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GoogleがHTCのPixelスマートフォン開発部隊を買収。HTCの自社ブランドビジネスは継続

 米Googleと台湾HTCは21日(現地時間)、GoogleのPixelスマートフォンを手掛けるHTCの開発チームをGoogleが11億ドルで買収すると発表した。Googleは、HTCの持つ知財の非独占的なライセンスも取得する。関連する規制当局の承認などを経て、2018年早期には買収を完了予定。

 HTCは自社ブランドの製品だけなく、GoogleのNexus Oneや初代Pixelスマートフォン、Nexus 9タブレットなどの開発も行なってきた。また、10月4日には新Pixelも発表予定だが、この開発チームをGoogleが取得することとなる。

 なお、HTCの自社ブランドのスマートフォン事業は継続。また、VR向けヘッドマウントディスプレイ(HMD)のHTC VIVEなどの事業も引き続きHTCが展開する。

 Googleは、PixelスマートフォンやスマートスピーカーのGoogle Home、Chromecast Ultra、Google Wi-Fiなどハードウェア製品「Made by Google」を強化しており、音声アシスタントの「Google Assistant」などと連携したハイエンドデバイスを手掛けていくという。