パイオニア、ジェスチャー操作できる新「楽ナビ」

AVIC-MRZ099W(200mmコンソール用)

　パイオニアは、カロッツェリア「楽ナビ」シリーズの新モデルとして、地上デジタルやワンセグの受信にも対応した11モデルを10月中旬より順次発売する。

　価格はオープンプライスで、店頭予想価格は、200mmワイドコンソール向けの2DINモデル「AVIC-MRZ099W」が13万円前後、2DINで180mm幅の「AVIC-MRZ099」が12万円前後、7型液晶のポータブルタイプ「AVIC-MRP099」が8万円前後。

　また、オプションとして、サンバイザー部に取り付けてフロントガラス前方にナビ映像を映し出す「AR HUDユニット」(AVIC-MRP066)も10月中旬に63,000円で発売する。

2DINタイプにワイドコンソール用を追加。手かざしで操作も

　2DINタイプは7モデル。「AVIC-MRZ099W」は200mmのワイドコンソールに対応したモデルで、トヨタ車/ダイハツ車とダイレクトに接続できる電源ケーブルなども同梱する。日産/スバル車には、別売のキットを利用して取り付けられる。いずれも7型WVGA液晶を搭載し、AVIC-MRZ099W/MRZ099/MRZ077/MRZ066は地デジのフルセグチューナを搭載し、4チューナ×4アンテナで受信する。AVIC-MRZ06/MRZ04/MRZ02はワンセグチューナ搭載モデル。

　ポータブルタイプは、7型液晶で地デジフルセグ搭載の「AVIC-MRP099」と、6.1型液晶/フルセグの「AVIC-MRP088」、7型でワンセグ搭載の「AVIC-MRP077」、6.1型/ワンセグの「AVIC-MRP066」をラインナップする。

2DIN/7型液晶の「AVIC-MRZ099」

7型液晶のポータブルモデル「AVIC-MRP099」

「エアージェスチャー」の操作イメージ

　特徴は、ボタンやタッチキーに振れることなく、画面に手を近づけたり手を振ることなどで操作できる「エアージェスチャー」に対応した点。運転中に本体や画面の操作キーを探す必要が無いため、安心して快適なドライブを実現するという。

　画面に手を近づけると、「お出かけランチャー」が表示され、渋滞などのナビメニューや、楽曲のトラックアップ/ダウンなどのAVメニュー、カスタムメニューを呼び出せる。また、手を近づけた時にAV画面表示時はナビ情報を、ナビ表示時はAV情報を画面右側にウィンドウ表示する。手を振って操作できるのは、ナビ/AV画面切り替えや、地図スケール変更、ロゴマーク表示ON/OFF、音楽のボリューム増減など17種類から1つを選択可能。よく使う操作を2つまで設定でき、シーンに合わせて切り替えられる。

ND-HUD10

　オプションの「AR HUDユニット」(ND-HUD10)は、楽ナビに接続して、ヘッドアップディスプレイ(HUD)として利用できる製品。サンバイザー部に装着し、ドライバーの前方3m先に30型相当の大きさでナビ情報をフルカラー表示できる。表示はDLPのプロジェクションユニットを使用し、解像度は540×120ドット。

　AV機能では、CDからSDカードに12倍速録音が可能。録音形式はATRAC Advanced Losslessにも対応している。iPod/iPhoneやUSBメモリの楽曲も再生可能。また、AVIC-MRZ099W/MRZ099/MRZ077/MRZ066/MRZ06はBluetoothを搭載し、スマホの音楽などをワイヤレスで伝送できる。AVIC-MRZ099W/MRZ099には、AKM製の24bitアドバンスド・マルチビット方式DACを搭載し、高音質化を図っている。