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ボーズ、Bose“IMPACT 2013”でQC20披露

「サウンドの歴史が変わる」。ライヴも

右から3人目が挽野元社長

 ボーズは6日、東京・渋谷ヒカリエで「Bose“IMPACT 2013” ~Celebration Night~」というイベントを開催。「サウンドの歴史が変わる」と題して、招待した1,286人の観客を前に、新製品のノイズキャンセリングイヤフォン「QuietComfort 20」(QC20)と、Bluetoothスピーカー「SoundLink Mini」を発表した。

渋谷ヒカリエの会場ホール

 ハイスピードな楽曲を特徴とするジャズバンド「SOIL&"PIMP"SESSIONS」がゲストとして招かれ、彼らのライヴと新製品発表が交互に展開した。「QuietComfort 20」は9月発売で、Apple/Android向けのどちらも31,500円。Bluetoothスピーカー「SoundLink Mini」は7月12日発売で、22,890円。各製品の詳細は、6日に掲載した個別の記事に掲載している。

ジャズバンド「SOIL&"PIMP"SESSIONS」がイベントを大いに盛り上げた
発売日種類モデル名価格
9月NCイヤフォンQuietComfort 20
Androidスマホ向け
31,500円
9月NCイヤフォンQuietComfort 20i
Apple向け
31,500円
7月12日BluetoothスピーカーSoundLink Mini22,890円

NCイヤフォン「QuietComfort 20」

挽野元社長

 冒頭、挽野元社長は'78年にボーズ博士が、飛行機の機内でノイズキャンセリング(NC)技術の基本コンセプトと数学的根拠を導き出し、研究を開始。航空機用のNCヘッドセットを'89年に発表し、軍用にも展開。2000年に初の民生向けとなる「QuietComfort」を発売するなど、NC市場を開拓してきたボーズの歩みを紹介。

 他社も参入し、成長したNCヘッドフォン市場に対し、「完全に新しいリスニングスタイルを提供する」として、新製品「QuietComfort 20」を発表した。イヤフォンのハウジング部に外向き、内向きの2マイクを内蔵。ケーブルに備えたコントロールモジュール内のデジタルNC回路で処理を行ない、高いアクティブNC能力を実現したほか、新形状のイヤーピース「StayHear+チップ」により、遮音性も高めている。

QuietComfort 20。ケーブルにコントロールモジュール、リモコンが付いている
Apple製品向けモデルのリモコンは3ボタンタイプ
イヤフォン部分のアップ
QuietComfort 20

 挽野社長は、「皆さん“もう(NCイヤフォンは)世の中にあるのでは?”、“こんなに小さくて大丈夫?”と思われているかもしれない。しかし、イヤフォンでもヘッドフォンに負けない、圧倒的なNC機能が無ければ“看板に偽りあり”になってしまう」と語り、NC市場の先駆者でもある同社が、自身を持って開発したNC能力がQC20に搭載されている事をアピール。

ボーズのNC技術への取り組みを振り返りながら新製品を紹介
「QuietComfort 20」の特徴は、圧倒的な静けさ、高音質、そして「StayHear+チップ」による装着感の良さだという

 また、壇上に来場者を招き、「QuietComfort 20」で音楽を楽しんでもらっている間に、会場に街角の騒音を大きな音で再生。騒音に気付かず、音楽を楽しんでいる来場者がイヤフォンを外すと、「こんな騒音が流れていたのか!」と驚く様子を通して、NC能力の高さをアピールした。

 さらに挽野社長は、マイク付きリモコンの側面に備えたボタンを押すことで、外部の騒音を一時的に耳に届け、イヤフォンを耳から外さずに、駅のアナウンスや店員の声などを聞き取る「Awareモード」も紹介。「QuietComfort 20は、その革新的な技術を、毎日装着したまま体験できる」と、使い勝手の良さも訴求した。

Bluetoothスピーカー「SoundLink Mini」

SoundLink Mini

 手のひらサイズのBluetoothスピーカー「SoundLink Mini」は、リング型のネオジウムマグネットを採用する事で、従来の同サイズユニットと比べて出力を2倍に強化した新ユニットを2基搭載。さらに、このユニットにより、正対配置したパッシブラジエーター2基も強力にドライブ。サイズを超えた低音再生を可能にしている。

 挽野社長は、上着の内ポケットから「SoundLink Mini」を取り出し、コンパクトさをアピール。さらに、ブランドマーケティングシニアスペシャリストの硲夏希氏が、新開発ユニットのパワフルさを解説。「我々ボーズは創業以来、いかに小さなボディで重低音やハイクオリティなサウンドを再生できるかに取り組んできた。家庭にある大きなスピーカーが、この小さなスピーカーになったとしたらと考えていただきたい」と説明した。

iPhoneと組み合わせた使用イメージ
別売のソフトカバー「SoundLink Mini soft cover」を装着する事で、ブルー、オレンジ、グリーンにカスタマイズできる
SoundLink Miniを内ポケットから取り出す挽野社長
出力を強化した新開発ユニットを搭載

 前述の「QuietComfort 20」も含め、バッテリを内蔵した「SoundLink Mini」も使う場所を選ばない製品であるため、リビングや電車の中、海辺など、様々な場所で活躍できると紹介。それらの場所での使用をイメージしたモデルも登場し、イベントに華を添えた。

ビーチでの使用を想定
リビングでも活用
電車の騒音にも強いという「QuietComfort 20」
街中や電車の中でも使用を想定
会場には試聴機も用意され、人だかりができていた

 また、会場には日産が海外市場で展開する高級ブランド、インフィニティの「インフィニティ G コンバーチブル搭載 ボーズ・オープンエアー・サウンドシステム」が展示された。

 ダッシュボードやフロントドア、シートの背もたれ上部や、トランクサイドトリムなどに合計13個の専用スピーカーを搭載。さらに、「AUDIOPILOT2走行ノイズ補償システム」を備えているのが特徴。路面状況の違いやスピードの変化、窓やサンルーフの開閉によるノイズの増減に自動的に追随し、サウンドを最適にカスタマイズしていくというもので、走行ノイズで聴きとりにくくなるドラムをクリアに再生したり、窓を開けたらヴォーカルが不明瞭になった……というような状況も、リアルタイムで補正できるという。

インフィニティの「インフィニティ G コンバーチブル搭載 ボーズ・オープンエアー・サウンドシステム」も展示された
会場となったヒカリエのホールには、ボーズの大規模空間向けスピーカーシステムの「RoomMatch」を導入。どの場所でも均一の音が楽しめるよう、セッティングしたという

(山崎健太郎)