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オンキヨー、Atmos/DTS:X対応の薄型6chで約65,000円のAVアンプ

 オンキヨー&パイオニアマーケティングジャパンは、オンキヨーブランドの薄型6ch AVアンプ「TX-L50(B)」と、同製品に2.1chスピーカーを加えたセット「BASE-V60(B)」を10月中旬に発売する。価格は、TX-L50単体が65,000円、セットはオープンプライスで、店頭予想価格は75,000円前後。

TX-L50(B)

AVアンプ「TX-L50(B)」

 テレビ周りでも設置しやすいという薄型筐体に、Dolby AtmosやDTS:Xを含むサラウンド音声やネットワークプレーヤー機能を搭載したAVアンプ。なお、Dolby AtmosとDTS:Xはファームウェアアップデートでの対応となる。

高効率のClassDアンプを搭載し、定格出力は80W×6ch(4Ω)。電源部にはオンキヨーのカスタムコンデンサーを採用し、豊かな低域とボーカルのふくよかさを再現するという。リビングなどにマッチしやすいというラウンドデザインを採用。本体の高さは70mmで、薄型のテレビラックなどにも収納しやすくしている。

 自動音場設定機能の「AccuEQ」を搭載。付属の測定マイクを使用し、スピーカーの数や視聴位置からの距離、低域、クロスオーバー周波数などを測定することで、視聴環境を自動で最適化できる。

 HDMI入力は4系統、出力は1系統装備。4K/60p/4:4:4映像信号や、HDR(ハイダイナミックレンジ)、BT.2020の高色域信号もパススルーできる。著作権保護規格のHDCP 2.2にも対応。超解像技術でHD画質のコンテンツをアップスケーリングして4Kテレビで高画質に楽しむことも可能。

 2.4GHz/5GHzデュアルバンド対応の無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n)とEthernetを搭載し、AirPlayなどのネットワーク再生が可能。Google Castにも対応し、手持ちのiPhone/iPad、Androidスマートフォン/タブレット、Mac、Windows PCやChromebookにインストールしたGoogle Cast対応音楽アプリから音楽配信サービスなどを利用できる。radiko.jpや、TuneInなどのインターネットラジオにも対応する。スマートフォンをリモコンとして使える「Onkyo Controller」にも対応。

 Bluetooth 4.1+LEを搭載し、スマートフォンなどからのワイヤレス音楽再生に対応。そのほか、ワイドFM(FM補完放送)対応のFMラジオチューナも搭載する。

 HDMI以外の入力端子は、光デジタル×1、同軸デジタル×1、アナログ×3(MMカートリッジ対応PHONO×1含む)、ヘッドフォン×1、サブウーファプリアウト×1。消費電力は60Wで、待機時は0.2W。外形寸法は435×325.5×70mm(幅×奥行き×高さ)、重量は4kg。リモコン(RC-934R)や測定用マイク、FM室内アンテナが付属する。

2.1chスピーカーセットの「BASE-V60(B)」

 上記AVアンプのTX-L50と、小型のフロントスピーカー、サブウーファのセット。付属スピーカーは2.1ch構成だが、別売スピーカーの追加で将来的に5.1chやDolby Atmos/DTS:Xへステップアップしたい場合に最適なパッケージとしている。なお、Dolby Atmos対応にするためにはドルビーイネーブルド・スピーカーが必要。

BASE-V60(B)

 フロントスピーカーは、テレビ横のスペースなどに設置できる幅約10cmのサイズに、同社がピュアオーディオで培った技術を投入。「質の高いサウンドを再生できる本格的な単品オーディオ仕様」としている。

 ツイータユニットは80kHzまでの高域を再生可能としており、「音の空気感や楽器の倍音成分といった微小な成分までをも再生できる」という。ウーファユニットは、自社開発のN-OMF振動板を採用し、なめらかでスピード感ある中低域を再生可能としている。エンクロージャはMDF。外形寸法は102×128×175mm(幅×奥行き×高さ)、重量は1.2kg。

 サブウーファは、独自スリット形状の矩形ダクト「AERO ACOUSTIC DRIVE」を採用し、45Hzまでの低域を再生可能。ユニットは16cm径で、独自のOMF振動板を使用する。外形寸法は246×314×307.5mm(幅×奥行き×高さ)、7.3kg。