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北斎の浮世絵をNHKが8K撮影、大英博物館と番組共同制作。BSプレミアムや8K放送でオンエア

 NHKは6日、江戸時代を代表する浮世絵師・葛飾北斎の作品の謎に迫る番組を、8Kカメラを使ってイギリスの大英博物館と共同制作すると発表。今年の秋以降に放送する予定で、BSプレミアム、国際放送・NHKワールドTV、さらに8K放送でのオンエアも予定している。

富嶽三十六景『凱風快晴』

 8Kの超高精細映像に以前から関心を持っていたという大英博物館側からNHKに打診があり、共同制作が実現。大英博物館が所蔵する浮世絵版画、「富嶽三十六景」の「凱風快晴」、通称「赤富士」や、肉筆画、「鎮西八郎為朝図」、さらに世界各国の美術館や個人が所蔵する北斎作品を8Kカメラで撮影。その上で、大英博物館を中心とするチームが映像を基に作品を分析する。

 8Kによる超高精細映像は、肉眼では確認できないような細部まで再現できるため、NHKでは「多様な色や繊細な線を複雑に重ねるといった技法が駆使された北斎作品の秘密や、謎めいた作画意図の解明につながるのでは」としている。

鎮西八郎為朝図