ビクター、「デュアルプロテクト」採用のヘッドフォン

-剛性を高めたポータブル2機種。ケーブル巻き取りも


HP-S560

9月上旬より順次発売

標準価格:オープンプライス


 日本ビクター株式会社は、新開発の「デュアルプロテクト構造」を採用したポータブルヘッドフォン2機種を9月上旬より順次発売する。

 価格はいずれもオープンプライス。発売時期と店頭予想価格は、ケーブル巻き取り機構を備えた「HP-S560」が10月上旬発売で4,000円前後の見込み、延長ケーブルが付属する「HP-S360」が9月上旬で3,000円前後の見込み。カラーはS560がブラック(B)とホワイト(W)の2色で、S360はブラック(B)、レッド(R)、ホワイト(W)の3色。

 いずれも、30mm径ユニットを採用する密閉ダイナミック型ヘッドフォン。共通の特徴として、ドライバユニットの前面/背面にプロテクターを配置することで剛性を高め、不要な共振を抑える新開発の「デュアルプロテクト構造」を採用。高磁力のネオジウムマグネットを搭載し、パワフルな重低音とクリアな再生を実現したとしている。

 プラグは金メッキのステレオミニ。S560は、ケーブルの長さを0~1.2mで調整できる巻き取り機構をハウジング部に装備。S360はケーブル巻き取りは行なえないが、直出しの0.8mケーブルに加え0.7mの延長ケーブルが付属する。

HP-S360

 アームの折り畳みとハウジングのスイーベルでコンパクトに収納可能。ハウジングを反転することで片耳モニタリングも行なえる。遮音性の高い密閉型イヤーパッドを採用し、ヘッドバンド部には装着感を高めるソフトヘッドパッドを備えている。

 再生周波数帯域はS560が10Hz~25kHz、S360が10Hz~24kHz。出力音圧レベルは112dB/mW、インピーダンスは32Ω、最大入力は1,000mWでいずれも共通。ケーブルを除く重量は、S560が130g、S360が120g。



(2009年 8月 24日)

[AV Watch編集部 中林暁]