パイオニア、デザイン性の高いシアタースピーカー

-ペア27,000円のブックシェルフなど。ラックも発売


トールボーイのS-31-LR

10月上旬発売

標準価格:
 19,000円(1台)~64,000円(ペア)

 パイオニア株式会社は、欧州のデザイントレンドを取り入れたシアタースピーカー「International Project」の新シリーズとして、「SERIES3」4機種をラインナップ。10月上旬に発売する。価格は下表の通り。

 また、同時期には組み合わせるスピーカースタンド「CP-31B」(16,000円/ペア)や、ローボードラック「B-HT500」(82,000円/1台)も発売する。

 

モデル名S-31-LRS-31CS-31B-LRS-51W
仕様トールボーイセンターブックシェルフアクティブ
サブウーファ
価格64,000円(ペア)19,000円(1台)27,000円(ペア)49,000円(1台)
発売時期10月上旬
ユニット2.5cm径ツイータ×1
10cm径ウーファ×2
2.5cm径ツイータ×1
10cm径ウーファ×1
20cm径ウーファ×1
インピーダンス 
再生
周波数帯域
38Hz~40kHz45Hz~40kHz45Hz~40kHz 26Hz~900Hz
出力音圧レベル84dB82dB-
最大入力120W-
内蔵アンプ
最大出力
---280W
外形寸法
(幅×奥行き×高さ)
202×230×1,006mm364×177×146mm152×197×235mm360×360×382mm
重量8.8kg3.6kg2.5kg13.5kg

 

ブックシェルフのS-31B-LR
S-31B-LRと、スタンドの「CP-31B」を組み合わせたところ
センタースピーカーのS-31C
 同社は欧州のデザイントレンドを取り入れたスピーカー「International Project」を、2008年10月発売の「SERIES 8」を皮切りに展開。日欧のエンジニアとフランス人デザイナーによる、コラボレーション製品となっている。

 トールボーイの「S-31-LR」、センター「S-31C」、ブックシェルフの「S-31B-LR」をラインナップ。いずれも2ウェイ構成で、ユニットも共通。トールボーイとセンターはダブルウーファとなる。ウーファはグラスファイバーコーン振動板を使った10cm径。ツイータは2.5cm径のソフトドームで、磁気回路にネオジウムマグネットを使っている。

 独自のフェイズコントロール技術も導入。スピーカー、アンプ、ソフトに至まで、時間と位相を管理するというコンセプトの技術で、スピーカーではネットワークの位相特性のマッチングや、同一システム内での位相や音色のマッチングを図っている。

 トールボーイの「S-31-LR」には、上位モデルの「S-81」でも採用されている「ABD」&「AFAST」テクノロジーを採用。トールボーイスピーカーの問題点である、音の濁りとなる定在波を低減し、「クリアで深い低音が楽しめる」という。

 デザイン面で共通の特長はグリルネットを装着した状態で、スピーカーの表面を凹凸のない、フラットな仕上げとする、「フラッシュサーフェスデザイン」を採用したこと。グリルネットは不要な音の反射を最小限に抑えるため、格子を排除している。

 エンクロージャは音の回折をスムーズにさせ、内部の定在波の発生を抑えるため、ラウンドフォルムのティアドロップ形状を採用した。



■ アクティブサブウーファ

S-51W
 「S-51W」は、20cm径ウーファを内蔵したアクティブサブウーファ。最大出力280Wのアンプを内蔵。フェイズコントロール技術も導入しており、低音のズレ(時間遅れ及び位相のズレ)の原因となるローパスフィルターを常時バイパスすることで、原音に忠実な低域を再生できるという。また、オートスタンバイ機能も備えている。



■ スタンドとラック

B-HT500
 ブックシェルフ「S-31B-LR」と組み合わせるスタンド「CP-31B」も発売。外形寸法は260×260×480~800mm(幅×奥行き×高さ)で、高さ調節が可能。重量は3.3kg。

 ラック「B-HT500」は、AVアンプなどが収納できるローボードタイプ。インテリアに馴染むスリムなデザイン採用したという。外形寸法は1,400×460×499mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は41kg。



(2009年 9月 7日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]