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WOWOW、4K/HDR制作のドラマ「コールドケース~真実の扉~」22日放送開始
2016年10月14日 15:02
WOWOWは、オリジナルドラマ枠「連続ドラマW」において、全編4K/HDRで制作された「コールドケース~真実の扉~」を10月22日(土)から毎週土曜夜10時に放送する。全10話で、第1話は無料放送。
WOWOW開局25周年を記念して制作された連続ドラマ。米CBSで全7シーズン放送された人気の刑事ドラマシリーズ「コールドケース 迷宮事件簿」の日本版で、米国以外での制作は初。舞台を神奈川に移し、主人公の刑事とそのチームのメンバーが、毎話異なる未解決事件(コールドケース)の真相をたどり、解決していく。
監督はドラマ「SP」シリーズを手掛けた波多野貴文。脚本は映画「64‐ロクヨン」の瀬々敬久。全編4K/HDRで制作され、ドラマ撮影では日本初投入となるRED Digital Cinemaのカメラ「WEAPON」も用いている。撮影監督は「シン・ゴジラ」を含め、歴代ゴジラシリーズなどの撮影助手を務めた山田康介を起用。なお、WOWOWでの放送はHD/SDRとなる。
「WOWOWのドラマ作りに対する意地を見た」
10月12日に、東京・恵比寿ザ・ガーデンホールで第1話の完成披露4K・HDR試写会を開催。主人公の刑事・石川百合役を務めた吉田羊さん、巡査部長・高木信次郎役の永山絢斗さん、警部補・立川大輔役の滝藤賢一さん、警部補・金子徹役の光石研さん、ボス・本木秀俊役の三浦友和さんと、波多野貴文監督が登場した。
吉田さんは「脚本を読んだ時に言葉を失うくらい面白かったし、WOWOWのドラマ作りに対する意地を見た。世界が日本に誇る作品であると言えるし、そう演者がハードルを上げてもお釣りがくるくらいのドラマ」と、クオリティに自信を見せた。オリジナル版の主演キャラクター、リリー・ラッシュとの違いについては「チャーミングで可憐で儚いながらも芯が強い。私には表現出来ないと不安に思ったけれど、逆にアメリカでは表現できない日本人らしさもある。ドライではなく、人情味を持って対象に寄り添う部分は私たちが演じてこそ出せるもの」とコメントした。
三浦さんは、撮影後にオリジナル版の舞台、フィラデルフィアを訪れたといい「想像していたよりも凄く綺麗な街だった。ドラマを撮る時はあえて雰囲気のある場所を選んだり、画調を落としたりして、日本もアメリカも作り方は変わらないんだと納得して帰って来ました」と話した。
あらすじ
1996年冬、19歳の青年・工藤順一が「お父さん。僕は自由です。さようなら」と書かれた紙を胸に、自宅前で絶命。その事件の資料は“未送致”として神奈川県警の倉庫にしまわれた――。
時は流れ、2015年春。横浜市街で起きた母子殺害事件の現場にいた神奈川県警・捜査一課の刑事、石川百合(吉田羊)に、来客の連絡が入る。県警に戻った百合を待っていた外国人女性は、「1996年1月に殺人を見た…」と語りだす。それは19年前、工藤順一の遺体が捨てられたのを目撃したという新たな証言だった。
再捜査の価値があると判断した百合は、課長代理である本木秀俊(三浦友和)の指示のもと、立川大輔(滝藤賢一)、金子徹(光石研)と、異動してきたばかりの高木信次郎(永山絢斗)とともに再捜査を始める。
数々の未解決事件の閉ざされた真実を暴き出すため、最高のチームワークを見せる捜査一課が今、動き出す!