パイオニア、DLNA/AirPlay対応ワイヤレススピーカー

-Andrew Jonesチューニングで実売25,000円


 パイオニアは、DLNA 1.5とAirPlayに対応したワイヤレススピーカー「XW-SMA1」、「XW-SMA3」を7月下旬より順次発売する。価格はオープンプライス。バッテリ無しの「XW-SMA1-K」は7月下旬に発売し、店頭予想価格は25,000円前後。バッテリ内蔵/防滴対応の上位モデル「XW-SMA3-K」は8月下旬発売で、店頭予想価格は35,000円前後。

XW-SMA3-KXW-SMA1-K

 無線LANでスマートフォンやパソコンなどと接続して、音楽再生できるワイヤレススピーカー。パイオニアでは「スマートモバイルオーディオ」と命名している。XW-SMA3は、XW-SMA1をベースモデルに、バッテリを内蔵して持ち運びに対応したほか、IPX2相当の防滴仕様に強化した上位モデルとなる。バッテリ駆動時間は約4時間。その他の主な仕様は共通。

 XW-SMA1/XW-SMA3自体が無線LANアクセスポイントとなる「Wireless Direct」機能を搭載し、ルータを経由することなく、パソコンなどのWi-Fiデバイスと直接ワイヤレス接続できる。無線LAN自動設定機能の「WPS」に対応する。無線LANはIEEE 802.11b/g。

 DLNA 1.5とAirPlayに対応。AirPlay利用時にはiPhoneやiPod touch、iPad、Mac/PC内のiTunesライブラリの楽曲を無線LANを経由して出力できる。DLNA 1.5では、ホームネットワーク内のAndroid端末やパソコン、NAS(DLNAサーバー)の音楽コンテンツを無線LAN/Ethernet経由でXW-SMA3/SMA1から出力できる。

 スピーカーは、2ウェイ3スピーカー構成で、26mm径のツィータ×1と、77mm径のウーファ×2を搭載。サウンドチューニングは、同社のフラッグシップモデル「EXシリーズ」の音質チューニングを行なっているAndrew Jones(アンドリュー・ジョーンズ)氏が担当。指向性や位相特性を考慮し、スムースなレスポンスと広い視聴エリアを実現したという。再生周波数帯域は50Hz~20kHz。

 無線LANのほか、Ethernetも装備。ステレオミニの音声入力を装備しており、ポータブルオーディオプレーヤーなども接続できる。USB端子も備えており、iPhoneやiPod touch/iPadなどの充電が可能。待機時消費電力は0.5Wで、消費電力は42W(SMA3)/24W(SMA1)。外形寸法は320×145×180mm(幅×奥行き×高さ)、重量は2.5kg(SMA3)/2.3kg(SMA1)。リモコンが付属する。


(2012年 7月 5日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]