ハーマン、米REVEL製スピーカー「PERFORMA 3」

フロア型「F 208」(ウォールナット)

　ハーマンインターナショナルは、米REVEL製のスピーカー「PERFORMA 3」シリーズ4モデルを8月1日に発売する。フロア型の「F 208」と「F 206」、ブックシェルフ「M 105」、センター「C 205」をラインナップ。

　フロア型「F 208」の価格は1台315,000円。仕上げはF 208がウォールナットとピアノブラックの2色で、それ以外のモデルはウォールナット/ピアノブラック/ピアノホワイトの3色で展開する。ラインナップと価格は下表の通り。

フロア型「F 208」、「F 206」

「F 208」(ピアノブラック)

　'07年モデル「ULTIMA 2」シリーズ(フロア型が1台136万5,000円～)で培ったスピーカーユニット技術やエンクロージャ製作技術などを活かし、従来モデルに比べパフォーマンスを向上。

　全ユニットがアルミ製で、新開発。上位モデル「F 208」は25mm径ドームツイータと130mm径ミッドレンジ、2基の200mm径ウーファの3ウェイ4スピーカー構成。「F 206」も25mm径ドームツイータと130mm径ミッドレンジを搭載するが、ウーファは165mm径×2。

　アルミを使用した軽量/高剛性の振動板により、フラットなレスポンスを実現。同素材を使用したことで各ユニットの音質が整い、全帯域に渡りクリアなサウンドを再生するという。

　ULTIMA 2に採用した「ツィーター・ウェーブガイド」も進化。コンピュータ解析で形状設計を行ない、ツイータの音波特性を整えて水平/垂直方向の指向性をコントロール。ミッドレンジとのつながりが、よりスムーズになったという。

「F 206」(ウォールナット)

「F 206」(ピアノブラック)

「F 206」(ピアノホワイト)

　ネットワーク部には、ポリプロピレン使用のコンデンサや空芯コイルなどのパーツを使用。帯域ごとにネットワークボードを独立させており、回路間の相互干渉を防いでいる。F 208はバイワイヤ接続も可能。ターミナル部に「Tweeter Level」のコントロールスイッチと、ウーファの反応特性をコントロールする「Low Frequency Compensation」を装備する。

　エンクロージャはバスレフ型で、ポートの入口と出口にフレア(広がり)を持たせた「双曲線型テーパードバスレフポート」により、低域レスポンスの最適化を図っている。バスレフポートに挿入して低域をコントロールするポートプラグも付属する。ULTIMA 2と同様の特殊プレス加工成形による「カーブドキャビネット」を採用。平行面を最小化することで定在波の発生を防ぎ、カラーレーションを配乗。内部にブレーシングを施し、剛性も高めている。グリルはマグネット装着のフローティングタイプ。本体の高さや仰角調整が可能なスパイクフットも付属。スパイク先端の鋭さは2種類から選べる。

ブックシェルフ型「M 105」、センター「C 205」

　いずれもユニットは2ウェイで、F 208などと同様に新開発のアルミ振動板を採用。ブックシェルフ型の「M 105」は25㎜径ツイータと130mm径ウーファ各1基、「C 205」は25mm径ツイータ1基と130mm径ウーファ2基で構成する。「ツィーター・ウェーブガイド」も採用する。

　両モデルとも、別売で専用スタンドを用意。価格は、M 105用の「M-STAND」が63,000円(ペア)、C 205用「C-STAND」が37,800円(1本)。

「M 105」(別売スタンド利用時)。左から、ウォールナット、ピアノブラック、ピアノホワイト

「C 205」(別売スタンド利用時)。左から、ウォールナット、ピアノブラック、ピアノホワイト