パイオニア、スマートコマンダーでAV機能も操作「楽ナビ」9機種。ジェスチャー操作のポータブルも

　パイオニアは、カーナビの「楽ナビ」シリーズ新モデルとして、8型ディスプレイを備え、ナビやAV機能を手軽にコントロールする「スマートコマンダー」も付属する9機種を11月上旬より順次発売する。

　また、手を近づけたり、振る動作で操作できる「エアージェスチャー」機能を備えた、ポータブルタイプの「楽ナビ」3機種も11月上旬に発売する。いずれも価格はオープンプライス。

「楽ナビ」シリーズ「AVIC-RL09」

　さらに、「楽ナビ」から操作ができ、フルHD解像度での録画が可能なドライブレコーダー「ND-DVR1」を2015年春に発売予定。価格は2万円を予定している。対応機種はAVIC-RL09/RW09/RZ09/RZ07/RZ06/RZ05/RW03/RZ03。

ドライブレコーダー「ND-DVR1」

スマートコマンダー付きの「楽ナビ」9機種

スマートコマンダー

　いずれのモデルにも、ナビやAV機能をより簡単に操作できる新開発のコントローラー「スマートコマンダー」が付属。回す/傾ける/押す動作ができ、ナビの画面には「ダイレクトメニュー」を表示。ルート設定の有無や地図スクロールなどの操作から、ドライバーが良く使う操作を厳選して備えており、より簡単に操作ができるという。

　AV機能でも、ソースボリュームアップ/ダウンや、曲送り/戻しなどが操作可能。好みの機能を2つまで割り当てられる、カスタムダイレクトキーも備えている。

　新設計のDSPを搭載し、最適な音場設定が可能という「タイムアライメント」機能や、13バンドのグラフィックイコライザが利用可能。前席・後席を重視した音場設定やドライバーの好みの音に簡単設定できる「カンタンベース設定」も備えている。

　ディスプレイはブリリアントフィニッシュパネルとLEDバックライトを搭載し、高コントラストでメリハリのある画質を実現。

　ラージサイズの「AVIC-RL09」は、8型VGAディスプレイを採用。車種ごとに設計された別売の専用取付金具を使い、車のコンソールにフィットする取り付けができる。

　AVIC-RL09/RW09/RZ09は、CDからSDメモリーカードにリッピングする「ミュージックサーバー」機能を搭載。最大8倍速で録音でき、MP3 320kbpsでの取り込みが可能。録音した楽曲のタイトルは、別売のデータ通信専用通信モジュール「ND-DC2」やスマートフォンとの接続から、自動的に取得できる。

AVIC-RW09

AVIC-RZ09

　ナビ機能では、地図スクロール速度を従来モデル比約2倍に高速化、操作レスポンスも向上させた新開発の「マルチウェイスクロール」を採用。目的地に関連するキーワードを発話するだけで、目的の施設を検索できる「フリーワード音声検索」も備えている。

エアージェスチャー搭載のポータブル「楽ナビ」

　いずれのモデルも、画面やハードキーに触れず、画面に手を近づけたり、画面を横切るように手を振るだけで、あらかじめ設定した操作ができる「エアージェスチャー」機能を搭載する。

AVIC-MRP900

　上位モデルの「AVIC-MRP900」は、4チューナー×4アンテナの地上デジタルチューナを搭載し、受信環境の悪い車室内でも安定した受信ができるという。地上デジタルテレビ用置型アンテナも同梱する。AVIC-MRP700とAVIC-MRP600はワンセグチューナ内蔵。

AVIC-MRP700

AVIC-MRP600

　ナビ機能では、見やすいデザインの地図表示を採用。「ノーマルビュー」、「スカイビュー」、「ハイウェイモード」などから、好みの表示モードを選べる。

　車速補完型3Dハイブリッドセンサー(3軸ジャイロセンサー + 3軸加速度センサー)を備え、速度・傾斜・旋回などの車の細かな動きを感知。高精度に自車位置を把握できるという。SDカードを使った地図データの更新も可能で、3年間、最新データに追加費用無しでアップデートできる。

　外形寸法と重量は、AVIC-MRP900とAVIC-MRP700が186.9×21.5×105.6mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は460g。AVIC-MRP600が168.7×21.5×95.7mm(同)で、390g。