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USB Type-C充電でベリリウムコーティングドライバ、M&Dの新Bluetoothヘッドフォン

 アユートは、MASTER & DYNAMICのオンイヤー型Bluetoothヘッドフォン「MW50」を2月3日に発売する。価格はオープンプライスで、直販価格は55,500円(税込)。カラーはSILVER/BLACK、SILVER/BROWNの2色。

オンイヤー型Bluetoothヘッドフォン「MW50」のSILVER/BROWN

 「究極のモバイル・シンキングキャップ」をコンセプトに開発され、上質な素材をパーツに採用。高級感と高耐久性の両立や、リッチかつ広大なサウンドステージを実現したという。

左からSILVER/BROWN、SILVER/BLACK
装着イメージ

 ユニットは40mm径で、ベリリウムコーティングを施したドライバを採用。磁気回路にはネオジウムを使っている。再生周波数帯域は5Hz~30kHz。インピーダンスは32Ω。ハウジングは密閉型。

ベリリウムコーティングを施したドライバを採用

 Bluetooth 4.1に対応、コーデックはSBCとaptXをサポート。独自の「form-meets-function」構造により、デザインに妥協する事なく、クラス最高レベルのBluetooth受信感度を実現したとする。プロファイルはA2DP、AVRCP、HFPに対応。

 ハウジングには強度と音質に優れるアルミ素材を採用。イヤーパッドにはラムスキンを、ヘッドバンドとハウジングの表面にはヘビーグレイン・カウバイトを採用。メタル素材との組み合わせにより、高級感を演出している。なお、ハウジングはフラットにできる。

ヘッドバンドとハウジングの表面にはヘビーグレイン・カウバイトを採用

 イヤーパッドはマグネット固定式で、手軽に取り外し可能。ハウジングにコントローラーを備え、音量調整やミュートが直感的に操作できる。スマホと連携してのハンズフリー通話を可能にするため、マイクも装備。ノイズを抑えて通話ができるノイズアイソレーションタイプのマイクとなる。

 有線接続にも対応し、バッテリが切れた場合でも普通のヘッドフォンとして使うことができる。入力端子は4極のステレオミニ。

有線接続にも対応する

 充電はUSB Type-C経由で行なう。駆動時間は約16時間。重量は約240g。ポーチやレザーケーブルBOXなどを同梱する。本体の重量は約240g。

充電用のUSB端子はType-C

聴いてみる

 BluetoothでXperia Z5と接続して試聴した。

 オンイヤータイプだが、サウンドは極めてニュートラル。アラウンドイヤータイプと比べ、オンイヤー型は密閉度が低く、低音が出にくいので“盛った”サウンドになる事が多いが、このヘッドフォンの場合はそうした“低音過多っぽさ”は無く、バランスが良い。MASTER & DYNAMICの製品全般に言える事だが、個性的なデザインとは裏腹に、音のまとめ方がそつなく、上手く、幅広い層にオススメできる。

 中高域の抜けも良く、サウンドに圧迫感や閉塞感は少ない。オンイヤータイプのBluetoothヘッドフォンとしてはやや重さが気になるが、装着した時のホールド感は高い。肌に触れるパッドの質感が良いので、強めに当たっていても不快な感じはしない。