マスプロ、プラチナバンド対策済みの710MHz対応UHFアンテナ

LS146

　マスプロ電工は、地上デジタル放送の受信に使用できるUHFアンテナ6機種を5月下旬に発売する。価格は弱電界地域用の「LS」シリーズが9,900～16,200円、微弱電界地域用の「LS-TMH」シリーズが10,500～18,200円。

　家庭用UHFアンテナ「LS(ラブストーリー)」シリーズの新型モデル。弱電界地域用の「LS146」(14素子)、「LS206」(20素子)、「LS306」(30素子)と、微弱電界地域用の「LS146TMH」(14素子)、「LS206TMH」(20素子)、「LS306TMH」(30素子)の計6機種をラインナップする。LS146/206/306の3機種は、携帯電話の新しい通信サービスであるプラチナバンド(700MHz帯)より低い、470～710MHz(ch.13～52)周波数の地上デジタル放送用帯域の受信を重視した設計を採用する。

LS206TMH

　4段導波器(アンテナ4本分)の働きにより、地上デジタル放送を高感度で受信。また、6本反射器の採用や、ビームダイポールの低損失化、導波器および反射器の最適化などにより、前機種比で高い利得性能を実現しているという。

　さらに、上下に開くだけで固定できる新構造の反射器や、F型コネクタを採用した新設計のビームダイポールにより、組立てやすくなっており、設置時間を短縮できるという。適合マスト径は22～48.6mmで、共同受信用のマストにも対応する。

　動作利得は、14素子のLS146が8.9～14.2dB、20素子のLS206TMHが11.2～14.2dB。外形寸法と重量は、LS146が373×1,170×544mm(幅×奥行き×高さ)/約1.6kg。LS206TMHが、410×1,870×544mm(同)/約2.1kg。