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宮崎駿監督が“引退撤回”、新作長編アニメのスタッフ募集。「本当に最後の監督作品になるでしょう」

 スタジオジブリの宮崎駿監督が「引退撤回」を決断。ジブリの公式サイトにおいて、新作長編アニメ映画制作のためのスタッフ(新人)募集を開始した。動画と背景美術スタッフを募集しており、入社予定日は10月1日。期間は3年間。勤務地はスタジオジブリ。

スタジオジブリの公式サイトに、新作長編アニメ映画制作のためのスタッフ(新人)募集が掲載されている
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 宮崎監督は2013年に長編映画の制作から引退を発表していたが、「風立ちぬ」の公開から4年、三鷹の森ジブリ美術館で上映するための短編映画「毛虫のボロ」を若いスタッフと共に完成させた。

 しかし、その間に「昔からの大切な仲間を何人も亡くし、自分自身の終焉に関してより深く考える日々が続いた」という。その末に、引退撤回を決断。長編アニメ映画の制作を決めた。「作るに値する題材を見出したからにほかならない。年齢的には、今度こそ、本当に最後の監督作品になるでしょう」という。

 「この映画制作完遂のために、若い力を貸して下さい」とし、募集要項を掲載。募集人数は動画と背景美術で、それぞれ若干名としている。