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iCAT、独自OS搭載でハイレゾ対応のメディアサーバー/プレーヤー「AVCloud」

AVC C3-HD(左)とAVC E5-4K(右)

 DEEは、64bitの独自OSを搭載した米iCATのハイレゾ音源対応メディアサーバー/プレーヤー「iCAT AVCloud」シリーズを3月13日に発売した。搭載CPUやメモリの違いにより、「AVC E5-4K Pro」、「AVC E5-4K」、「AVC C3-HD」、「AVC C1-AF」の4機種をラインナップ。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は12万円~。

 いずれもLinux Server OSをベースにしたiCAT MsHD(Music System High Definition)をOSとして搭載。ソフトウェア・リアルタイム・オーディオ処理と、グラフィックス・アクセスのハードウェア・リアルタイム制御により、負荷の大きいハイレゾ音源や高画質映像のネットワーク再生を実現するとしている。

機種名CPUメモリSSD
HDD
E5-4K ProCore i5-4250U8GBSSD 128/480GB
HDD 1TB
E5-4K4GBSSD 64GB
HDD 1TB
C3-HDCore i3-3217U4GBSSD 64GB
HDD 1TB
C1-AFCeleron 8474GBSSD 64GB

Exシリーズ

AVC E5-4K

 AVC Exシリーズは、HDD/SSDを内蔵したメディアサーバー。大容量データの同時アクセスや、デジタルサイネージ向け連続再生に対応する。「E5-4K」と、SSD容量を指定できる受注生産モデルの「E5-4K Pro」を用意。有線LANポートを備え、DLNA(UPnP)やDAAP(iTunes)、SMB(CIFS)、NFSなどのネットワーク接続に対応。Webサーバーとしても利用できる。CD/DVD/BDドライブを搭載し、PCレスでリッピングも可能。

 MP4 60Mbpsの再生や、HEVC/H.265、MPEG-4 AVC/H.264、VP9、DivXなどの配信に対応。出力端子はmini DisplayPort(3,840×2,160ドット/60p)とHDMI 1.4a(1,920×1,200ドット/60p)を各1系統装備する。ハイレゾ音源の再生も可能で、対応音楽ファイルは、DSD/FLAC/WAV/MP3/AACなど。アナログ音声出力(RCA)×1、USB 3.0×3、USB 2.0×1も搭載する。外形寸法は、429×200×58mm(幅×奥行き×高さ)、重量は3.5kg。

光学ドライブやアナログ音声出力を省いたCxシリーズ

AVC C3-HD

 AVC Cxシリーズは、Exシリーズの基本性能を引き継ぎながら、光学ドライブやDisplay Port端子、アナログ音声出力などを省いたコンパクトモデル。本体にHDDを内蔵する「C3-HD」と、USB HDDなどの外部ストレージを利用する「C1-AF」の2モデルをラインナップする。なお、C1-AFはDSD非対応。

 端子はいずれもHDMI×2、USB 2.0×3、有線LANポートを搭載。外形寸法は140×200×65mm(幅×奥行き×高さ)。重量はC3-HDが1.5kg、C1-AFが1.2kg。

(一條徹)