ビクター、薄さ約31mmの4chフロントサラウンド
-アンプも31mmで壁掛け可能。DDスピーカー採用
日本ビクター株式会社は、スピーカーとアンプのどちらも、約31mmという薄型デザインを実現した薄型テレビ向けシアターシステムを発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格20,000円前後のスピーカー「SP-FT」と、23,000円前後の4chアンプ「AX-FT」で構成。カラーはどちらもブラック(1)とホワイト(2)を用意し、ブラックは10月下旬発売。ホワイトは11月下旬発売となる。
「AX-FT」は最大出力20W×4ch(4Ω)のアンプと、ドルビーデジタルやDTS、AACに対応したデコーダを内蔵。スピーカーは左右に各2基のユニットを内蔵しており、アンプ側で個別にドライブ。左右のスピーカーだけでフロントサラウンド再生ができる。HDオーディオには対応していない。
最大の特徴はフラット&スリムなデザイン。スピーカーの外形寸法は186×30.8×300mm(幅×奥行き×高さ)、アンプのサイズは186×31×300mmと、ほぼ同サイズを実現。重量も各850g、730gと1kgを切っており、どちらも壁掛けが可能。薄型テレビと組み合わせ、ホームシアターをスタイリッシュに楽しめるとしている。
カラーはアンプ、スピーカー共にホワイトとブラックを用意 | スピーカーのアップ。DDスピーカーを採用した事で薄さ30.8mmを実現した |
壁掛けだけでなく、付属スタンドによりフォトスタンドのようにラックの上などに設置することもできる。アンプは平置きも可能で、表示部の上下反転機能も装備。レコーダなどと並べてラック内に設置できる。
付属スタンドでスピーカーを床起きしたところ | アンプ部は平置きも可能。表示の反転機能も備えている |
スピーカーは独自のDDスピーカーユニットを採用することで、薄型化を実現。サイズは9.5×10cmで低域から高域まで円形に近い指向性を持っており、壁掛け使用時は壁を使ったバッフル効果も得られ、音圧のある豊かなサウンドが再生できるという。定格インピーダンスは8Ω(各入力端子独立使用時は4Ω)。再生周波数帯域は110Hz~23kHz。ショートワイヤーやスピーカーケーブルなどを同梱する。
アンプ部の入力端子はアナログ音声×1、光デジタル音声×3を装備。サブウーファプリアウトも備え、低音の増強も可能。端子部にはカバーも装備している。電源はACアダプタを使用。リモコンも付属する。消費電力は17W(待機時0.7W)。
(2009年 10月 14日)
[AV Watch編集部 山崎健太郎]