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ボーズ、小型でも重低音のBluetoothスピーカー
「SoundLink Mini」22,890円。強力ユニット内蔵
（2013/6/6 18:30）
ボーズは、バッテリを内蔵したコンパクトなBluetoothスピーカー「SoundLink Mini Bluetooth speaker」を7月12日に発売する。価格は22,890円。
バッテリを内蔵したコンパクトなポータブルBluetoothスピーカー。BluetoothのプロファイルはA2DPに対応。対応コーデックは非公開。6個のBluetooth機器とのペアリング情報を記憶できる。また、側面にAUXのステレオミニ外部入力も備え、Bluetooth非対応のプレーヤーとも接続可能。
一体型のスピーカーで、前面の左右にユニットを各1基内蔵。さらに、中央にパッシブラジエータを2基、正対するように配置している。独自開発のユニットには、リング型のネオジウムマグネットを採用する事で、同サイズの従来品と比べて出力を2倍に強化。クリアな中高域を再生すると共に、そのパワーでパッシブラジエータもパワフルに駆動。サイズを超えた低域再生能力を実現したという。このパッシブラジエータ機構は「デュアル・オポージング・パッシブラジエータ」と名付けられている。
独自のデジタルシグナルプロセッシンングで、どのような音量でもバランスのとれた再生ができるよう調整。ボリュームや入力切り替えなどの操作ボタンは天面に備えている。
筐体はアルマイト仕上げのアルミ製で、カラーはシルバー。外形寸法は180×59×51mm(幅×奥行き×高さ)、重量は655g。
筐体にはリチウムイオンバッテリを内蔵し、通常の音量で約7時間の連続再生が可能。付属のACアダプタを本体に接続して充電できるほか、クレードルも同梱。クレードルにACアダプタを接続し、そのクレードルにスピーカーを置く事で、手軽に充電できる。
アクセサリも用意
筐体を保護できる、カラフルなソフトカバー「SoundLink Mini soft cover」も7月に発売予定。カラーはブルー、オレンジ、グリーンの3色で、カバーを装着したまま、外部入力や操作など、通常の利用が可能。価格は各2,940円。
また、このカバーを装着した状態の本体と、ACアダプタを両方収納できる「SoundLink Mini travel bag」も5,040円で7月発売予定。
音を聴いてみる
発表会場で、BluetoothでiPhoneと接続し、サウンドをチェックしてみた。
手のひらから少しはみ出す程度のサイズで、奥行きも抑えられたスピーカーだが、音を出すと肺を圧迫されるような「ズシン」という低域が飛び出して驚かされる。低域は量感がありながら、タイトで解像感も同居した上質なもの。同社のアクティブスピーカーの「M2」や「M3」などの低域を想像すると近いものがある。
この低域を生み出すために、ロングストロークかつ、強力な磁気回路を採用したユニットが搭載されている。筐体に触れると、このユニットがパワフルに動いている事が、振動として指に伝わって実感できる。しかし、筐体はアルミ製であるため、プラスチックのように不快な響きは出ておらず、再生音の明瞭さを阻害していない。
また、机の上に設置する場合は、底部に備えた幅広のゴム足パーツにより、筐体の振動が机などに伝わりにくくなっている。これにより、パワフルな中低域と共に、クリアな高域も維持している。スマートフォンのサウンドを好きな場所で、省スペースで気軽に楽しむだけでなく、ノートPCなどと組み合わせて、腰を据えて音楽を楽しむ用途にも対応できるリッチなサウンドが特徴だ。