地デジ対応は約95%。カカクコムが地デジ化アンケート

-テレビは92.1%が対応も、録画機は55.8%


デジタル放送対応状況

 カカクコムは7日、7月24日の地上アナログ放送停波へ向けた、ユーザーへの意識調査「地デジ化直前アンケート」の結果を発表した。94.9%が地上デジタル対応済みと回答し、テレビを持っていないという1.0%を除くと、未対応世帯は4.1%となったという。

 調査は、価格.comID登録ユーザー9,211名を対象とし、6月16日から6月22日まで実施。男女比率は男性90.2%、女性9.8%。調査方法は価格.comでWebアンケート。

 「地上デジタル放送対応」と回答した94.9%のうち、55.7%が「全ての受信機」のデジタル化が終了。「対応していない機器が残っている」が39.2%、「全く対応していない」が1.0%。

 対応機器ではテレビは92.1%がデジタル対応済みだが、DVDレコーダやBlu-rayレコーダなどの「録画機器」については55.8%に留まっており、「今後の買い替え需要が残されている」と分析する。パソコンは24.4%、カーナビも24%と、地デジ対応比率はかなり少ない。

 デジタル放送に対応した時期については、もっとも多かったのが2010年で33%がデジタル化。家電エコポイント制度により「購入時期がやや早倒しになった」という。

 テレビについては、本体買い替えでデジタル対応が82.8%で、チューナのみ購入が9.0%。録画機も買い替えが66.1%だが、「対応しない」という回答も13.3%と多い。また、パソコンは「対応しない」が57.7%、カーナビは30.9%。

 デジタル放送に対応する予定は無いと回答した人(全回答中12.5%)の理由については、予算が足りない(32.9%)、テレビをあまり見なくなった(22.9%)、インターネットで十分(17.7%)と続く。

 デジタル放送への満足度については、満足との回答が32.6%、やや満足が38.6%で合計71.2%。画質の向上(94.8%)や、録画が楽になった(48.5%)などが理由に挙げられている。不満点は「ダビング10」、「B-CASカード」などの著作権保護システムや、天候によって受信レベルが下がることなど。


対応完了状況。受信機の種類別デジタル放送対応時期

(2011年 7月 8日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]