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第10回:フロントドア付きの個性派モデル
~ コストパフォーマンスの高い「三洋電機 LP-Z1」 ~


 964×544ドット、16:9ワイド液晶パネル、コントラスト比800:1というスペックで、標準価格25万円というハイコストパフォーマンスな製品が三洋電機から登場した。ソニーの「Cineza」や松下電器の「TH-AEシリーズ」をはじめ、強豪ひしめくこのクラスに、注目の1台「LP-Z1」が参入した。今回はこの「LP-Z1」を紹介したい。


■ 設置性チェック~上下左右レンズシフト機能、100インチを3mで投射可能

LP-Z1。標準価格は25万円。ボディカラーは、写真のブラックのほかにエレガンスブルーが限定販売される
 表面積はA4ファイルサイズノートPC程度と小さめ。重量も約3.4kgと軽いため、部屋間の持ち運びはたやすい。ボディは上下面がブラック、真ん中がシルバーグレイというツートンカラーで、インテリアを意識したカラーリングがなされている。なお、12月31日までは、限定モデルとして上下面をシルバーグレイに、真ん中をエレガンスブルーにした限定モデルも選ぶことができる。

 設置スタイルはフロント台置き、リア投影、天吊りの全組み合わせに対応するが、本体が小型軽量ということもあり、使いたいときに使うといったスタイルが基本となるだろう。

 もちろん常設ができないわけではなく、純正オプションとして、低天井用天吊り金具「POA-CHS-US01」(標準価格3万円)が設定されている。これと専用取り付け金具「POA-CHB-Z1」(標準価格15,000円)を組み合わせれば、常設天吊り設置も行なえる。ただし、台置き用の専用設置台は用意されていないので、台置きを考えている人は適当なものを準備する必要がある。

 なお、本体前面にはスライドモーションドアが取り付けられており、使用しないときは閉じることができる。レンズ面を、衝撃や埃の付着から守ることができるわけだ。

 本機はこの価格帯の製品にしては珍しく、マニュアル式のレンズシフト機能が実装されている。さらに、シフトは上下だけでなく左右にも可能で、最大で画面サイズの4分の1幅まで移動が行なえる。この左右方向へのレンズシフト機能は、ホームシアター向けモデルとしては初の快挙だ。しかし、レンズシフト上方向最大でも、仰角はそれほど大きくない。よって、台置きの場合は、結構な高さの台を必要とする。

 本体底面のフロント側には調整脚が付いている。これを伸ばして上方向に投影させることもできるが、そうすると映像は台形に歪んでしまう。もちろんキーストン補正することは可能だが、補正はデジタル方式なので、画素情報は確実に欠落してしまう。天吊り設置が行なえない場合は、むしろ、レンズシフトを下方向最大に設定し、本棚など高い位置に設置するのが現実的かもしれない。

 なお、デジタルベースの台形補正は上下方向のみで横方向には未対応となっているので、ソニーのCinezaシリーズのような斜め方向からの投影は行なえない。台形補正はリモコンのダイレクトボタンで調整できるのだが、このとき、どの程度の補正をかけたのか目安となる値が出てこないのは、少々不満だ。

本体前面のスライドモーションドアを閉じたところ レンズシフトの操作は、上下左右独立のダイヤルで行なう 本体上面に配置された操作パネルは、カーソルと3つのボタンだけと非常にシンプル

 レンズは手動式1.2倍ズームレンズを搭載する。ズーム操作はレンズ外枠に取り付けられたツマミを上下させることで行なえ、一方、フォーカス合わせはレンズ先端のフォーカスリングを回すことで行なえる。操作する箇所が違うので、間違えて操作してしまう心配がないのがいい。

 投射距離はズーム最大時で100インチ(16:9)が約3mと短め。これならば小さい部屋でも100インチ環境の構築が可能だろう。

 熱排気ファンは背面と側面の2カ所に設置されているためか、ファンノイズは意外に大きい。プレイステーション 2と比べてもかなりうるさい。

 なお、LP-Z1にはランプモードとして、輝度優先の「ブライトモード」と、黒の沈み込みを優先した「シアターブラックモード」の2種類が用意されており、シアターブラックモード時は輝度が最大出力の80%にまで抑えられる。この時、ファンの回転速度もセーブされるため、ファンノイズもプレイステーション 2と同程度にまで軽減される。また、本体内部から若干の光漏れが気になるが、映像に影響を及ぼすほどではないだろう。


■ 操作性チェック~電源オン後、30秒で映像表示

他社製品を含めて最近のプロジェクタに共通するデザインのリモコン。主要ボタンは自照する

 電源オンからSANYOのロゴが出てくるまで3秒(実測)、実際に入力ソース映像が出てくるまでさらに30秒(実測)かかる。速度は標準的。

 リモコンはPOWER(電源)ボタン、AUTO PC ADJ.(PC画面自動調整)ボタン、LIGHTボタン、MENUボタン、SCREEN(アスペクト比切り換え)ボタン、INPUT(入力切り換え)ボタン、IMAGE(色調モード切替)ボタンが自発光式で、それ以外は蓄光式。入力切り替え、アスペクト比切り換え、色調モード切り換えの各ボタンは順送り方式。

 入力切り換えは各入力をダイレクトに切り換えられるボタンもあるが、なぜかパソコン入力への直接切り換えボタンはない。ただし、全入力系統から有効な入力映像信号を探索して切り換えるボタンがあるので、操作性に不満はない。なお、実際の入力切り換えには約3秒(実測)かかり、最近の機種としては遅めだ。

 設定メニューの構造はシンプルでわかりやすいが、一部の設定項目は複数ページにまたがっており、ページ切り替えを行なう「次へ」アイテムにカーソルを移動してSELECTボタンを押さなければならないのはやや面倒。カーソルボタンを押していくだけで、スクロールしていける方がよかったではないかと思う。

 リモコン受光部はフロントにしか実装されていないが、スクリーンに向かって操作すれば、その反射光がちゃんと受光部に届くので、レスポンス自体に問題なし。ただ、リモコンの十字キーはかなりソフトな感触なので、横に押したつもりが下が押されてたり……といったことがよくある。もうちょっとクリック感を強めた方がよいと思う。

 色調モードはプリセットが2つ、それ以外にユーザーが調整したオリジナル色調を各入力系統毎に4つまで登録が可能。このオリジナル色調設定は、リモコンに配置されたIMAGE1~4を押すことで直接呼び出せる。

 少々不満な点もある。オリジナル色調設定は1ボタンで直接呼び出せるのに、プリセットの色調設定は直接呼び出せないことだ。色調モード切替ボタンを使えば、順送りで切り換えられるのだが、「シネマ」から「標準」に切り換えるためには、プリセット以外の「IMAGE1」から「IMAGE4」までを通過しなければならず、時間がかかる。


■ 接続性チェック~ビデオ入力はコンポーネントまで。PCはアナログRGBのみ

背面の入出力パネル。コンポーネント、S、コンポジット、D-Sub15ピンなどを装備
 映像入力端子はビデオ系としてSビデオ、コンポジットビデオ、コンポーネントビデオの3系統を装備する。D端子はないが、LP-Z1自体はD4相当の入力にまで対応している。

 パソコン入力はD-Sub15ピンのアナログRGB入力が1系統のみ。欲を言えばデジタル/アナログ兼用で使えるDVI-I端子の実装を望みたかったところ。

 なお、パッケージには付属品としてコンポジットビデオケーブルが1本付属するが、D端子―コンポーネント端子変換ケーブルの方が実用的だろう。


■ 画質チェック~パネル解像度はハイビジョンの縦横半分

投射画像のアップ。画素間の隙間が多少目立つが、粒状感はそれほど感じられない
 公称光出力は700ANSIルーメン。見た目には非常に明るく、1,000ANSIルーメン機に引けを取っていない。なお、シアターブラックモード時には輝度は80%にまで抑えられるが、完全に部屋を暗くできる環境であれば、ファンノイズを低減してくれるシアターブラックモードで常用する、というのもありだと思う。その一方で、日中、あまり部屋を暗くできない場合や、薄明かりの中でのプレゼン用途でLP-Z1を利用する場合には通常モードで使用するといい。

 状況によっては、通常モードとシアターブラックモードを頻繁に切り換えて利用する活用スタイルも考えられるため、モード切替がリモコンボタン一発で行なえるとよかった。というのも、現状では設定メニューの最下段項目、2ページ目の奥にあるからだ。

 液晶パネルは964×544ドットという一風変わった解像度のものを採用する。これは、ハイビジョン解像度(1080i)の1,920×1,080ドットの約半分からきているとのこと。

 写真ではわかりにくいが、各画素形状はやや横長の長方形。画素間の隙間はそれなりにあり、明るい色が密集している部分に粒状感を感じることがある。しかし、一般的な実写映像において強く感じることはあまりない。気にし出すと気になる、といったレベルだ。

 黒レベルはやや浮き気味の印象がある。シアターブラックモードにすると改善されるが、それでも競合他機種と比べると浮いた感触が残る。その代わり、というとやや語弊があるが、明るい階調色に絶対的な輝度があるため、映像全体としてはハイコントラストに見え、黒の沈み込みの甘さが気にならない。このあたりは好みによって左右されそうだ。明暗表現の階調力はそれなりにあり、色深度も標準的なレベル。

 プリセットの色調モードは「標準」、「シネマ」の2タイプが用意されている。パソコン入力時には「標準」と「リアル」の2タイプになるが「シネマ」と「リアル」は名称が異なるだけで同傾向の設定となっている。以下に各モードの簡単なインプレッションを述べておく。

▼ 標準

 暗い色をより暗く味付けしたコントラスト重視の色調モード。全体的にシャープかつ鮮烈な画調になる。暗い色は死に気味になるが、意外にも人肌の質感はシネマモードよりも暖かみがあってよい。全体として赤が強まり、緑の発色も鮮烈になる。

▼ シネマ/リアル

 暗い階調もリニアに見えてくるので、宇宙のシーンなどでは星空がはっきり見えるようになる。緑の色合いが薄くでる傾向にあり、映像全体として、色合い的に冷たくなる。

 見た目の鮮烈さで「標準」、シーンの細かい階調表現までを見たい場合など、情報量優先のときは「シネマ」といったところか。ちなみにこの傾向はランプモードを変えても同じだ。

 このほか、画質調整関連の機能として「肌色補正」、「白黒伸張」、「画質」という機能が搭載されている。

●肌色補正

 全画面へリアルタイム適用されるフィルター系の処理で、肌色表現の領域を平滑化処理しているようだ。適用すると映像の肌色にのったノイジーなざわつき感が消える。地上波放送の映像や低ビットレートのMPEGムービーの再生などに効果的。映像のほかの領域への影響が少ないため常用しても問題はない。

●白黒伸張

 こちらも全画面に適用されるフィルター系処理。ほかの色に影響を与えず最明部の白と最暗部の黒を強調するもののようだ。好みにもよるが、最明部の階調が死に気味になるので通常はオフがいいだろう。

●画質

 設定値として0~15が選択可能で、15がフル処理。パソコン入力では0がデフォルト、ビデオ系入力では8がデフォルトとなっている。デジタルによるシャープネスフィルターに相当するもので、DVDプレーヤーなどに同じような機能があれば、この設定は0にしておいたほうがよいかもしれない。

色調モードの切り替えメニューと、キーストーンなどの設定画面。 (c)Disney Enterprises,Inc.

 ここからは、各映像ソースを入れたときのインプレッションとお勧めの設定などについて触れていきたい。

▼ DVDビデオ

 16:9ソースはアスペクトモード「フル」での表示が適している。拡大処理によりパネルいっぱいに出力されるが不自然さはない。

 プログレッシブ化ロジックは優秀で、それこそプログレッシブDVDプレーヤーの映像と同レベルといってもいいほど。インタレース映像を入れてもジャギーやコーミングもなく高品位に表示する。

 明るいシーンの多い映画や人の顔が重要なソースは、色調モード「標準」と「肌色補正」オンが好感触。色調モード「シネマ」も暗いシーンに適しているが、色温度が「中」なのにも関わらず、色味が淡くなる傾向がある。こだわり派のユーザーは「シネマ」モードベースに、オリジナル色調設定を構成した方がいい。

 ランプモードの「シアターブラック」は、黒浮きが気になる人はオンに。特に気にならない場合や、コントラスト重視派はオフで。

▼ S-VHSビデオデッキ

 地上波アナログ放送などの4:3ソースの映像ソースは、縦横比そのままでパネル最大解像度で表示する「ノーマル」がお勧めだ。その際、左右には未表示領域がでる。

 S端子やコンポジットビデオ端子で入力したインタレース映像は、きれにプログレッシブ化される。動きが激しいシーンでもジャギーやコーミングはほとんどない。色調モードは見た目がパリッとした「標準」がお勧め。かなりブラウン管表示に近い映像が得られる。

▼ ハイビジョン

 パネル解像度こそ不足しているが、ハイビジョン映像のダウンスキャン表示に対応している。その表示映像はまずまずといったところで、ハイビジョン特有の高精細感は残念ながらあまり感じられない。若干だが、縮小表示している(ダウンスキャンされている)という感じが残っている。

 イメージ的には「画質のいいDVDビデオの再生映像」といったレベルだ。LP-Z1でのハイビジョン表示は簡易表示と捉えるべきだろう。こちらも、色調モードは見た目が鮮烈な「標準」がおすすめか。

▼ パソコン

解像度表示
640×480ドット
848×480ドット
800×600ドット
1,024×768ドット
1,152×864ドット
1,280×720ドット
1,280×768ドット
1,280×960ドット
1,280×1,024ドット

 パソコン入力映像で実際に表示確認が行えたのは右表の通り。実用レベルなのは800×600ドットまでで、それ以上は文字の視認性が悪くなる。

 1つ気になったのは640×480ドット時の表示。なぜか縦方向の一部、画面下部の数10ドットが表示されないで欠けてしまうのだ。パソコン側のビデオカード(MATROX G550、GeForce3Ti200)を変えても同じで、しかも、入力映像を拡大縮小加工無しのアスペクトモード「リアル」でも欠ける。

 表中で△印を付けた16:9の画面モードを入力した場合、表示こそされるものの、拡大縮小ロジックが上手く作動しないためか同ピクセル数の4:3画面モードよりも情報の欠落が激しくなる。848×480ドットはパネル解像度に近いこともあり、ぜひとも美しく表示して欲しかった。

▼ ゲーム

 プレイステーション 2とLP-Z1をコンポーネントビデオ端子経由で接続してプレイしてみたところ、インタレース映像出力の映像が違和感なくプログレッシブ化された。残像やちらつき、ぶれも特に見られなかった。

 色調モードは意外にも「シネマ」がおすすめ。標準よりも、暗めの階調まできっちり出るので、陰影の付き方にスムーズさが加味され、リアリティが増す。

【DVDビデオ『ダイナソー』での投影画像】
 コンポーネント接続時とアナログRGB接続時の投影画像を、デジタルカメラ「D100」で撮影した。ソースはDVDビデオの「ダイナソー」(国内盤)。

 D100の設定は、コントラストをLowにし、色温度を「晴天」(約5,200K)にしている。

 撮影後、1,024×564ドットにリサイズし、画像の一部分をを切り出した。部分画像をクリックすると全体(640×353ドット)を表示する。

(c)Disney Enterprises,Inc.

コンポーネント接続
(シネマ)
DVI-D接続
(標準)

視聴機材
 ・スクリーン:オーロラ「VCE-100」
 ・DVDプレーヤー:パイオニア「DV-S747A
 ・コンポーネントケーブル:カナレ「3VS05-5C-RCAP-SB」(5m)


■ まとめ~プロジェクタ入門機として

投写距離(16:9)
※台形補正機能は使用せず、ズーム最短の状態
 100インチの投射距離が3.0mという短焦点レンズ、上下左右のレンズシフト機能など、幅広い設置環境に適合する性能をこの価格帯で達成しているのは立派。

 また、小型軽量のボディや、スライドモーションドアによる収納性を考えると、リビング設置を前提とした、使いたいときに使うカジュアルユーザー向けの製品に思えるかもしれない。しかし、純正オプションに天吊り金具があるなど、常設設置を考えている中級以上のユーザーにも訴求力はある。

 映像の味付けは、どちらかとえいば三洋電機の伝統ともいえる、絶対輝度優先のコントラスト重視志向になっており、こればかりは好みが分かれるところ。絶対的な色再現性を要求するマニアユーザーには確かに厳しい製品ではあるが、「DVDにゲームに、そしてパソコンにも」というホビー系ユーザーにとっては大きな不満はないはず。ただし、パソコンの映像、そしてハイビジョン映像に関しては、採用しているパネル解像度からもわかるように「簡易表示である」という認識は必要だ。

 なお、発売されたばかりにもかかわらず、10月下旬現在、店頭価格は18万円を下回る店舗も出てきている。コストパフォーマンスは圧倒的だ。「プロジェクタってどんなもの?」という興味を持ち始めた初心者は、ぜひ候補に入れてほしい。

【LP-Z1の主な仕様】
投影デバイス 0.7型ワイドTFTパネル(964×544ドット)
レンズ 光学1.2倍手動ズーム
明るさ 700ANSIルーメン(ブライトモード時)
光源 130W UHP
コントラスト比 800:1
騒音 28dBA(シアターブラックモード時)
投影サイズ 30~200インチ(16:9投影時)
映像入力 コンポーネント、S映像、コンポジット、アナログRGB(D-Sub15ピン)×各1
対応ビデオ信号 480i/480p/1080i/720p
消費電力 210W(ブライトモード時)、180W(シアターブラックモード時)
外形寸法 333×246.5×108.5mm(幅×奥行き×高さ)
重量 3.4kg

□三洋電機のホームページ
http://www.sanyo.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.sanyo.co.jp/koho/hypertext4/0209news-j/0912-1.html
□関連記事
【9月12日】三洋電機、上下左右レンズシフトを備えたホーム向け液晶プロジェクタ
―964×544ドットワイドパネルを採用、実売は20万円以下
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20020912/sanyo.htm

(2002年10月25日)


= 西川善司 =  ビクターの反射型液晶プロジェクタDLA-G10(1,000ANSIルーメン、1,365×1,024リアル)を中核にした10スピーカー、100インチシステムを4年前に構築。迫力の映像とサウンドに本人はご満悦のようだが、残された借金もサラウンド級(!?)らしい。
 本誌では1月の2002 International CESをレポート。山のような米国盤DVDとともに帰国した。僚誌「GAME Watch」でもPCゲームや海外イベントを中心にレポートしている。

[Reported by トライゼット西川善司]


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ウォッチ編集部内AV Watch担当 av-watch@impress.co.jp

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