エプソン、世界初WUXGA解像度の新D7液晶パネル

-1,920×1,200ドットで高輝度/高コントラストを実現


6月11日発表


 セイコーエプソン株式会社は11日、3LCDプロジェクタ向けの高温ポリシリコンTFTパネル(HTPS)の新モデル2機種を開発し、量産を開始したと発表した。

 HTPSとしては初という、解像度WUXGA(1,920×1,200ドット)の0.94型パネル「L3C09W-85G00」と、0.95型/1,280×800ドットのWXGA「L3C09X-81G00」の2種類が用意され、いずれもD7プロセス技術により、5,000ルーメン以上の高輝度プロジェクタを実現できる。

 また、VA型無機配向のC2FINE技術を採用しており、高コントラスト化とともに、“漆黒の黒”を表現可能としている。WUXGAパネルの画素ピッチは10.5μm、開口率は68%。WXGAパネルの画素ピッチは16μm、開口率80%。いずれも、大画面スクリーンを利用したイベントや大ホール向けの3LCDプロジェクタ向けの展開を想定している。


(2009年 6月 11日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]