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- 第12回目の羅針盤は「AV機器のアクセサリについて 」

今回は549人の方から投票を頂きました。ご協力ありがとうございました。※なお、複数回答の設問があるため、回答結果を合わせると100%・総投票人数を超える場合があります

問1:どんなアクセサリにこだわっていますか?  (複数回答設問)

 人数比率
特になし119人 21%
スピーカーケーブル251人 45%
映像ケーブル210人 38%
電源タップ170人 30%
電源ケーブル144人 26%
インシュレータ143人 26%
AVラック130人 23%
電源コンセント109人 19%
インターコネクトケーブル106人 19%
学習リモコン88人 16%
スピーカースタンド83人 15%
接点導通剤75人 13%
オーディオボード67人 12%
セレクタ66人 12%
クリーニング用品59人 10%
バナナプラグ/Yラグ48人 8%
チェックディスク43人 7%
吸音材32人 5%
アナログカートリッジ28人 5%
電源コンディショナー26人 4%
その他34人 6%


問2:AV機器の音や絵に不満があった場合、何から改善しますか?

 人数比率
機器のセッティングで改善を試みる247人 44%
機器の買い替え、アップグレードを検討する138人 25%
アクセサリで改善を試みる102人 18%
我慢する31人 5%
特に不満は無い31人 5%


問3:部屋の音響特性に注意していますか? (複数回答設問)

 人数比率
何もしていない366人 66%
音響に注意してカーテンやカーペット、机などの家具を配置した155人 28%
吸音材などを置いて調節している48人 8%
通常の部屋に後から防音工事をした7人 1%
建築段階から防音・音響特性に注意した専用ルームを作った11人 2%


問4:音質・画質の向上を目指して、CDやDVDソフトに細工をしたことがありますか? (複数回答設問)

 人数比率
ない435人 79%
スタビライザーなどを載せた43人 7%
ペンで色を塗った42人 7%
ディスクを消滋した24人 4%
ディスクを暖めたり冷やしたりした13人 2%
液体をふりかけた12人 2%
ディスクに意図的に傷や切れ込みを入れた9人 1%
気功や波動を注入した9人 1%
その他の細工をした26人 4%


■ 音質はアクセサリで、定位はセッティングで

 こだわっているアクセサリの1位は45%(251人)で「スピーカーケーブル」となった。2位は「映像ケーブル」が38%(210人)で続いている。理由としては、「手軽に取り替えられる」、「低価格から超高級品まで種類が多い」、「販売店が多い」などの意見が多い。

 こだわりの度合いでは、「付属のケーブルを使っていたが、試しに1mあたり数百円の低価格ケーブルに替えたところ、音が激変して驚いた」というものから、「色々なケーブルを試しすぎてよくわからなくなったので、今は何もしていない」というものまで、幅広い体験談が寄せられた。

 3位は30%(170人)で「電源タップ」、4位は26%(144人)「電源ケーブル」と、電源まわりが続く。「電源コンセント」にこだわる人も19%(109人)と多い。ご意見の中でも電源による音質の違いを実感した声は多く、「機器のクラスが上がったようだ」、「全然信じない友人のアンプとプレーヤーの電源ケーブルを変更したら、音が激変したので思わず勝利宣言した」という体験談も寄せられた。

 しかし、「普通の人には理解されないのが残念」という声や、「ケーブルやタップ類による音質変化は未だに半信半疑」、「ケーブルや電源類は気休め。機器の価格に合わせてある程度お金をかけているが、違いを感じたことは一度もない」という意見もあった。

■ コストパフォーマンスが重要

 問1では、様々なアクセサリにこだわり、音質や画質を改善しようという動きが多く見られた。しかし、問2の「AV機器の音や絵に不満があった場合、何から改善するか?」という質問では、 「機器のセッティングで改善を試みる」が44%(247人)で1位、次いで「機器の買い替え、アップグレードを検討する」が25%(138人)で2位となり、「アクセサリで改善する」と答えた人は18%の102人に留まっている。

 理由の中で最も多いのは「値段」で、「使われてる材料を考えると首を傾げたくなる」、「確かに効果はあるが、値段相応の効果なのかと考えてしまう」、「アクセサリに数万円を支払うのなら、機器のアップグレードを検討する」という声が目立った。

 なお、アクセサリで改善するポイントについては、「定位はセッティングで、音質はアクセサリで調節する」という意見が多かった。

■ ルームアコースティックへの関心は今ひとつ

 アクセサリに比べ、音楽を聴いている部屋自体の対策はあまり一般的ではないようだ。部屋の音響対策を「何もしていない」と答えた人は66%の366人にのぼる。「音響に注意してカーテンやカーペット、机などの家具を配置した」という人も28%の155人と少なく、吸音材などを置いて音響を調節している人は、わずか8%の48人となった。

 また、CDやDVDのディスクに細工をした人の数も少なく、「したことがない」と答えた人は79%の435人。設問の中では比較的認知度の高い「ペンで色を塗った」、「スタビライザーなどを載せた」、「ディスクを消滋した」などを実践した人は多い。なお、ディスクの上にスタビライザーなどを載せるプレーヤーは、一部のメーカー製高級プレーヤーでも採用されている機構だ。

 なお、頂いた意見では、こうした細工について「オカルトめいているので嫌い」という否定派と、「そこが面白い」という賛成派が、綺麗にわかれる結果となった。

 まずは接点を磨こう!

 スーパーなどで市販されているスコッティのウェットティッシュを固く絞ってCDをクリーニングし、カシミアのティッシュで綺麗に拭くと音が良くなりました。友人から聞いて実際に変わったので私は必ず拭いています。

 スピーカーの下に超鋼鉄板を敷き、インシュレーターを付ける。高音がのびる。

 値段の高いケーブルを買えば音が良くなると思う人がいます。確かに音の密度などは向上していますが、それが自分にとって好きか嫌いかは別です。やみくもにアクセサリーに金をかけるより、まずは自分の好きな画、音を知って、それからアクセサリーを検討したほうがいいと思います。

 東急ハンズにおいてある「Eggs」というブランド(?)の金属円錐が良い。値段が200~480円の割に、非常に効果があった。一度お試しあれ。

 スピーカーケーブルには、すでに多大な金額を費やしてしまいました。高いから良いとは限らないところが難題です。他のアクセサリーにも言えることなんですが、「お試し」みたいな制度があると嬉しいです。

 音に関してはケーブル変更よりも先に、機器の変更やスピーカーの交換を先に行う方が顕著に効果を感じられると思う。ケーブルの恩恵を感じるためには、それ以外の機器がハイエンドでなければ違いがわかりにくい。映像に関しても同じだと思う。

 古い家なので、ブレーカーを変えたときの音の豹変ぶりには感動しました。

 お勧めのアクセサリーはやわらかいティッシュですね。ティッシュでCDを磨いてから再生すると音が良くなります。また、数カ月に1度は各接点を掃除したりネジの締め直しを行うと、やはり音が良くなります。

 でも、一番効果が大きいのは耳掃除をした後に瞑想を30分ほど行い、それから音楽を聴くことでしょうか。何もしないで聴く時よりも小さな音量で、細かな音まで聴こえるようになります。

 大きく改善されたのはスピーカーの下に敷いた御影石。他のオーディオ専用ボードと比べ、安上がりでコストパフォーマンスも良い。

 何も言わずに「レゾナンスチップ・スノウ」を買ってくる。騙されたと思ってその内の1個をブレーカーのスイッチに貼る。これで世界が変わる(様々な意味で)。

 返す刀で、残りの3個をスピーカーの後ろと横の壁に貼る。めでたく世界が広がる。以上、アクセサリ不要論者からレゾナンスチップ信者への過程でした。

 アクセサリで本当に音が変わるのか疑問。

 怪しげなグッズが多すぎる。理詰めではどう考えても悪影響しか与えないと思うようなグッズで「音がよくなった」と主張したりする人が多い現状を見ると、「結局は音の改善なんてプラシーボ効果でしかないのか」とも思えてくる。

 アクセサリにはまると、最初は安いと思ってもいろいろ試しているうちに結局高くつきます。消費者金融と同じでほどほどに、計画的に。 

 古くからアナログオーディオにこだわっている友人が、あれやこれやと指導してくれます。しかし、アクセサリに数万~数十万円の予算をかけることはできないし、持っているAV機器もせいぜい20万円ぐらいの物なので、よっぽど目立つノイズなどの影響が無ければこだわりません。最近のデジタル機器は、そのぐらい良く出来ていると思います。

 但し、シールド処理などが不完全な機器が多いので、ケーブルだけは少し良い物をチョイスします。数千円程度ですが。

 アクセサリに懲り過ぎていた時期があったが、全部取り外してデフォルトの状態に戻した方が良かった。結局、アクセサリによって付いたクセを他のアクセサリで打ち消す・増幅するなど、余分な要因が絡んでいたのだと思う。おかしくなったら、一度デフォルトからやり直した方が良いと思う

 重いラックにこだわって色々購入したが、今となっては邪魔で邪魔でしかたがない。それなりの物で簡単に模様替えができる方がよかったかも。

(2004年2月12日)

[AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]


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