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iCAT、Linuxベースのハイレゾ対応ネットワークメディアプレーヤー

HQPC E5L-UHD Elite

 DEEは、64bitの独自OSを搭載した米iCATのハイレゾ音源対応ネットワークメディアプレーヤー「iCAT-HQPC-ExL」シリーズを2月22日に発売する。搭載CPUやメモリの違いにより、「E5L-UHD Elite」、「E5L-UHD」、「E3L-UHD」、「E1L-HD」の4機種をラインナップ。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は19万円~。

機種名CPUメモリSSD
HDD
E5L-UHD
Elite
Intel
Core i5-4250U
8GBSSD 128GB
HDD 1TB
E5L-UHDIntel
Core i5-4250U
4GBSSD 64GB
HDD 1TB
E3L-UHDIntel
Core i3-4010U
4GBSSD 64GB
HDD 1TB
E1L-HDIntel
Celeron 847
4GBSSD 64GB
HDD 500GB

 LinuxベースのSPIN Fedora20 Jam OSに、独自のカスタマイズを施したPCベースのネットワークメディアプレーヤー。OSおよびシステムには、iCATの技術を用いたサウンドチューニングを施している。

 HDD/SSDを内蔵するほか、NAS、クラウド上の映像/音楽コンテンツが再生可能。BDドライブを搭載(E1Lのみオプション)し、CD/DVD/BDの再生もできる。プレーヤーソフトはSignalystと協力して開発した「HQPlayer Ver3.2 Fedora版」を搭載し、DSD 5.6MHz(DSF/DSDIFF)、FLACなどのハイレゾ音源再生に対応する(E1LはDSD 5.6MHzには非対応)。HQPlayerはEliteモデルのみライセンス付き、その他のモデルは別途ライセンスが必要となる。

 プリインストールしているメディアプレーヤーアプリ「XBMC Media Center」は、「Windows XP同様の感覚で使用できる」というGUIを採用。iPadやAndroidタブレットからリモコンアプリによって、リモート操作できる。

 DEEでは、USB DAC等の接続性や操作性、映像用途には発売中のWindows 8.1ベースモデルHTPCシリーズが優位とし、HQPCシリーズは音質重視モデルと位置付けている。別売のシステム用mSATA SSDに交換すれば、HTPCシリーズへの移行も可能。SSDの交換は本体底面のカバーを外して簡単に行なえるという。

 本体はAVラックに収まるデザインを採用。放熱性や静音性、耐振性も考慮している。映像/音声出力はHDMIミニとmini DisplayPortを備え、背面にUSB 3.0×3、前面にUSB 2.0×1とヘッドフォン出力を装備する。電源は付属のACアダプタを使用。外形寸法は429×200×58mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約3.3kg。

フロントにUSBやヘッドフォン出力を備える
WindowsのようなGUIを採用
HQPlayerのフルスクリーンモード

(一條徹)