【VIERA Station】テレビから「ライフプラススクリーン」へ
テレビから、スタンドが、消えた???

 最新型4K対応ビエラ「AX800シリーズ」は、2モデル・計5機種ある。画面サイズは50型、58型、65型があるが、50型と58型にはデザイン違いで2機種ずつ存在するんですな。2種類のデザインは「ペデスタルデザイン」と「スラントデザイン」だ。

 まず「ペデスタルデザイン」のほうだが、これはこれまでのビエラにも一般的な薄型テレビにもあった「画面下部からスタンドが見えている」というデザインである。「AX800シリーズ」では50型と58型でこのデザインがラインナップされている。「AX800シリーズ」の場合、非常に狭額縁で、額縁自体も目立たず、スタンド部も非常にシンプルなので、設置した状態でもスッキリした印象になってナイスな見栄えである。

「ペデスタルデザイン」のTH-58AX800F

 それからもう一方の「スラントデザイン」だが、これがかなり新鮮。これまでのテレビにあったスタンドが「見えナイ」のである。その佇まいはデザイン家具のような雰囲気。インテリアとして部屋に溶け込むような、違和感のない自然な存在感なのだ。「AX800シリーズ」の50型/58型/65型の各画面サイズで、このデザインがラインナップされている。

「スラントデザイン」のTH-65AX800

 ちなみに「スラントデザイン」の「スラント」は「傾斜」を意味する。実際に画面が約3度傾いていて、それゆえ「座ったときにやや見下ろすようなちょうどよい角度」になる。リラックスした姿勢で4Kの超高画質を楽しめるってわけですな♪

 あとこの「スラントデザイン」はテレビ背面のキレイさもかなりのもの。具体的には背面がスッキリした見栄えであり、スタンド部にケーブルをキレイにまとめることができる。ので、壁際でない位置へ設置してもテレビ背面のゴチャゴチャ感などからくる違和感が少ないのだ。

 最新型4K対応ビエラ「AX800シリーズ」は、インテリア性がかな~り高いという印象。前述のとおり狭額縁であり額縁があまり目立たないので、「ペデスタルデザイン」でも「スラントデザイン」でも、存在感が非常にシンプル&クール。テレビをオフにした状態では部屋の雰囲気を崩さない。テレビを点けると美麗で迫力のある映像が画面全体を覆い、映像に没入していけるという感覚になる。オフでインテリア、オンで大迫力テレビ、みたいな。

 あと、「AX800シリーズ」は凄く額縁が狭いものの、高音質設計になっている。額縁が狭いと、そのぶんスピーカーの位置や向きに制限が出て、結果、音質が犠牲になってしまいがち。だが「AX800シリーズ」の場合、独自開発のDSP信号処理と高さ約7mmのスリムフロントスピーカーにより、狭額縁でありながらテレビ前面から音がしっかり出て聞き取りやすくなっている。

 しかしまあホントにスッキリとした外観&存在感のテレビですな~「AX800シリーズ」。とくにオフにしているとき。リモコンが近くになかったらテレビってわかんないかもしれない、的な静かな雰囲気が良い。

 ところが!! ひとたびオンにすると!! ズッガーンとせり出すような映像美。いやホント「AX800シリーズ」で4K動画とか観ると立体感と臨場感がスゴいんスよ。その美しさを知ってしまうと「うっ……AX800と4K対応撮影機材買っちゃおうかな」とか思ってしまう俺なのダ。

 もうひとつ、「AX800シリーズ」の表示は4K(解像度3840×2160ドット)なので、ハイビジョン映像(解像度1920×1080ドット)を表示する場合、解像度を高めるアップコンバート処理が行われる。超解像などを始めとするいろいろな処理がなされ、1920×1080ドットの映像を3840×2160ドットまで増して表示するんですな。

 低い解像度を高い解像度に変換しているわけだから、「ソレって細部がボヤケたりしないの?」的な疑問が出て来がち。なのだが、これが意外なほど違和感がない。それどころか「アップコンバートってこんなに映像が緻密になるものなのか」的な驚きがある。BS番組なんかを観ても、明らかに「AX800シリーズ」で観たときのほうがキレイだし鮮明に感じられるのだ。

 正直な話、4K対応ビエラの画質を知るまでは、「4K対応テレビって言っても、そもそも4Kコンテンツがまだまだ少ないし、買うのはもっと先かな……」なーんて思っていた。が、4K対応ビエラなら手持ちのハイビジョンコンテンツをより美しく観ることができちゃうんであった。そうなると「やっぱり今すぐ欲しい~ッ!!」てな気持ちになっちゃうわけですな。

 てなわけで、「AX800シリーズ」には優れたデザイン性が備わっている。また、ハイビジョンコンテンツをより美しく緻密に表示する画質がある。ので、ゼヒ、そのデザイン性や高画質を店頭などの実機で確かめて欲しい。

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