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ラディウス、ドブルベ ヌメロドゥに新色追加

シリーズ全体リニューアル。同軸ユニット搭載

ドブルベ ヌメロドゥの新色。左から「ペルル・ブラン」、「ルージュ」

 ラディウスは、独自のDDM方式を採用したカナル型(耳栓型)イヤフォン最上位モデル「W n°2(ドブルベ ヌメロドゥ)」に、新色を追加。「ペルル・ブラン」(パールホワイト/型番:HP-TWF22W)」と、「ルージュ」(レッド/HP-TWF22R)」を12月下旬に発売する。従来からラインナップされている「ノワール」(HP-TWF22K)も加え、3色展開となる。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は25,000円前後。

 ヌメロドゥの型番は従来「HP-TWF21」だったが、新色追加に伴い、「HP-TWF22」に変更される。下位モデルの「ドブルベ」(HP-TWF11/実売15,000円前後)も、型番が「HP-TWF12」になる。これに合わせ、これらのモデルに採用しているケーブルも、質感と強度を高めたナイロンケーブルに変更。パッケージも一新される。ただし、店頭予想価格は各モデルともリニューアル前と同じになる。

リニューアル後のラインナップ。上段がドブルベ、下段がドブルベ ヌメロドゥ

 いずれのモデルも、ウーファユニットとツイータユニットを同軸上に配列したDDM(Dual Diaphragm Matrix)方式を採用しているのが特徴。15mm径のウーファ、7mm径のツイータを搭載している。

 ドブルベ(HP-TWF12)の再生周波数帯域は10Hz~18kHz、インピーダンスは24Ω、ケーブルを含めた重量は15g。ケーブルは約120cmのY型。ドブルベ ヌメロドゥ(HP-TWF22)の再生周波数帯域は10Hz~20kHz。インピーダンスは24Ω。ケーブルは約120cmのY型。どちらも3サイズのイヤーピースや、クリーニングクロス、収納ケースなどを同梱する。



専用再生アプリも公開予定

iOS向けの専用プレーヤーアプリ「Ne AUDIO」使用イメージ

 リニューアルに合わせ、2013年1月に、iOS向けの専用プレーヤーアプリ「Ne AUDIO」を提供予定。アプリの価格は未定となっている。

 スウェーデンの音響研究機関Diracとラディウスが共同で開発したというもので、ラディウスのイヤフォン各モデルごとに最適化された音質で再生できるというアプリで、対応イヤフォンをアップデートで順次追加予定。インパルス応答波形の乱れを補正することで、定位が明確になり、透明感のある音が得られるとする。

 このアプリにはDiracの「Dirac HD Sound」技術が使われており、BMWやロールス・ロイスなどの自動車でも使われている音響チューニング技術だという。

(山崎健太郎)