップで、価格はいずれも300円。 Pixarの「Red's Dream」、「Boundin'」と、ミュージックビデオとしてU2の「Original of the Spacies」を購入してみたが、いずれも4分程度のクリップで、ファイルサイズは21~25MB程度。解像度は320×176ドット、ビットレートは約700kbps。フレームレートは「Red's Dream」と「Boundin'」が24fps、「U2」が29.97fpsだった。
メインメニューからビデオを選択すると、ビデオプレイリスト/ムービー/ミュージック/ビデオ/ビデオPodcast/ビデオ設定の5つの項目があらわれる。iTMSで購入したビデオコンテンツは、Pixarのアニメなどが[ムービー]に、音楽ビデオは[ミュージックビデオ]に格納される。ここで、再生コンテンツを選択し、ホイール下の再生/停止、もしくはホイール中央を押し込むことで再生が始まる。決定後、出画まで2秒ほど待たされることがあるが、さほどストレスは感じない。 再生品質は良好で、本体ディスプレイで見る限り、ノイズはほとんど感じられない。黒浮きもほとんど無く、色再現もしっかりしている。ただし、Boundin'の青空などで、グラデーション表現がうまくできず、マッハバンド状の段差が見えてしまうこともあった。その点を除けばかなり満足できるクオリティと感じた。 ただし、ディスプレイへの映り込みはそれなりにあるほか、ディスプレイサイズが小さいこともあり、臨場感はそれほどでもない。電車内などでも使ってみたが、片手保持で安定した視聴も思いのほか難しく、そうした意味では映画よりは、数分間のミュージックビデオのほうが、iPodには適しているだろう。 PSPでのビデオ再生と比較すると、臨場感ではPSPの方が大幅に上回る。また、両手保持のため、ポータブルでの視聴環境はかなり安定する。単純な「ビデオプレーヤー」に限って言えばPSPの方が上と言っていいだろう。もっともPSPのほうが遙かに筐体サイズも大きく、そもそも元がゲーム機とオーディオプレーヤーということで、設計思想も全然違うモノなのだが。 ビデオの操作は、ホイールを左右に回転させるとボリュームの上下。さらに、ホイールの左右長押しでバック/スキップも行なえる。さらに、ホイールの中央を押してからホイールを左右に回転させるとより高速なスキップ/バックが可能。このあたりの操作性は音楽再生時と共通なので、iPodユーザーが戸惑うことはないし、iPodを初めて使う人でもほとんど説明書を見ることなく利用できるだろう。 なお、ビデオ設定ではワイドスクリーンのON/OFFを設定できる。ワイドスクリーンのONではソースアスペクト維持(上下に黒帯が出る)、OFFではディスプレイ解像度に最適化して4:3表示するモードのようだ。また、ワイドスクリーンをONにしておくと、TV出力時にスクイーズで出力される。
操作性に大きな不満はないのだが、従来のiPodと比較すると、若干操作時に引っかかりを感じる。レスポンスが悪いという程ではないのだが、選曲/決定操作の後、0.3~0.5秒程かかってメニューが切り替わるという感じで、第4世代iPodを使い慣れた人などでは若干違和感があるかもしれない。ただし、レスポンスが悪いというわけではなく、他のHDDオーディオプレーヤーと比較しても高速な部類だ。
なお、ヘッドフォン出力はビデオ出力も兼ねているのでテレビなどにiPod内のビデオファイルを出力することもできる。ただし、テレビ出力用のiPod AVケーブル「M9765G/A」は別売で、AppleStore価格は2,200円。 同ケーブルを使ってテレビに出力してみた。テレビ出力はビデオ設定でテレビ出力[オン]を選択する。またはテレビ出力を[確認]としておくと、ビデオ再生時にその都度テレビ出力のオン/オフ確認画面が表示される。 解像度がQVGA以下ということもあり、あまり期待していなかったが、29型のCRTにコンポジット出力してみたところ、思いのほか高画質で驚いた。ブロック/モスキートノイズの類はほとんど感じられず、「Red's Dream」の夜の水たまりに雨が降り注ぐような厳しいシーンでも、階調がつぶれることなく、しっかりとシーンを再現してくれる。さすがに解像感が足りないため、やや眠い印象はあるが、30インチ以下のディスプレイであれば問題なく楽しめそうだ。
■ PSP用MPEG-4も見られる。iPod対応製品の発売に期待
iTMSで販売されるビデオコンテンツのクオリティやプレーヤー性能が高いことは確認できたが、気になるのは「自分で用意したファイルが再生できるのか」ということ。スティーブ・ジョブズCEOの発表時にも、iTMSからのダウンロードや、人気ドラマのラインナップについては、熱心に説明されたが、「テレビを録画してトランスコード」という提案は皆無。そもそもMacintoshが標準でテレビ録画ソリューションを出していないことからも、あまり熱心に取り組んでいそうには思えないあたりは不安なところ……。 Appleによれば、iPodのハードウェアが対応しているビデオファイルはMP4/M4V/MOV。コーデックはH.264とMPEG-4。H.264は最大解像度320×240ドット、ビットレート768kbps、フレームレート30fpsのBaseline Profile。MPEG-4は最大解像度480×480ドット、最高2.5Mbps、30fpsのSimpleProfile。音声は最高160kbpsまでのAAC。 まずは、AppleのQuickTime ProにiPod用のプロファイルが用意されているので、こちらを利用してみた。QuickTime Proの利用にはAppleStoreでライセンスキーを購入する必要があり、価格は3,400円。 QuickTime Proのプレーヤーでファイルを開き、エクスポートからプロファイルの「ムービーからiPod(320×240)」を選択すると、iPod用のファイルが作成できる模様。実際にiPodプロファイルでビデオを作成し、iTunesに登録、転送したところ、特に問題なく再生できた。 しかし、このQuickTime ProはMPEG-2を直接読み込めない。MPEG-2録画がPC、民生問わずにデファクトスタンダードということを考えれば、MPEG-2読み込みは必須と言っていい機能だ。 そこで、AppleStoreで販売されているMPEG-2の読み込みが可能となる「QuickTime MPEG-2 再生コンポーネント(2,400円)」になるわけだが、QuickTime Pro+MPEG-2コンポーネントでトータル5,800円と結構な投資額になってしまうのは痛いところ。
考えてみるとiPodの対応ビデオ条件はPSPにかなり似ている。PSPも320×240ドット/30fpsまでのMPEG-4/H.264に対応しているので、PSP用の動画も再生できるかも? ということで、PSP用動画変換ソフト「Image Converter 2 Plus」で作成した動画(コーデック:MPEG-4/H.264、解像度:320×240ドット、ビットレート384/786kbps)を転送してみた。 すると、H.264はiTunes上で登録、再生できるものの転送はできない。一方、MPEG-4は登録すると同期時に自動的にiPodに転送され、再生できた。iPodにおけるH.264のサポートはBaseline Profile、一方のPSPはMain Profileとなっているため、どうやらPSP用のH.264は再生できないようだ。 一方、MPEG-4については試した限りでは、iTMSで購入したビデオと変わらず、再生やスキップ/バックなどの操作が行なえた。多くのPCソフトでPSP用MPEG-4動画作成環境が用意されており、これらを利用すれば、簡単にiPod用動画を作れると思われる。さらに、テレビキャプチャカードの一部製品でも、PSP用動画変換機能を搭載しているので、それらを利用してiPod用動画を作ってもいいだろう。 どうやら、映像MPEG-4/音声AACのファイルであればプロファイルをきっちりあわせれば大抵再生できそうだ。録画したテレビ番組をiPod用に変換して、iTunesに登録。後はiPodを接続すれば自動的に同期されるわけで、今後、テレビキャプチャカードやレコーダなどでiPod用ビデオ対応機種の登場も期待できそうだ。 なお、DivX(AVI)や、WMV、プレイやん用のSD-Video(ASF)などはiTunesに登録できない。試しに拡張子をMP4/M4Vに変更してみても、iTunesには登録できなかった。
■ オーディオ機能も地道な進歩 オーディオプレーヤー機能については、大きな変更点は無い。クリックホイールで全ての操作が行なえ、ホイール操作で楽曲検索などを行ない、上下左右と中央部分のボタンを押し込むことで、メニューの選択や取り消し、再生/停止などの操作が可能となる。本体内でのプレイリスト作成機能「On-the-Go」なども引き続き搭載している。
大型のカラー液晶を搭載したことから、楽曲検索画面が6行から9行まで広がっているのは大きな変更点。一覧性が向上している。さらに検索画面も地道なアップデートが図られている。例えば、アーティスト検索画面は、従来同様[アーティスト]-[アルバム]-[楽曲]という階層で、順に表示される。これが、アルバムが3枚ある場合は、いままでどおりに階層順に表示されるのだが、アルバムが1枚、つまりそれしか選択肢がない場合はアーティストの次にアルバム内の楽曲順にリスト表示されるようになった。非常に地味だが、嬉しい工夫だ。 ジャケット表示も可能で、iTunes上でジャケット写真を設定してあれば、そのままiPodの液晶でジャケット写真が表示できる。また、iTunes Music Storeで購入した楽曲は、ほぼ全てがジャケットが自動登録される。ジャケット表示に慣れると全てのアルバムでジャケットを付けたくなってしまう。
また、iPod nanoから対応した歌詞表示機能も搭載。iTunesの楽曲のプロパティで登録した歌詞をiPod上で確認できる。ただし、カラオケのように曲の進行にあわせて歌詞を表示するタイプでなく、単にテキストファイルとして保存できるタイプなので、見ていてさほど面白いモノでもない。 ただ、ビデオ対応のためか、従来のiPodと比較すると操作時に若干の引っかかりも感じる。特に気になるのが、再生画面からメニューに戻るときなど。他のプレーヤーと比較して遅いわけではないし、特にビデオ対応プレーヤーとしてはトップクラスのレスポンスなのだが、従来のiPodでは感じなかった点だけに、旧iPodユーザーは若干気にはなるかもしれない。 付属ヘッドフォンは従来モデルとほぼ共通。ブラックモデルのイヤーパッドはブラックになっているようだ。音質は、第4世代iPod(モノクロ)と比較すると、中低域のヌケが良くなり、高域もすっきりしたようにも感じたが、基本的な音作りはほぼ同じ。なお、曲感ギャップについては、ごく短時間だがギャップは残っており、ライブ盤などでは若干気になってしまう。
フォトビューワ機能は第4世代iPod(カラー液晶)とほぼ共通で、iTunesから転送したフォトデータをメインメニューの[写真]から閲覧できる。任意のフォルダを指定し、同フォルダ内のデータを転送時にiPodに最適化して転送する。 液晶サイズの大型化と解像度向上により、サムネイル表示は横6枚、縦5枚の合計30枚(従来は5×5の25枚)で、一覧性が向上。さらに、静止画の表示クオリティも格段に良くなっており、画像ビューワとしての魅力も大幅に向上した。ただし、ズーム機能などは備えていないので、写真のピントチェックなどには使えない。お気に入りの写真を蓄積して友人に見せる、といった使い方が最適だろう。 写真表示中にホイールを回転すると、ものすごい勢いで写真を順繰りにサーチするなどレスポンスも非常によい。さらにスライドショーや音声付きのスライドショーにも対応。さらにビデオと同様にテレビ出力も可能で、任意の写真をフル画面表示できる。 充電時間は約4時間(80%まで約2時間)。ビデオ再生時(H.264 750kbps/AAC 128kbps)のバッテリ駆動時間は約3時間(60GB)/約2時間(30GB)。音楽再生時は約20時間(60GB)/14時間(30GB)、音楽付きフォトスライドショー利用時は最大4時間(60GB)/3時間(30GB)。
また、世界時計やストップウォッチ機能、さらにスクリーンロック機能も引き続き搭載している。さらに、Windows環境で、Outlook/Outlook Expressのアドレス帳やOutlookのスケジューラと連携する機能も搭載している。 アドレス帳は非常に便利だと思うが、紛失時のリスクを考えると情報をなかなか入れづらい。できればアドレス帳だけに独立したパスワードロックなどの機能も欲しい。また、カレンダー機能も従来モデルと共通だが、画面解像度が上がったことから、一覧性は向上している。 非常に重宝する機能だが、任意の期間だけの同期設定ができない点が個人的には不満。つまり、Outlookに数年分のスケジュールが入力されていると、その全てを同期してiPodに転送されてしまうのだ。落としたときのリスクなどを考えると、できれば、iPodに保存する情報は必要最小限に抑えたい。当日から前後10日とか2週間とか、任意の期間の同期設定が行なえると、より使いやすくなるのだが……。
■ 薄さのインパクト。ポータブルビデオの起爆剤となるか あえてiPod Videoというブランドを建てずに、第5世代のiPodとして発表されたことからもわかるように、ビデオの扱いは特権的なものではなく、あくまでiPodの機能の延長線上という位置づけだ。為替レートの関係もあり、60GBについては価格据え置きとは行かないものの、価格設定から見れば完全に従来のiPodの後継機となる。普通のオーディオiPodのバージョンアップとしても、薄型化と液晶の大型化の恩恵は大きい。 レスポンスや操作性の良さなどのiPodの魅力を踏襲しながら、液晶の大型化によるオーディオ/フォトプレーヤーとしての魅力向上という点では、iPodの正常進化型としてのビデオ対応といえる。ただし、単純にビデオプレーヤーとして考えると、レスポンスやシンプルな操作性などは優れているが、臨場感やコンテンツ供給の面では、オーディオにおけるiPodほど盤石という訳ではない。 ビデオクリップなどをiTMSで購入できるというのは魅力的ではあるが、特に日本のコンテンツはまだまだ不足している。新製品発表会のジョブズCEOによる目玉発表、「One More Thing」が、人気ドラマの翌日配信だったことからもわかるように、新しいコンテンツ流通チャネルと、ポータブルビデオソリューションを提案した点がもっとも画期的なトピックだった。 しかし、それはあくまで米国の話。日本において魅力的なコンテンツという意味ではやはりテレビ番組の録画と、ポータブル化ということになるだろう。とはいえ、iPodの圧倒的なシェアと、iPodエコノミーと言われる周辺機器市場の規模を考えれば、キャプチャカードメーカー、あるいはメーカー製PCなどでもiPod対応を謳ったビデオソリューションを提案してくる可能性は非常に高い。正式サポートはまだどこも謳っていないが、PSP用のMPEG-4が利用できるという点においてはその環境は既にある、とも言えるわけだ。 “いつかはクル”と各社の期待をかけられ、PSPの登場などで微妙な盛り上がりを見せているポータブルビデオプレーヤー。ポータブルオーディオで圧倒的なシェアを持つAppleが、満を持して投入してきたビデオiPodが爆発的な市場拡大を呼ぶのかはまだわからないが、その可能性は十分ありそうだ。そして、「薄くなって液晶が大きくなったiPod」というだけでも十分魅力的なのが新iPodの強み。いつのまにか皆のiPodにビデオが入っていたという状況が築ければ、ビデオでもiPod一人勝ちの時代が来るかもしれない。 □アップルのホームページ (2005年10月21日) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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