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声だけで快適操作の8~11型AVナビ「ビッグX」。iPhone/ウォークマン連携

 アルパインは、AV機能搭載カーナビ「ビッグX」の8型~11型モデルを8月より順次発売する。価格はオープンプライスで、新構造の11型ディスプレイを採用したビッグX“11”(イレブン)の店頭予想価格は27万円前後。その他のモデルは21~26万円前後。いずれも、音声操作の「ボイスタッチ」機能や、前席と後席で異なるコンテンツを楽しめる「ダブルゾーン」機能、iPhone/iPod/ウォークマンとの接続や操作に対応する。そのほか、後部座席用モニターのリアビジョンなどの新ラインナップも発表された。

ビッグX“11”(EX11Z-AL-LED:トヨタ・アルファード/アルファードハイブリッド 30系専用モデル

 ラインナップは、11型「ビッグX“11”」と、10型「ビッグXプレミアム EX10Z」、9型「ビッグXプレミアム EX9Z/X9Z/X9ZA」と「ビッグX X9Z」、8型「ビッグX X8Z」。ビッグXシリーズ以外に、7型/200mmコンソール用の「7WZ」(オープンプライス/店頭予想価格13万円前後)も発売する。それぞれのシリーズに、車種別のモデルを用意する。

 ビッグX共通の仕様として、1,280×720ドット液晶を備え、音声だけで操作できるボイスタッチに対応。AV機能は地デジ(フルセグ)4チューナや、DVD、FM/AM、SD、Bluetoothに対応。アンプは50W×4ch。フロント/リア/サブウーファの3プリアウトも備える。

ビッグX“11”のEX11Z-VE:トヨタ・ヴェルファイア/ヴェルファイアハイブリッド 30系専用モデル

 音声操作のボイスタッチ機能により、“近くのコンビニ”や“サイドカメラ”、“広域表示”、“詳細表示”など、ドライブ中によく使う12の機能を声で操作できる。狭い道で他のクルマとすれ違う時も、「サイドカメラ」と声に出すと、画面に触れずにカメラの映像を呼び出せる。また、「3つ目の信号を右」など、わかりやすく案内する「カウントダウンガイダンス」にも対応する。

 11型モデルのビッグ X“11”「EX11Z」シリーズは、新開発のクリアブラックディスプレイを採用。空気の隙間をなくしたギャップレス構造により、地図や映像を高画質で表示。画面の光の反射も抑え、日差しがまぶしい時にも見やすくしている。

 iPhone/iPod接続時は、音楽を再生中にアルバムアートワークを大画面で表示。接続には、別売Lightningケーブルと、USB接続延長ケーブルの「KCU-470i」(4,500円)または、iPod/iPhone Dock USBケーブル「KCU-462i」(2,500円)が必要。

 HDMI接続でiPhoneなどのビデオ再生も可能で、Lightningケーブル「KCU-471i」(3,500円)と、アップルのLightning-Digital AVアダプター、HDMIケーブル「KCU-610HD」(4,000円)を利用する。

 ソニーのウォークマンとも接続可能。ウォークマンの音楽再生/サーチ画面表示、ビデオ再生、ソース別ボリュームレベル調整が可能なほか、ウォークマン 本体の充電も行なえる。接続には、別売ケーブル「KCU-511WM」(5,000円)が必要で、同ケーブルの対応ウォークマンはZX/Z/F/A/S/Eシリーズ。NW-Z1050/Z1060/Z1070はHDMI出力対応のため、別売のHDMI接続ケーブル「KCU-610HD」(4,000円)を使用する。

 別売のリアビジョンと組み合わせ、前席と後席で別々のメディアを楽しめるダブルゾーン機能も引き続き搭載。後席のみでHDMI接続の機器も再生可能で、ドライブ中にリアビジョンでインターネット動画などを楽しめる。2017年モデルの車種専用カーAVナビとリアビジョンシリーズをHDMI接続するには、別売のHDMI接続リアビジョンリンクケーブル「KCU-610RV」(4,500円)が必要。また、別売ケーブルでスマートフォンのアプリや動画もリアビジョンで楽しめる。

 CDからSDHCカードへ録音できるミュージック・リッピング機能に対応。録音用の4GB SDHCカードも付属する。Bluetooth 3.0対応で、スマホなどからワイヤレスで音楽受信やハンズフリー通話が可能。プロファイルはA2DP/AVRCPをサポートする。

 USB/SDカードなどの再生も可能で、音楽再生はMP3/WMA/AACに対応。USBメモリの再生には別売ケーブル「KCU-260UB」を使用する。高音質オーディオパーツ採用やチューニングにより、音楽や映画などを高音質で楽しめるという。

 '16年モデルのビッグXシリーズから搭載されたカーアロマ・コントロール機能を新モデルにも搭載。対応するアルパイン製カーアロマのオン/オフや噴霧時間をカーナビでコントロールできる。アルファード/ヴェルファイア専用ビッグX“11”に付属するカーアロマはビルトインタイプで、センターアッパーボックスに装着し、ボックスの開閉に連動してオン/オフできる。ビッグX プレミアムからもオン/オフが可能となっている。

リアビジョンモニターやアロマ機能付き取り付けキットなど

 10.1 型「SXH10T」(2台パック/店頭予想価格12万円前後)を9月上旬、9型「SSA9T」(2台パック/同6万円前後)と「SSA9」(1台/同3万円前後)を9月中旬に発売する。

「SXH10T」装着イメージ

 10.1型「SXH10T」は1,280×720ドット液晶で、HDMI接続したナビの映像を表示可能。モニター本体のHDMI接続により、2台で個別の映像を楽しめる。ブルーLEDのイルミネーションも備える。

 9型モデルはWSVA解像度。2台パックモデルはHDMI接続で2台個別の映像を楽しめる。ナビとの接続はRCAとなる。

 アロマ機能付きリアビジョン取付けキットの「KTX-Y1005VG-AROMA」(グレー)と「KTX-Y1005BK-AROMA」(ブラック)は、それぞれ27,000円で9月下旬に発売。

 トヨタ・アルファードで使える12.8型天井取付けリアビジョンキットに、アロマ機能を装備した新モデル。アロマは単独での動作となり「後席がさらに快適な空間に生まれ変わる」としている。

アロマ機能付き天井取付け型リアビジョンキットの装着イメージ

 そのほか、上空から見るような映像で安全な駐車をアシストする「2カメラ・マルチトップビューシステム」や、4パターンの映像を表示可能な「マルチビュー・バックカメラ」、「マルチビュー・サイドカメラ」、「コーナーカメラ」など、高感度映像の「ドライブセンサー・カメラシリーズ」の新製品を8月上旬より発売。

 リアシートでカラオケが楽しめる「スペースクリエイター」や、子供の知育向け「クルマで学ぼうDVDシリーズ」も8月上旬に発売。「クルマで学ぼう DVD:なぞなぞクイズ」(160問収録/1,800円)などを用意する。

「クルマで学ぼうDVD:いきものクイズ」の画面