パナソニック、液晶TV「VIERA」ベーシックな5モデル

-32型で実売10万円など。X2とC2シリーズ


X2シリーズ

2月5日より順次発売

標準価格:オープンプライス

 パナソニックは、液晶テレビ「VIERA」のベーシックモデル「X2」シリーズと、「C2」シリーズの新モデルを2月5日より順次発売する。「X2」は32型と26型、「C2」は32型と22型と19型をラインナップ。いずれもパネル解像度は1,366×768ドット。価格は全てオープンプライス。店頭予想価格は下表の通り。

 サイズ型番パネルチューナカラー発売日店頭予想価格
X232型TH-L32X21,366×768ドット
新IPSαパネル
地上/BS/110度CSデジタル×1
地上アナログ×1
カーボンブラック(K)
スノーホワイト(W)
2月5日10万円前後
26型TH-L26X21,366×768ドット
新IPSパネル
2月26日9万円前後
C232型TH-L32C21,366×768ドット
新IPSαパネル
チタンブラック2月5日9万円前後
22型TH-L22C21,366×768ドット
新IPSパネル
地上デジタル×1
地上アナログ×1
チタンブラック(K)
パールピンク(P)
クリアシルバー(S)
2月26日7万円前後
19型TH-L19C21,366×768ドット
新IPSパネル
2月26日6万円前後

 X2シリーズは、省エネ設計のベーシックモデルながら、アクトビラ ビデオ・フルやビエラリンクにも対応したモデル。32型は新IPSαパネルを採用し、U字蛍光管をバックライトに採用。26型は新IPSパネルで、LEDのエッジライトを使って省電力を実現している。

 C2シリーズは32型が新IPSαパネルを採用し、それ以下のサイズは新IPSパネル。アクトビラ ビデオ・フルに対応し、22型と19型は3色のカラーバリエーションを用意。デジタルチューナは32型が地上/BS/110度CSデジタルの3波で、22型と19型は地デジチューナのみとなる。


■ X2シリーズ

 上下左右178度の視野角を持つ新IPSパネルを採用(32型は新IPSαパネル)。1フィールドごとに検出した映像シーンの特徴に応じて、バックライトの明るさを制御する「WコントラストAI」を使い、2万:1相当のコントラスト比を実現。暗いシーンでの光量低減により、省電力にも寄与している。

 さらに、映像メニューに「オート」を追加。視聴環境をセンサーで検知し、前述のAI機能と連動させることで、環境に合わせた画質に調整。2-3プルダウンの映画ソースを自動で検知し、適したモードで表示する事もできる。

 32型は、IPSαの高い開口率をさらに向上させると同時に、液晶セル構造の改良、新開発のカラーフィルタも採用。バックライトの蛍光管を直管14灯から高効率のU字管4灯にすることで業界ナンバーワンという省電力を実現。同社X1シリーズと比べ、年間消費電力量を約45%削減した。26型はIPS液晶にLEDエッジライトのバックライトを組み合わせることで、年間消費電力量を従来比約40%削減している。詳細な数値は下表の通り。

 ユーザーの視聴環境や使用環境に応じて省エネを行なう、エコナビ機能も用意。周囲の明るさを検知して輝度などの調整を行なうほか、映像や信号が無い状態が10分続くと電源をOFFにする機能も用意。

 ビエラリンクを用いて、テレビ放送を視聴している際に、HDMI接続したBDレコーダ「DIGA」や、対応シアターシステムの電源をOFFにする事や、テレビがOFFの際にDIGAの待機電力モードを最小に抑える機能も使用できる。

 EPGのGガイドは1カ月先まで表示可能。最大7時間分の番組表が一覧表示でき、番組ジャンル別の色分け表も可能。ビエラリンクを用いて、DIGAにテレビから予約録画したり、サラウンドシステムのサラウンドモードを視聴番組に適したモードに自動設定する事も可能。ドアホンとの連動や、センサーカメラの接続にも対応する。

 インターネット接続も可能で、「アクトビラ ビデオ・フル」の視聴にも対応。SDメモリーカードスロットも備え、SDハイビジョンムービーやデジタルカメラで撮影した、HD動画や静止画を手軽に表示できる。

品番TH-L32X2TH-L26X2
サイズ32型26型
カラー-K(カーボンブラック)
-W(スノーホワイト)
質量スタンドあり(なし)約11kg(約9.5kg)約8.5kg(約7kg)
外形
寸法
スタンドあり
(幅×奥行×高さ)
77.9×21.7×54.2cm66.4×21.7×47.3cm
スタンドなし
(幅×奥行×高さ)
77.9×8.5×50.3cm66.4×7.4×43.1cm
消費電力
(待機時消費電力)
66W
(約0.1W)
58W
(約0.3W)
年間消費電力量40kWh/年43kWh/年
パネル解像度1,366×768ドット
スピーカー4.2×16cm
×2個
4.2×12cm
×2個
最大音声出力計20W計10W
チューナ地上アナログ×1
地上/BS/110度CSデジタル×1
入出力端子HDMI入力×3、D4入力×1
コンポジット入力×3、S映像入力×1
アナログRGB(ミニD-Sub 15ピン)×1
アナログ音声入力×5

モニター出力×1
アナログ音声出力×1
光デジタル音声出力×1
イヤフォン出力×1
Ethernet×1
HDMI入力×2、D4入力×1
コンポジット入力×3、S映像入力×1
アナログRGB(ミニD-Sub 15ピン)×1
アナログ音声入力×5

モニター出力×1
アナログ音声出力×1
光デジタル音声出力×1
イヤフォン出力×1
Ethernet×1


■ C2シリーズ

C2シリーズ
 視野角はいずれも上下左右178度。32型は半光沢使用の32型は新IPSαパネルを、それ以下のモデルは新IPSパネルを搭載している。シーンに応じてバックライトの輝度を調整する「コントラストAI」も装備。映像モードの「オート」や、「エコナビ」機能も備えている。

 デジタルチューナは32型が地上/BS/110度CSデジタルの3波で、22型と19型は地デジチューナのみ。地上アナログチューナは全モデルに搭載している。そのほかの主な機能はX2シリーズとほぼ同じ。


品番TH-L32C2TH-L22C2TH-L19C2
サイズ32型22型19型
カラーチタンブラック-K(チタンブラック)
-P(パールピンク)
-S(クリアシルバー)
質量スタンドあり
(なし)
約11kg
(約9.5kg)
約5.5kg
(約5kg)
約4.5kg
(約4kg)
外形
寸法
スタンドあり
(幅×奥行×高さ)
77.7×21.7×54.1cm55.7×19.2×40.1cm48.8×18×35.9cm
スタンドなし
(幅×奥行×高さ)
77.7×8.8×50.1cm55.7×6.9×36.3cm48.8×6.9×32.1cm
消費電力
(待機時消費電力)
90W
(約0.1W)
45W
(約0.3W)
42W
(約0.3W)
年間消費電力量59kWh/年39kWh/年38kWh/年
画素数1,366×768ドット
スピーカー4.2×16cm
×2個
3.5×10cm
×2個
最大音声出力計20W計10W
チューナ地上アナログ
地上/BS/110度CSデジタル
地上アナログ
地上デジタル
入出力端子HDMI入力×2、D4入力×1
コンポジット入力×2、S映像入力×1
アナログ音声入力×3

イヤフォン×1
Ethernet×1
HDMI入力×1、D4入力×1
コンポジット入力×2、S映像入力×1
アナログ音声入力×3

イヤフォン×1
Ethernet×1



(2010年 1月 8日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]