アルパイン、大型モニタ採用カーナビ「ビッグ X」

8型ディスプレイで60GB HDD搭載の「VIE-X088V」

　アルパインは、大型ディスプレイを備えたカーナビ「ビッグ X」シリーズ新製品として、8型ディスプレイでHDD内蔵の「VIE-X088V」、8型でメモリタイプの「VIE-X066」と、7型でHDDタイプの「VIE-X08V」を6月下旬より順次発売する。価格はいずれもオープンプライスで、店頭予想価格は下表の通り。

　ビッグXシリーズは、ダッシュボードの2DINサイズ規格にとらわれず、センタコンソールをはじめ、専用金具、配線部品などを車種専用に開発した別売取付キット「パーフェクトフィット」を使って装着するタイプのナビ。トヨタのアルファード、ヴェルファイア、ノア、ヴォクシーなど、車種に合わせたキットが発売されるほか、天井吊り下げ型モニタ「リアビジョン」と連携するためのアクセサリなども用意される。詳細は同社ページにて。

8型ディスプレイのメモリタイプ「VIE-X066」	7型ディスプレイで60GB HDD搭載の「VIE-X08V」

　ナビの「X088V」は8型ディスプレイを備え、60GB HDDを搭載。「X066」は8型ディスプレイで8GBのSDHCカードを同梱したメモリタイプ。7型ディスプレイの「X08V」は60GB HDDを採用する。いずれもディスプレイの解像度はワイドVGA(1,152,000画素)で、LEDバックライトを採用する。

　フルセグ対応の地デジチューナを搭載。新開発の4チューナ/4アンテナの地上デジチューナを搭載し、オート系列局・中継局サーチに対応する。また、X088V専用のパーフェクトフィットには、ミニバン専用スティックアンテナも付属する。

　アンプはX088VとX08Vが、50W×4chアンプを搭載。X066は45W×4chアンプを採用。いずれのモデルもDVDドライブを備え、DVDビデオの再生が可能。AM/FMチューナも備えている。

　X088Vには、車種専用の最適な自動車室内音響データを収録。10車種専用のセカンドシート用音響データも収録。バックビューカメラを車種専用取り付けキットで装着した場合の、最適なガイド線データも収録。個別で行なっていたセッティングが、車種名を選ぶだけで同時に行なえるようになっている。

　Bluetooth 2.1+EDRにも対応し、A2DP、AVRCP Ver.1.4のプロファイルに対応。また、市販カーAV/ナビ一体機では唯一という、ウォークマン対応も実現。ウォークマンの音楽再生画面やサーチ画面、ビデオ再生画面をナビに表示したり、ソース別ボリュームレベル調整が可能。操作はウォークマン側で行なう。なお、接続には別売の接続ケーブル「KCU-500WM」(5,250円)が必要。対応ウォークマンはA850/NW-A840/NW-S750/NW-S750K/NW-S740/NW-S740K/NW-S640/NW-S640K/NW-E050/NW-E050Kで、NW-E050/E050Kシリーズはビデオ再生画面の表示には非対応。

　別売のケーブルを用いて、iPod/iPhoneとも接続可能。HDDに音楽を収録する事もでき、オーディオ専用設計のHDDを採用しているという。また、別売のUSB接続ケーブルやSDメモリーカードスロットを用いて、USBメモリやSDカード内に保存したMP3、WMA、AACの音楽、BMP、JPEG、GIF、PNGの静止画表示にも対応する。

　オーディオの基本部分は従来モデル「X088」と同様の高音質設計を採用。3層シャーシ構造や、厳選した新MOS-FETパワーアンプの採用、ノイズ対策用のセラミックコンデンサなどを用いて、音質を高めているという。

　X066にも車種専用の最適な車室内音響データを収録。別売ケーブルを用いたiPod/iPhone接続にも対応するが、ウォークマン接続には非対応。高級オーディオパーツを投入したという。

　X08Vには、X088Vと同様に車種専用の最適な自動車室内音響データと、10車種専用のセカンドシート用音響データを収録。ウォークマン接続にも対応し、Bluetoothもサポート。iPod/iPhone接続、USBメモリ、SDカード内の音楽再生にも対応する。