ヘッドフォンのなかでも、ここ最近とりわけ人気の高いBluetooth対応のワイヤレスヘッドフォン。スマホやパソコンなどとワイヤレスで接続できる気軽さは、屋外/屋内を問わず軽快に使えることが大きな魅力。Bluetoothで懸念される音質の問題も改善が進み、高音質を追求したモデルなど、さまざまな機種が発売されている。

オーディオテクニカでも、音質にこだわった「ピュア・デジタル・ドライブ」採用のATH-DSR9BT/ATH-DSR7BTをはじめ、さまざまなBluetooth対応のヘッドフォン/イヤフォンを発売してきている。そして、最新モデルとして11月10日に発売となるのが、ATH-WS990BT/ATH-WS660BTだ。これは、質の高い低音再生を重視した「SOLID BASS」シリーズのBluetooth対応オーバーヘッド型ヘッドフォンだ。

Bluetooth対応で有線ではハイレゾにも対応するATH-WS990BT。カラーはブラック(左)とブラックレッド(右)の2色

Bluetooth対応ヘッドフォンのATH-WS660BT。カラーはブラックゴールド(左)、ブラックレッド(中)、ガンメタリックブルー(右)の3色

人気の高いシリーズのワイヤレスモデルだけに、気になっている人も少なくないだろう。そこで、東京都町田市にあるオーディオテクニカ本社へ出向き、その作り手にATH-WS990BT/ATH-WS660BTの開発秘話を聞いてみた。いわゆる重低音ヘッドフォンとは一線を画すリアルな低音へのこだわり、ワイヤレス化で重視したことなど、気になる点にじっくりと迫ってみた。

オーディオテクニカの開発陣に話を聞いた

SOLID BASSの目指す音に大口径53mmのドライバーは欠かせない!

まずはATH-WS990BT/ATH-WS660BTの概要を紹介しよう。どちらのモデルもドライバーには、直径53mmの「ディープ・モーションドライバー」を採用。シリーズ最上位のワイヤードモデルのATH-WS1100でも採用された硬度の異なる2層のクッション材を採用した「2レイヤード・イヤパッド」も継承している。

充電などのわずらわしさがないように、ATH-WS990BTでは約30時間(Bluetoothのみ使用時)、ATH-WS660BTでは約40時間の連続再生を実現した。BluetoothはSBC/AAC/apt-xに対応しており、高音質コーデックへの対応も万全だ。

ATH-WS990BT(左)、ATH-WS660B(右)ともにφ53mm ディープモーションドライバーを採用。ATH-WS990BTはハイレゾにも対応する

取材では、実際にATH-WS1100、ATH-WS990BT/ATH-WS660BTを用意していただいたが、ATH-WS990BTはATH-WS1100よりもひと回り小さい。ATH-WS660BTはさらにひと回り小さく、スイーベル機構(ATH-WS990BT)と折りたたみ機構(ATH-WS660BT)も備え、コンパクトに携帯することもできるようになっている。

株式会社オーディオテクニカ マーケティング本部 企画部 コンシューマー企画課 ポータブルリスニンググループ 主務 奈良崇史さん

「ワイヤレスモデルということで、屋外の使用シーンにおいて、よりポータビリティが求められるため、ボディサイズをコンパクトにすることを意識しました。ポータブル性能を重視しながらも、SOLID BASSでは欠かせない重低音を実現することが開発の目標であり、最大の苦労した点でした」と語るのは、コンシューマー企画課 ポータブルリスニンググループ 主務の奈良崇史さん。

しかも驚くのは、ドライバーユニットはどちらも大口径53mmの「ディープ・モーションドライバー」であるということ。ワイヤレスヘッドフォンは、Bluetoothのための電気回路、バッテリーなどを内蔵するため、ただでさえ当初の目標達成が難しい。それでも開発陣はWSシリーズ共通となる大口径53mmにこだわった。


株式会社オーディオテクニカ 技術本部 コンシューマープロダクツ開発部 ポータブルリスニング開発課 坪根広大さん

「SOLID BASSのヘッドフォンの重低音は、大型のドライバーユニットを大型磁気回路で駆動することで実現します。深く沈みこむリアルな重低音の迫力は53mmドライバーでないと出せないのです。この点にはこだわりましたね」と説明してくれたのは、ポータブルリスニング開発課の坪根広大さん。

実際のところ、Bluetooth関連の電気回路などのため、ハウジング内部の音響空間は狭くなる。そのうえサイズ自体もコンパクト化されているのだ。ドライバーユニット自体はATH-WS1100で採用されたものを軸として設計されているが、ハウジングや内蔵される電気回路などに合わせてATH-WS990BT専用に設計し、ユニットを最適化しているという。


株式会社オーディオテクニカ マーケティング本部 企画部 コンシューマー企画課 ポータブルリスニンググループ 竹下 努さん

「ATH-WS660BTでも直径53mmのユニットにこだわるというのは、正直無謀な挑戦でしたが、いろいろと苦労して開発した結果、かなりのコンパクト化ができました。スイーベル&折り畳み機構も備えるなど、携帯性を高めたモデルになっているので、どこでも幅広く使えるモデルになったと思います」と、コンシューマー企画課 ポータブルリスニンググループの竹下 努さん。

さて、ではコンパクトになったハウジングで、リアルな重低音を再現するためにどんなことを行ったのかを具体的に聞いてみよう。

「まずは、ハウジングの形状や構造の工夫です。53mmドライバーは低音再生に優れたユニットですが、ハウジング内部の音響空間が狭くなると、ドライバー内部の振動板の挙動に影響が出ます。SOLID BASSならではの低音が実現できるように、低音の量感と質感のバランスを調整しています。一番のポイントはハウジングからドライバーの背圧を逃がすポートの構造です」(坪根さん)

ハウジングにポートを設けてドライバーの背圧を制御する手法は幅広く使われているもので、ATH-WS1100でも採用されている。ATH-WS1100ではより大胆にハウジング中央部にもポートが設けられていたのだが、ATH-WS990BT/ATH-WS660BTでは、電気回路・バッテリーなどの空間を確保する必要があるため、ハウジングの側面の部分にポートを設けて音質の調整を行なっている。このポートの形状や構造次第で低音の質感は大きく変わってしまうため、試聴を重ねてSOLID BASSならではの低音に仕上げていったという。

ATH-WS990BT(左)/ATH-WS660BT(右)ともに53mmのドライバーを採用。ただしコイルの長さや磁気回路のサイズ、ポートの形状など、それぞれに専用設計している

重低音再生を得意とする一般的なヘッドフォンは、低音域の伸びよりも量感と呼ばれる低音の膨らみを強めたモデルが少なくない。しかし、SOLID BASSシリーズの低音は、それらとはひと味違うものなのだ。

「SOLID BASSの低音は、低音域の伸びと中高域をマスキングしない鮮明でタイトなものです。大口径ユニットや強力な磁石を使って馬力のある低音にこだわるのもそれが理由です。一音一音のレスポンスに優れ、音が埋もれることなくクリアに再現されるものが必要です。ボコボコとした低音になりがちなドラムロールや、クラシックでのピアニッシモからフォルティッシモまで一気に音圧が変わるような曲でも、クリアな音が再現できるようにこだわりました」(竹下さん)

ノイズキャンセルも音質にこだわってセレクト

続いては、ATH-WS990BTにのみ採用されたノイズキャンセル機能。ワイヤレスヘッドフォンでノイズキャンセル機能なども備えるモデルは数多いが、ノイズキャンセル機能にもオーディオテクニカならではのこだわりがある。

ノイズキャンセル機能を持つATH-WS990BT

ノイズキャンセル機能はフィードフォワード型と呼ばれるもので、ボディの外側にマイクを備え、外部の音を拾ってその外部雑音をキャンセルする仕組み。このほかにイヤーパッドの内側にマイクを備え、ハウジングを透過して耳に入ってくる雑音をキャンセルするフィードバック型、その両方を合わせたハイブリッド型などもある。フィードフォワード型は、どちらかというとオーソドックスな方式と言える。

「ATH-WS990BTのノイズキャンセル機能は、一般的に乗り物利用時などで騒音を低減して静かな環境を生み出すことがメインの目的ではなく、音楽に集中しやすくするためのものです。WS990BTの音質特徴である解像感に優れた低域表現を堪能してもらうことが目的です。」(奈良さん)

フィードバック型はノイズキャンセルの効果を高めるには有効だが、オン/オフによる音質差が大きくなりやすい。加えて、耳を手で塞いだときに感じる閉塞感があり音楽を聴いていても開放的な広がりが感じにくくなるという。このため、音楽への影響が少ないフィードフォワード型を採用したわけだ。

また搭載するマイクの位置もハウジングの上部(ヘッドバンドの接合部分の直下)とし、あらゆる方向からのノイズ源の音も均一に低減しやすい位置としている。これは、特定の方向からではなく、あらゆるところから雑音がやってくる屋外で使う場合にも効果が大きいそうだ。

マイクをハウジングの頂点につけることで360度あらゆる方向のノイズに対応する

また、ノイズキャンセル機能自体も、基本的にはオンで常用するように作られているという。ノイズキャンセル:オンによる音質の影響が少なく、音楽をより心地良く楽しめるという自信の表れだ。ちなみに手動でオフにするには、左側のハウジングにあるノイズキャンセルのランプ部分にあるタッチセンサーを2回タッチすることでオフになる。2回タッチなのは誤操作防止のためだ。普通に電源のオン/オフをするだけではノイズキャンセルは常にオンとなる仕様だ。なお、このタッチセンサーを長くタッチし続けるとヒアスルー機能が動作する。

ATH-WS990BTのスイッチ類。電源やボリューム(曲送り・戻し)のスイッチはハードキー(左)、ノイズキャンセルはタッチセンサー式(右)になる。デフォルトでノイズキャンセルはオン、2回タッチでオフにしても電源を入れ直せばまたオンになる

「ATH-WS990BTのノイズキャンセル機能は、低周波のノイズを中心に除去するもので、中〜高域は効果が弱めです。これは低音の再現にも大きく影響します。低周波のノイズが除去されることで、音楽本来の低音域がマスクされることなく、よりクリアに再現できます。リアルな重低音を楽しめるSOLID BASSならではのノイズキャンセルなのです」(坪根さん)

ノイズキャンセル機能付きというと、ついつい音楽再生をせずにノイズキャンセルの効果だけを試してしまいがちだが、ATH-WS990BTは効果自体は決して強いものではないとわかる。しかし、音楽を再生しながら試してみると、確かに低音の伸びや量感がより明瞭になっていることがわかる。あまりの効果に、ノイズキャンセル機能に連動して低音を電気的に増強するイコライザーなども働くのかと思ったほどだ。

「ATH-WS990BTでは、Bluetooth受信のためのIC、アンプ回路、そしてバッテリーだけしか内蔵していません。音質を調整するためのイコライザーを備えたり、DSPを搭載して統合的に音質を制御するものもありますが、そうしたものは今回は積んでいません。高機能化という点では有利ですが、こうした電気回路が増えるほど音にも影響が出ます。信号の純度を極力高く保つことは、ワイヤレスヘッドフォンでも変わらないオーディオテクニカのポリシーです」(奈良さん)

EDMはもちろん、アコースティック楽器も満足の重低音

重低音ヘッドフォンというと、たいていの場合はHiFi向けや高音質タイプとは少し路線の違う位置づけになることが多いが、SOLID BASSシリーズは重低音重視でも高音質やHiFiの路線と変わらない作りになっていることがよくわかった。最後に、ATH-WS990BTとATH-WS660BTでぜひとも聴いてみてほしい音楽、得意とするジャンルについて聞いてみた。

「ATH-WS990BTは、ATH-WS1100の音をワイヤレスでも楽しめることも目標にしましたし、有線接続ではハイレゾ対応となる実力を持つモデルです。ですから、EDMやクラブ音楽で重低音を楽しめるのはもちろんですが、アコースティック楽器の実体感のある低音再現もぜひ楽しんでほしいと思います。ウッドベースの胴の鳴りだけでなく、弦が振るえる感じまで鮮明に感じ取れるはずです」(坪根さん)

有線接続でハイレゾにも対応するATH-WS990BT

「ATH-WS660BTは、携帯性を重視してコンパクト化を追求したこともあり、音質をキープするのがとても大変でした。それだけに大口径ユニットにこだわった低音の伸びはしっかりと感じられるものになっています。比較的安価なモデルということで、よりパワフルでキレ味のよい低音が楽しめるチューニングとしているので、ロックやポップスが好きな人に好まれる音だと思います」(坪根さん)

よりコンパクトなATH-WS660BTはカラーバリエーションの多さも魅力

ATH-WS990BT/ATH-WS660BTは、ATH-WS1100での大口径ユニットによるリアルな低音追求のノウハウはもちろん、その後に開発されたBluetooth対応モデルでの技術的な積み重ねまでもが投入され、オーディオテクニカとしても最新鋭の実力を持つワイヤレスモデルに仕上がっている。力強い低音の迫力にこだわる人、しかもそれをワイヤレスで快適に楽しみたいという人にはおすすめのモデルだ。

聞いてみた!! クラシックからアニソン、映画鑑賞にも!

最後に筆者によるATH-WS990BT/ATH-WS660BTの試聴レビューを紹介しよう。試聴ではiPhone 7によるワイヤレス音楽再生のほか、Astell&UltimaのSP1000を使った有線/ワイヤレス再生、自宅のAVアンプと接続した映画鑑賞まで試している。

まずはiPhone 7での試聴だが、ATH-WS660BTはスムーズでよく伸びる低音が印象的で、低音の質感はどちらかというとタイトだ。クラシックは低音楽器の音が実体感のある音色で鮮明に描かれるし、力感も十分。中高音はナチュラルでBluetoothで気になる高音域の粗さもほとんど気にならない。鮮明で解像感の高い再現を重低音がしっかりと支える本格的なものだ。

シンセベースや電気楽器が多めのアニメソングを聴くと、量感たっぷりの低音も力強く再現されるし、それでいて低音がふくらんでボーカルが不鮮明になるようなこともない。キレ味のよい溌剌とした鳴り方は、聴いていて実に気持ちがいい。ボーカルも細かいところまで明瞭に描き出され、ニュアンス豊かなものになる。豊かな低音感とクリアなボーカルの両立されたサウンドはアニメソングとも相性が良い。

ATH-WS660BTを試聴。アニメソングとの相性もよい

続いて、ATH-WS990BT。ノイズキャンセルはそれ自体の効果は控えめで、静かな室内だと換気扇やパソコンのファンノイズがやや静かになるという程度。屋外でも自動車の排気音はほとんど聞こえなくなるが、その他のエンジン音や走行音はわりと耳に入ってくる。ノイズキャンセルをオンにしたまま屋外で使っても安全上の心配はあまりない。ただし、音楽を大音量で聴けば周囲の音も相対的に聞こえなくなるので、路上を歩いているときや自転車走行をしながらの音楽再生が危険なことには変わりないので注意。

ちなみに、ヒアスルー機能を使うと、外音をマイクが拾ってそのまま再現するだけでなく、再生音量もミュートされるので、周囲の音は耳で聴く以上によく聞こえるくらいだ。

ノイズキャンセルは、音楽再生中の低音域の再現性の向上が一番の効果だ。低音域の伸びや解像感がさらに向上し、音楽のスケール感が増すような感じになる。サイズが少し大きいこともあり、低音の伸びの良さ自体がATH-WS660BTよりも優れることもあって、より雄大でスケール感の大きなサウンドになる。クラシックはオーケストラの迫力やホールの広々とした響きまでも豊かに再現される。低音の弾むような感じやキレ味の良さも十分。

ジャズのライブ演奏を聴くと、ベースやドラムスの刻むリズムがパワフルでグルーブ感がよく伝わる演奏になる。そして中高域はクリアーさに加えてしなやかさも出て、女性シンガーの色気や情熱的な歌唱の雰囲気までよく出る。高解像度でややクールな再現ではあるが、熱気や表情の豊かさも見事なものだ。

アニメソングでは、たっぷりと入った低音の力感もしっかりと出る。しかし低音がでしゃばりすぎることはなく、むしろボーカルやギターなどのメロディーがぐっと前に出てくるような感じになる。こうした音楽的な表現力では上位モデルの優位性を感じる。

ATH-WS990BTを試聴。低域の力感だけでなく、ボーカルや生楽器の音色もしっかりと表現する

今度は有線接続でも聴いてみた。当然ながら情報量がぐっと増し、中域の密度感が高まる。低音の再現は大きくは変わらないが、情報量が増した中〜高音域のエネルギーに負けないパワフルさを保っている。有線接続となるとこの実力はなかなかのもので、低音域がしっかりとしているぶん、HiFi志向のストイックな音のモデルよりも聴き応えがあると感じるほどだ。HiFi用のヘッドフォンとして聴いても低音が過剰ということもなく、バランスよく仕上がっているとわかる。

参考のために有線モデルのATH-WS1100も聴いてみたが、低音の総合的な豊かな再現という点ではさすがは最上位モデルだと感じた。低音の伸び、力感や解像感のバランスが見事だ。とはいえ、その差はごくわずかで基本的な音質傾向も近い。ドライバーユニットの口径はどちらも53mmだが、スピーカーでたとえるとトゥイーターやミッドレンジは同じユニットでウーファーだけ口径が異なるミドルクラスとハイエンドクラスのモデルの違いに近い印象だ。低音にこだわるならばATH-WS1100だが、ワイヤレスでも楽しめることを考えると、ATH-WS990BTの方は魅力は大きいと言える。

最後に映画鑑賞。最近はDTS headphone:Xのような技術もあり、ヘッドフォンによるバーチャル再生でもなかなか本格的なサラウンドを楽しめる。これを大胆にもBluetooth出力で聴いてみた。同じAVアンプでDTS headphone:X音声をデコード(特別なデコーダーが必要ではなく、DTS 5.1chに対応したモデルならばデコード可能)して有線接続と比較すると、多少有線の方がサラウンド空間の包囲感などが豊かだと感じるが、周囲の音の定位感などは十分に再現できており、ワイヤレスでもなかなか臨場感のあるサラウンド音場が味わえた。

そして、低音は期待した通りのもので、サブウーファーを追加したかのような深く伸びる低音までしっかりと再現。爆音映画の迫力もなかなかのものだ。深夜のテレビ試聴などでワイヤレスヘッドフォンを使う人は少なくないと思うし、実際とても快適だが、映画がここまで迫力のある音で再現できると、かなり有効な使い方だと思う。ユーザーとなった人は、屋外で軽快に楽しむのはもちろんだが、映画鑑賞もぜひお試しを。

最後に装着感。硬度の異なる2層のイヤーパッドは、ユニット側を硬くしてユニットと耳の間の空間を確保し、耳に当たる側のイヤーパッドは柔らかくして密着性を高め、快適な装着感を実現するもの。しかも、イヤーパッドの形状自体も耳に当たる側が尖った形となっていて、接触面積を減らしている。

この結果、長時間装着していても耳が痛くなったり、不快感を感じることが少なくなっている。ケーブルなしのワイヤレスの軽快さもあり、一日中つけっぱなしにしていても平気だと思うくらいの快適さ。これもワイヤレスヘッドフォンでは欠かせないポイントなのだそうだ。

イヤーパッドの形状と適度なクッション性で長時間の装着でも快適だ

ワイヤレスヘッドフォンの魅力は、多くの人が気付いていると思うが、実際に使ってみると思った以上に活用の幅が広く、音楽だけでなくさまざまなコンテンツを楽しめる。ATH-WS990BT/ATH-WS660BTのような低音まで存分に楽しめるモデルも登場するなど、選択の幅も広がっている。興味のある人はこの機会にぜひとも試してみてほしい。