編集後記

2014年1月24日

臼田勤哉

 Dolby Vision面白い技術でした。ただ、コンテンツ側の対応が必要なだけに、どういう時間軸でどこの製品に入るのか、が重要になりそうです。CESではシャープやTCLなどが関連展示を行なっていますが、日本メーカーよりは中国メーカーのほうが取り入れやすい技術かもしれません。大手の導入はハリウッドの本気次第かなーという印象を受けました。そういう意味でも、早く「上流」側の映画の対応も知りたいところですが、果たして?

山崎健太郎

 テニスのショットを分析し、新しい楽しみ方の提案や上達へ繋げるソニーの「Smart Tennis Sensor」は非常に興味深い試みでした。サッカーやゴルフ、バスケなど、他のスポーツにも応用できそうで、どんどん展開して欲しいです。

 ただ、その都度センサーを買うのは大変そうなので、1つのウェアラブルセンサーにまとめて、ボールやクラブなどに備えたアタッチメントに、センサーだけを付け替えて利用するようなカタチになって欲しいところ。自転車やマラソン用センサー、日常生活で使う活動量計も兼ねられると理想的ですが。

 AV的な観点から言えば、盛り上がっているアクションカムも組み合わせられれば、それらを装着して好きなようにスポーツを楽しんで、後で自動的に“自分のカッコイイシーンだけをまとめたPVが完成してる”なんてのも楽しそうです。

中林暁

 CESの話の続きです。今回は通信用にモバイル無線LANルーターを日本からレンタルして行きました。以前、私がCESに行っていたころ、ちょうどソニーの会見があった夜あたりはホテルの有線や公衆無線含めネットが激重なのが当たり前だったように思いますが、今回はそれほどでもなかったのが驚きでした。これは通信会社の種類によるかもしれませんが(今回はVerizon/LTE対応)、以前のネット勝ち組(キャリア)が今年はダメになったとかいう話題もいろいろと移り変わって面白いです。仕事で使うので、あまり毎年変動するととても困るわけですが。

 あと、今週はau発表会に行きました。スマホ新製品の数は、取材する身としては、今回ぐらいがちょうどいいです(笑)。

一條徹

 ドルビービジョンの映像を実際に見ることができたのですが、ダイナミックレンジ拡大による映像の違いは分かりやすく、過去のフィルム映画などにも有効とのことで、広く受けそうな気がしました。別件、今週より「AV Watchリサーチミニ」のコーナーがスタートしましたので、ご投票お願い致します。私は「世界征服 謀略のズヴィズダー」を気に入っているのですが、アニメ見てる友人に話したところ、「あの幼女のやつ…?」と、言われてしまいました…