ニュース

ケンウッド、スマホ風操作でBluetoothとK2搭載の7型「彩速ナビ」

 JVCケンウッドは、ケンウッドブランドの「彩速ナビ Type Lシリーズ」新モデル4機種を'17年1月中旬より発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は、上位の標準モデル「MDV-L504」と200mmワイド対応「MDV-L504W」が79,800円前後。「MDV-L404」と「MDV-L404W」は69,800円前後。

MDV-L504

 MDV-L504/L404のパネルは180mm幅。ボタン上部にシルバーのヘアラインを入れ、ピアノブラック塗装で仕上げるなど高級感を演出した。MDV-L504W/L404Wは200mmのワイドコンソール対応。

上位機種はBluetoothや高音質化「K2」搭載。全機種で高速描画、新GUIも

 いずれも7型/800×480ドットのタッチ操作対応液晶を備え、テレビ放送視聴やDVD/CD/SD/USB再生に対応する、エントリーAVナビシステム。'15年発売のType Lシリーズ「MDV-L503/L503W」、「MDV-L403/L403W」を機能強化しつつ、コストパフォーマンスを高めた。また、従来Lシリーズ上位機種のみ搭載していた「ジェットレスポンスエンジンIII」を全機種に導入し、フリックやタッチといったスマートフォン感覚の操作性を高速描画で実現する。

MDV-L404

 上位機種「MDV-L504/L504W」はディスプレイに光沢パネルを採用し、表示画質を向上。新たにBluetoothレシーバ機能を備え、スマートフォンなどから音楽をワイヤレス再生したり、ハンズフリー通話に対応する。独自の「K2テクノロジー」も搭載し、ビット拡張、周波数帯域拡張、波形補正を行なうことで非ハイレゾ楽曲を含むすべての音源を高音質化できる。

 テレビチューナは、上位のL504/L504Wが広感度地デジチューナーを搭載し、電波が弱くてもクリアに受信可能。L404/L404Wはワンセグチューナを搭載する。

MDV-L504W
MDV-L404W

 その他の主な仕様は共通。DVD部はDVDビデオのほか、地上デジタル放送の番組をVRモードで録画したCPRM対応DVD-R/RWディスクなども再生できる。iPhone/iPodをUSB/Bluetooth(L504/L504Wのみ)でナビに接続し、音楽・動画の再生が可能。音楽ファイルのジャケット画像表示にも対応する。

 USBメモリやSDメモリーカードに保存した音楽ファイル(FLAC/WAV/MP3/WMA/Vorbis/AAC)や動画(MPEG-4、MPEG-4 AVC/H.264、WMV)の再生も可能。CDからSDへの最大約4倍速録音にも対応し、音質は標準または高音質の2種類から選べる。

 アンプの最大出力は50W×4ch。音質補正機能として、リスニングポジションまでの距離が等しくなるように仮想スピーカー位置を調整する「リスニングポジション設定」や、走行速度に応じてリアルタイムに音質を自動補正する「Drive Equalizer+」、フロント/リアスピーカーの取付位置やツイータのサイズに最適な特性を設定する「スピーカー設定」などを搭載する。

 新GUIを採用して操作性を向上。ナビゲーションの新機能として、L504/L504Wは「高測3Dジャイロ」を搭載。道の勾配による車の傾きを検知し、高精度な自車位置測位や位置計算精度の向上を図る。そのほか、到着までにかかる時間や距離、道幅、渋滞回避などの条件について優先度を設定できる「マイルートアジャスター」や、案内ポイントまでの距離をカウントダウン表示する「新・ここです案内」などを搭載。

 ナビとスマートフォンを連携させ、地図画面のリモート操作や目的地設定などが行なえるアプリ「NaviCon」の利用にも対応する。

 FM多重放送「VICS WIDE」に対応し、詳細な渋滞情報や気象・災害情報、緊急情報などの取得が可能。GPSは準天頂衛星「みちびき」にも対応している。

 別売オプションのドライブレコーダ「DRV-N520」や、マルチビューリアカメラ「CMOS-C320」などの接続にも対応する。

 このほか、4カ国の言語(日本語/英語/中国語/韓国語)に対応したカーリース/レンタカーなどの特定販路向けAVナビ('17年1月中旬発売/オープンプライス)をラインナップ。機種は「MDV-D504BTW/D504BT」、「MDV-D404BTW/D404BT」、「MDV-D304W/304」、「MDV-D204BT/D204」の計8モデル。