「攻殻機動隊 新劇場版」10月Blu-ray化。士郎正宗の原作へ繋がる“結成の物語”

※ジャケットとは異なります
(C)士郎正宗・Production I.G/講談社・「攻殻機動隊 新劇場版」製作委員会

　劇場用アニメ「攻殻機動隊 新劇場版」が、10月28日にBlu-ray/DVD化される。価格は、BD特装限定版が9,800円、DVD版が7,800円。発売・販売元はバンダイビジュアル。

　なお、Amazon.co.jpで複製原画3枚付きの限定版をラインナップするなど、店舗限定の特典を用意しているところもある。

　BD特装限定版には特典ディスクが付属。特別番組「『攻殻機動隊 新劇場版』6.20 公開!!25分でわかる ARISE SP」と「『攻殻機動隊 新劇場版』公開記念!!25年を25分でおさらい SP」それぞれのディレクターズカット版を収録。

　さらに、押井守や神山健治ら、歴代シリーズの監督も集結した「攻殻25周年記念オールナイトイベント『GHOST IN THE NIGHT』トークショー」の様子、劇場公開初日舞台挨拶、Production I.Gプロデュース「攻殻機動隊 新劇場版 完全解析 Night」も収録する。

　DVD版の付属特典は特製ブックレットのみ。なお、BD/DVDのどちらにも、特報やプロモーション映像などの特典映像を本編ディスクに収録している。ジャケットは総監督・キャラクターデザイン担当、黄瀬和哉の描き下ろし。

あらすじ

　士郎正宗の同名コミックを原作とした、押井守監督の映画「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」が発表されたのが1995年。その生誕25周年記念作品として作られたのが「攻殻機動隊 新劇場版」となる。

(C)士郎正宗・Production I.G/講談社・「攻殻機動隊 新劇場版」製作委員会

　情報ネットワークとサイボーグ(義体)技術の発達により、人々の意思が電脳に繋がれた近未来を舞台に、多発する電脳犯罪を未然に察知し、それを除去するために組織された攻性の独立部隊・攻殻機動隊。「新劇場版」では、草薙素子の過去と、攻殻機動隊の誕生が描かれる。

　……2029年3月、総理大臣暗殺事件という戦後最大の事件が発生した。被害者の中には草薙素子のかつての上司、501機関のクルツもいた。バトーやトグサたち寄せ集めメンバーと捜査を開始する草薙。「お前たちは私のパーツだ。パフォーマンスを発揮出来ないヤツはパージする」と言い放つ草薙に、「俺たちはパーツか?」と反発するメンバー。事件の背後にあったのは、戦後の義体開発の行く末を左右する技術的障害“デッドエンド”をめぐる政治的取引。さらに「洗脳・ゴーストへの侵入・疑似記憶の形成」を一度に行なう電脳ウィルス“ファイア・スターター“の存在も見え隠れする。

(C)士郎正宗・Production I.G/講談社・「攻殻機動隊 新劇場版」製作委員会

　そして、事件を捜査する中で掴んだ手がかりは、草薙の秘められた生い立ちにも繋がっていたのだった……。暗躍する謎のサイボーグ。総理大臣暗殺の真相。“第三世界”の存在。その先に待ち構える罠。たった1人で己の“戦場”に向かう草薙は、後に残すメンバーに最後の“命令”を告げる。「自分のゴースト(魂)に従え」。残された6人が己のゴーストに従う時、はぐれ者の寄せ集め集団は最高のパフォーマンスを発揮するチームへと変化する。