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ニコニコ生放送、1Mbpsで高画質配信/視聴できる「新配信(β)」

 ドワンゴは11月1日、ニコニコ生放送の配信ビットレートを1Mbpsに引き上げた「新配信(β)」を提供開始した。パソコンからの配信専用となる。

ニコニコ生放送で「新配信(β)」提供開始

 これまでの配信ビットレートは時間帯によって異なり、通常384kbps、サービスタイムは480kbpsで提供していた。新たに、番組作成画面で「新配信(β)」を選択すると、配信ビットレートが1Mbpsになり、従来よりも高画質・高音質に配信可能。専用ツール「Niconico Live Encoder」(NLE)を利用すると、自動で1Mbps配信に設定される。その他の外部ツール利用時は、手動で最大1Mbpsに設定できる。詳細は告知ページを参照のこと。

 当初の「新配信(β)」番組枠数は最大100番組で、随時拡大予定。1番組あたりの座席数上限は「上限なし」になった(従来は最大5,000まで)。座席はプレミアム会員優先となる。30分放送中に1度、30分延長の操作を行なうと最大1時間まで無料放送が可能。1時間以降の延長は有料となる。なお予約時に放送時間を1時間にした場合は有料になる。

視聴時も最大1Mbpsに。広告表示も変更、開発中の機能も

 パソコン視聴側のビットレートも最大1Mbpsに引き上げられる。ただし「エコノミータイム」の17時〜3時は、プレミアム会員が768kbps、一般会員が384kbpsとなる。スマートフォン視聴時やタイムシフト視聴時のビットレートに変更はない。

 視聴時のザッピングリストは、リコメンドによる番組リストに変更される(従来は注目番組/お気に入り/カテゴリの切り替え式)。プレーヤー上の広告表示は放送画面に被らないコメントリスト上に表示され、一定秒数後に縮小。プレミアム会員は最初から縮小表示にできる(通常配信の場合、プレミアム会員は広告非表示が可能)。

 そのほか、「予約機能」、「動画再生(引用)機能」、「キャプチャ付きツイート機能」が開発中。アンケート機能や配信テスト機能には引き続き対応する。また、通常の配信機能との違いとして、生放送プレーヤーの背景画像(ウォール)が白に固定され、視聴時の座席番号表示やニコニコ実況表示、放送者によるコメント表示位置指定機能は非対応となる。