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オリオスペック、購入後すぐDSD再生できるオーディオPC

ラトックのUSB DAC同梱。CD/NAS音源のDSD変換/再生も

Ritmo DSDPlay

 オリオスペックは、購入後すぐにDSD再生が行なえるというオーディオ向け静音PC「Ritmo DSDPlay」を2月1日に発売する。PCとラトック製USB DAC「RAL-DSDHA1」をセットにしており、価格は26万8,000円。

 ユーザーが複雑な設定をせずにDSD再生が行なえるように、再生用ソフトのfoobar2000をプリインストールしたPC。付属するDSD対応USB DAC「RAL-DSDHA1」(単品価格72,000円)のドライバインストールやリスニング調整も済ませた形で販売する。OSはWindows7 Professional 64bit版。

 2.8MHzまでのDSDをそのまま再生でき、FLACファイルも音源のサンプリングレートを維持(192kHz PCMまで)して再生。CDからリッピングせずリアルタイムでDSD 2.8MHzに変換して再生できるほか、NAS(LAN HDD)内のFLAC音源をDLNA経由でDSD 2.8MHzにリアルタイム変換して再生することもできる。

 筐体は、2012年10月に発売した「Ritmo」と同様にオーディオ機器のようなデザインで、素材にはアルミを採用。完全ファンレス化しており、静音性を高めている。Windows 7搭載のパソコンとして利用でき、HDMIやDVI出力でテレビやディスプレイに接続できる。

 CPUはIntel Core i5 2390T(2.7GHz)、メモリは8GB、起動ディスクは128GB SSD。光学ドライブはスロットイン型のDVDマルチ。インターフェイスはHDMI×1、DVI-I×1、USB 3.0×2、USB 2.0×2、eSATA×1、Ethernet×1。電源は160WのACアダプタ。

Ritmo DSDPlay本体
ラトックのUSB DAC「RAL-DSDHA1」が付属

(中林暁)