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ホロライブの雑談やゲーム配信も3Dに!? タレントの負担を軽減する「セルフブース3D」とは

VTuberグループ「ホロライブ」を運営するカバーは、マーカーレスモーションキャプチャ「Captury」を活用した「セルフブース3D」の事例を公開した。

2026年1月の1カ月間で、「Captury」を活用した「セルフブース3D」に配信実績は合計7本となった。従来、3D配信には多大な準備期間とリソースを要していたが、同システムの導入により、カラオケやゲーム、雑談、屋外ロケといった多岐にわたるジャンルでの活用が加速しているという。

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Capturyは、DARI Motionが提供する、リアルタイムにマーカーレスでモーションキャプチャが可能なシステム。このCapturyを活用して、カバーが専用ソフトや運用体制などを構築し、配信運用基盤としたものがセルフブース3Dとなっている。

専用ソフトの自社開発や先端3D技術の継続的な研究、独自の運用体制の構築を進め、こうした多角的な自社開発を積み重ねることで、手軽さと高いクオリティを両立した、ハイクオリティな3D配信を実現した。

従来の3D配信では必須だった「専用トラッキングスーツの着用」「大規模なスタジオ設備」「多数のサポートスタッフによる調整」といった工程を大幅に省略し、タレントが普段着と変わらない軽装で、一人でも3D配信を開始できる配信環境を実現。タレントの物理的・心理的なハードルが劇的に低減したという。

これにより、ゲーム実況配信や雑談配信、小規模な企画など、これまでコストや準備の観点から3D化が難しかった日常でカジュアルな企画などにも、3D配信の機会を創出する。

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従来、ホロライブ所属タレントの日常的な配信活動は、「hololive Live2D 3.0」による豊かな表情表現を基盤とした2D配信が主流となっている。一方で、従来の3D配信・収録システムは業界最高水準のクオリティを追求してきたものの、専用のトラッキングスーツへの着替えや事前の入念な調整、多数のサポートスタッフが不可欠なことが課題だったという。

こうした運用は、タレントへの負担増やコスト増にも繋がり、3D配信が周年や誕生日イベント、大型企画などに限定される一因となっており、季節やトレンドに合わせた気軽な3D配信を行なうことが難しく、「2D配信と3D配信の間には、技術的・運用的ハードルによる大きな空白地帯が存在していた」という。

この課題を解決し、2D配信のような気軽さで3D配信を可能にする中間的な選択肢として、2025年5月より、マーカーレスモーションキャプチャ「Captury」を活用した「セルフブース3D」の運用を開始。これにより、タレントが日常的かつ柔軟に3D空間で活動できる環境を実現し、表現の幅を一層広げることを目指す。

カバーでは、以前よりスタッフの事前準備のみで配信が可能な「セルフブース」を、オフラインコラボ等に活用している。セルフブース3Dは、この運用ノウハウを3D配信へと拡張、進化させたもので、アプリ操作や配信設定をタレント自身が行なえる設計にすることで、スタッフの介在を事前準備のみの最小限に限定。

低コストな運用体制により、1配信あたりのコストを大幅に削減したほか、突発的な利用申請への柔軟な対応も可能となり、タレント向けの3D配信の機会の提供が大幅に増加したとのこと。

必要機材が少なく、可搬性が高いことも大きな特徴で、スタジオ内での固定運用に留まらず、外部会場や他社スタジオなど、さらにはイベント現地への持ち出しにおいても、場所を選ばず同等の3D配信・収録環境を容易に構築することが可能としている。

この機動力を活かし、イベント現地へのシステム持ち出しや出張配信など、物理的な制約を超えた自由な3Dコンテンツ制作を支援。これにより、これまでは困難であった「現場の空気感をそのまま伝える3D配信」など、新たな体験価値の提供を加速させるとする。

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また最大の特徴である「準備期間の大幅な短縮」と「低コスト運用」は、変化の激しいVTuberマーケットにおいて、多くのパートナー企業から評価され、企業コラボレーションの実績も着実に増加しているという。「今後も『セルフブース3D』を基盤として、パートナー企業様の多様なニーズに迅速かつ柔軟に応え、事業領域の拡大とさらなる付加価値の提供に努めてまいります」としている。

今後は、タレントがより一層利用しやすいUI/UXの改善と機能拡充や、マーカーレスモーションキャプチャの利点を活かした、トラッキング精度のさらなる向上、多様なユースケースに応じた柔軟な運用プランの構築により、利用シーンの拡大を図ることで、あらゆる場所やシチュエーションにおいて、タレントが希望する3D配信・収録機会を最大化することを目指す。