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ヤマハ、小型筐体に本格オーディオ技術凝縮、ストリーミングアンプ「WXA-70A」。ストリーマーも

ヤマハ「WXA-70A」のブラック

ヤマハは、コンパクトな筐体に本格的なオーディオ技術を凝縮したというストリーミングアンプ「WXA-70A」、ストリーマー「WXC-70A」の2機種を発売する。価格と発売時期は、アンプ内蔵モデルが220,000円で11月下旬、ストリーマーが165,000円で12月中旬。どちらのモデルもブラックとシルバーを用意する。

ストリーマー「WXC-70A」のシルバー

2モデル共通の特長

2モデルとも筐体サイズは共通で、220×267×73mm(幅×奥行き×高さ/アンテナ直立時は高さ155mm)とコンパクトで、デスクトップにも置きやすい。重量はWXA-70Aが2.6kg、WXC-70Aが1.9kg。どちらもヤマハがホームオーディオ製品で掲げるTRUE SOUNDを追求したモデルとして開発された。

どちらもコンパクトサイズ

共通する特徴として、専用アプリ「MusicCast CONTROLLER」を使って対応機器を操作し、家中どこでも手軽に音楽を聴ける独自のネットワーク機能「MusicCast」に対応。NASなどに保存した音楽ファイルや、インターネットラジオ、ポッドキャストに加え、MusicCastLink、AirPlay、Spotify、TIDAL(日本未サービス)、Roon Ready、Google Castに対応。アップデートでQobuz Connectにも対応。Bluetooth接続もできる。

アップデートでQobuz Connectにも対応

さらに、最適な音を創り出す自動音場補正機能「YPAO」も搭載。ステレオ再生の音質で重要となる初期反射音を積極的に制御する「YPAO-R.S.C.」に加え、イコライジング処理も64bitの精度で演算することで、補正による音の劣化を低減。付属のマイクを使って、部屋の音響を測定・補正できる。

測定結果を反映させることでラウドネスコントロールの効果もより高められ、小音量再生時に自然な音質補正効果が得られる「YPAO Volume」も装備。シビアなセッティングや調整をしなくても、専用のオーディオルームで聴いているような音場をリビングでも手軽に楽しめるという。

さらに、eARC対応HDMI端子も搭載。テレビとHDMIケーブル1本で接続し、テレビの音声をWXA-70Aに接続したスピーカーや、WXC-70Aを組み込んだオーディオシステムから再生できる。

また、映画やドラマのセリフや人の声だけを大きくする「ダイアログレベル調整」も備えている。

筐体はラウンドフォルムで、フロント/サイドパネルとトップパネルに2mm厚の非磁性体アルミニウム素材を採用したうえ、筐体内部を左右に貫くセンターバーを搭載。本体のたわみなどを抑え、内部・外部振動に起因する不要な振動を排除し音の濁りを抑えた。

質感やデザイン性にもこだわり、操作スイッチやアルミ素材を使用したボリュームノブも試作を重ね、「指に心地よくフィットし、HiFiオーディオらしい上質な操作感を実現した」という。

筐体はラウンドフォルム
ボリュームノブも、アルミを使っている

前面にはOLEDディスプレイも搭載。入力コンテンツやボリュームなどの情報を文字とピクトグラムを使って表示する。ネットワーク再生している曲のアーティスト名や楽曲名の日本語表示も可能。

DACチップはESSの「SABRE ES9039Q2M」を採用しており、それに関する設計も進化。D/A変換により、アース接続を通って電流が流れるが、従来の設計ではDACとアナログオーディオ回路は同じグラウンドパスを共有していた。その結果、ノイズの多い電流がアナロググラウンド基準を汚染し、アナログ音声信号経路への漏れが音質に影響を与える可能性があった。

WXA-70A/WXC-70Aでは、ノイズの多いDAC電流を直接電源に送る専用のリターンパスを提供することで、アナログ基準グラウンドを通過するのを防ぎ、アナログ音声信号をクリーンに保てるようにした。「D.O.P.G.(DAC on Pure Ground)」と名付けられている。

これにより、「よりクリアで自然な音質が生まれる」とのこと。なお、2機種はどちらもサブウーファー用出力を備えているが、このD.O.P.G.コンセプトは、サブウーファーのDAC回路にも活用されている。

デジタルアンプ搭載の「WXA-70A」

WXA-70Aは、ネットワーク再生機能に加え、2chのデジタルアンプも搭載。パッシブのスピーカーを追加するだけで、省スペースでネットサーク音楽を再生したり、HDMI eARCでテレビと連携した再生が可能。

一方のストリーマーであるWXC-70Aは、既存のオーディオシステムのアンプやスピーカー環境に加えることで、ネットワーク再生機能を追加できる。

WXA-70Aのデジタルアンプは、ICEpowerのモジュールを採用。このモジュールに電源を供給しているケーブルを、電源回路や敏感なオーディオ回路から離すことでノイズを最小限に抑えているほか、デジタル回路とアナログ回路を別々のエリアに配置。デジタル回路からアナログオーディオ回路への電気的干渉を抑え、音質への影響を防いでいる。

定格出力(2ch駆動)は、70W+70W(20Hz-20kHz、4Ω、0.06%THD)、50W+50W(20Hz-20kHz、6Ω、0.06%THD)。最大出力(JEITA、1ch駆動)は115W(1kHz、4Ω、10%THD)、80W(1kHz、6Ω、10%THD)。

リモコンも付属する

接続端子類

2機種で入力端子は共通。光デジタル、USB-A(USBメモリーなどの接続用)、アナログRCA、HDMIを各1系統備える。LAN端子やトリガー出力、YPAOのマイク接続用端子、リモート入力端子も搭載。2.4GHz/5GHzの無線LANも搭載する。

WXA-70Aの出力端子は、スピーカー出力とサブウーファープリアウトを各1系統搭載。スピーカーターミナルには、高級スクリュー式(金メッキ仕様)の大型スピーカー端子を装備。「コンパクトサイズでありながらも、細部に至るまでHiFi音質にこだわった」という。

WXA-70Aの背面

WXC-70Aの出力端子は、RCAアナログプリアウト、光デジタル、同軸デジタル、サブウーファープリアウトを各1系統搭載。

WXC-70Aの背面