■ 9割が家電量販店を利用、ネット通販利用者も5割を超える
今回のアンケートでは、AV機器の購入方法・場所などを聞いた。購入場所で最も多かったのは「家電量販店」で、89%(762人)が利用している。利用する理由については「価格の安さ」、「品揃え」、「ポイント還元システム」という意見が多い。
その中でもポイント還元システムの利用者は多く、ポイントカードは67%(573人)が「1~3枚持っている」と答え、「4~6枚」と答えた人は29%(251人)、7枚以上持っているという人も11人いた。今回の回答者の99%がショップのポイントカードを持っていた。
なお、ポイントカードの利用方法については「購入時のポイントを分散させないために、多少高くても決まった量販店で買う」、「ポイント還元率の高い商品でポイントを貯め、還元率の少ない商品をポイントで購入する」といったテクニックも寄せられた。
購入場所で「量販店」に次いで多いのは「インターネットの通販サイト」の52%(449人)。寄せられた意見では、「量販店よりも安いことがある」、「買い物に行く暇がないので」、「近くにお店がないから」などの理由が多い。また、ネット関係では「中古AV機器専門ショップ」を利用すると答えた人(12%)が、「ネットオークション」の利用者(13%)を下回っている。
なお、各購入場所の使い分けに関しては「10万円以下のものは量販店や通販で買うが、アフターサポートの信頼性などから、20万、30万円といった高額の買い物は専門店を利用する」、「量販店で実際に商品を触って確認し、ネットの安い通販サイトで購入する」などの意見が多かった。
■ 店員の応対・サービスが重要
購入の際に参考にする情報源は「AV関連の専門誌、ニュースサイトなど」がトップで41%(353人)だが、「インターネットのAV関連掲示板の書き込みなど」も38%(329人)と多い。「雑誌や店員の話よりも、実際に触ったり購入したユーザーの声をネットで検索して参考にする」という声も多く、AV機器購入時に「ネットの評判」が与える影響力が高まっている。
問4の「購入店舗を選ぶ条件」では、86%の人が「価格の安さ」を挙げ、次いで「品揃え」が53%。以降は「店員の応対・サービス」が45%、「店員の知識」と「試聴機の有無や試聴のしやすさ」が同率の22%となり、店員に関する項目が続いている。特に「応対とサービス」を挙げた人は389人と多く、「気持ちよく買い物ができる」、「買った後にこまめなサービスを受けられる」といった要素が支持される店の条件のようだ。
なお、「店員と価格の交渉をするか?」という質問に関しては「表示されている価格が高いと思ったら交渉する」人が最も多い48%(415人)。「表示されている価格で買う」人が26%、「必ず交渉する」という人が25%でほぼ同率という興味深い結果となった。
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