AV Watchアワード

ビエラは4K60p・低遅延1.1msでゲームも強い!?~測定データすべて見せます「Z95C」編

パナソニック・ビエラの4K有機ELテレビ「TV-65Z95C」

“読者に本当にオススメしたい、いま最も優れたモデル”を選ぶテレビNo.1グランプリ「AV Watchアワード」。今年も、テレビメーカー7社から全11モデルの液晶テレビ・有機ELテレビを集め、横並びでの比較視聴とデータ測定を行ないました。

来週10月30日の「液晶テレビ大賞」および「有機ELテレビ大賞」発表に先立ち、比較視聴を実施した全11モデルの測定データを順次公開します。

今回採り上げるのは、パナソニックの4K有機ELテレビ「Z95C」シリーズ。最新RGBタンデムパネルを搭載した、同社4K有機ELビエラのフラッグシップモデルです。

サイズラインナップと市場想定価格は、65型が60万円前後、55型が45万円前後。本アワードでは、65型モデルで各種測定と審査を行ないました。

測定データ 掲載スケジュール
※データは全て65型で統一
※TVS REGZA「X990S」「Z990S」、ソニー「BRAVIA 8 II」は試作機を使用しています
メーカーモデル名掲載日
TVS REGZA有機EL「X990S」10月23日
パナソニック有機EL「Z95C」
LG有機EL「G6」
シャープ有機EL「S9A」10月26日
ソニー量子ドット有機EL「BRAVIA 8 II」
TVS REGZAミニLED液晶「Z990S」10月27日
パナソニックミニLED液晶「W97C」
TCLSQDミニLED液晶「C8L」10月28日
シャープSQDミニLED液晶「X9A」
ハイセンスRGBミニLED液晶「RGB UXS」10月29日
ソニーRGBミニLED液晶「BRAVIA 9 II」

マスターモニターとの比較動画、および消費電力値

4KブルーレイのHDR映像(1,000nits/24p)を、パナソニックの4K有機ELテレビ「TV-65Z95C」(左、映像モードは「シネマプロ」)と、ソニーのマスターモニター「BVM-HX3110」(右)に同時に表示し、ミラーレスカメラで4K/HDR収録した映像です。左下の電光表示は、テレビの消費電力数値です。

※鑑賞時は、HDR対応のテレビ、PC、スマートフォンなどを使用してください。SDR環境では、正しく表示されません。
推奨設定:ガンマ/HDR10、色域/BT.2020、色温度/D65

ディスプレイ性能

映像モード「オートAI」(SDR)

映像モード「オートAI」(デフォルト時)における、Calman Ultimateでの測定結果
ターゲットは「白色点:D93」「カラースペース:Rec.709」「ガンマ:2.2」

映像モード「シネマプロ」(HDR)

映像モード「シネマプロ」(デフォルト時)における、Calman Ultimateでの測定結果
ターゲットは「白色点:D65」「カラースペース:BT.2020」「EOTF:SMPTE 2084(PQ)」

グレースケールΔE値(平均)

映像モードZ95C
(26年モデル)
Z95B
(25年モデル)
Z95A
(24年モデル)
シネマプロ(HDR)
ΔE値
1.982.51.2
FILMMAKER MODE(HDR)
ΔE値
0.592.41.6

HDRピーク輝度

映像モードZ95C
(26年モデル)
※明るさ70(デフォルト)
Z95B
(25年モデル)
Z95A
(24年モデル)
シネマプロ(HDR)
10%輝度
2,638cd/m2※2,305cd/m21,589cd/m2
FILMMAKER MODE(HDR)
10%輝度
2,623cd/m2※2,307cd/m21,585cd/m2

輝度変化

ウィンドウサイズによる輝度変化のグラフ。映像モード「ダイナミック」(HDR)時
ウィンドウサイズ「ダイナミック」(HDR)時のピーク輝度
1%3,146cd/m2
2%3,144cd/m2
5%3,090cd/m2
10%2,690cd/m2
25%1,622cd/m2
50%978cd/m2
75%626cd/m2
100%393cd/m2

映り込み

入力遅延

映像モード
「ゲームプロ」
Z95C
(26年モデル)
Z95B
(25年モデル)
Z95A
(24年モデル)
4K60p
等速駆動オフ
8.8ms8.8ms8.8ms
4K60p
等速駆動オン
1.1ms1.2ms1.2ms
2K120p1.0ms1.0ms1.0ms

画素構造

カラースペクトラム

色域

映像モード「ダイナミック」時の色域
モードBT.2020
1931カバー率
BT.2020
1976カバー率
ダイナミック79.02%84.56%

HDMI仕様

HDMI入力信号Z95C
(26年モデル)
Z95B
(25年モデル)
Z95A
(24年モデル)
4K120fps〇〇〇
4K144fps〇〇〇
4K165fpsーーー
HDMI全端子 2.1対応ーーー
ゲーム用HDR10〇〇〇
ゲーム用Dolby Vision〇〇〇
4K50Hz〇〇〇
1440p〇〇〇
非圧縮ステレオ〇〇〇
非圧縮5.1ch〇〇〇
非圧縮7.1chーーー
ドルビーデジタル〇〇〇
DTSーーー
Dolby Atmos〇〇〇
DTS:Xーーー
ARC ハイレゾ伝送ーーー
その他Z95C
(26年モデル)
Z95B
(25年モデル)
Z95A
(24年モデル)
電源ケーブル着脱〇〇ー
スイーベルスタンド〇〇〇
測定について
  • パネル性能の測定には、キャリブレーションサービスを行なっている株式会社エディピットに協力を依頼した。テレビのキャリブレーションは行なっていない
  • テレビの「シネマ/映画系」モード、「おまかせ系(無い場合は標準)」モードを中心に測定。なお、輝度と色域に関しては、より高い数値を得るために「ダイナミック/あざやか系」モードを測定している
  • パターンジェネレータから、SDR信号とHDR信号をテレビに入力。カラースペース(BT.2020)、ガンマ/EOTF、RGBバランス、色精度(デルタE)、10% Window(ピーク輝度)、100% Window(全白輝度)を、ソフトウェア「Calman Ultimate」で測定した
  • 測定にはコニカミノルタ「CA-410」、Colorimetry Research「CR-250RH」を併用した
  • 測定環境は全暗。テレビは全モデル、工場出荷時にするため一度初期化した後、センサー系の機能のみ全てオフに変更。映像のパラメータを含むそのほかのメニューは触らずに、初期設定(メーカーのデフォルト値)で測定した
  • 測定と審査を8月下旬に行なった都合上、TVS REGZA「X990S」「Z990S」、ソニー「BRAVIA 8 II」の3機種に関しては量産前の試作機を使用した
  • 測定は何度か実施し、最も良い数値をセレクトした
  • 測定値で異常が見られた場合は、機器の状態や設定、接続などを見直し、テレビやPC、ジェネレータの再起動などを実施した。それでも変化が見られない場合は、メーカーに問い合わせを行なっている
阿部邦弘